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レスラー列伝 浜口京子

「レスリングが朝刊スポーツ4紙の1面を奪取した日!」

文=樋口郁夫(日本レスリング協会広報委員)

 オリンピックを除き、レスリング選手が朝刊スポーツ紙の1面を飾った最初の出来事は、1997年の浜口京子の世界選手権初優勝だった。親子のトレードマークともなった肩車の秘話とともに裏話を公開。


(本文より)

 選手の活躍が新聞の1面を飾ることは、その競技のステータスのひとつと言っていい。それがすべてではないが、世間から注目され、多くの人から賞賛されることで、その価値は2倍、3 倍となる。

 レスリングはオリンピックで金メダルを量産してきたものの、人気という点では劣っており、長い間、その“栄誉”を手にすることはなかった(もっとも1980 年頃までは、アマチュアスポーツが1面を飾ること自体、ほとんどなかったが…)。

 最近でこそ吉田沙保里選手がらみでレスリングがスポーツ新聞の1面で扱われることも出てきたが、レスリングがスポーツ新聞の1面を飾ったのは、1988 年ソウル・オリンピックで宮原厚次選手が金メダルを逃した時のスポーツ報知が最初だったように記憶する。

 では、オリンピック以外でレスリングがスポーツ新聞の1面を飾った最初の出来事は? これは、1997年世界女子選手権(フランス・クレルモンフェラン)で浜口京子選手が優勝した時だ。世界V5をしていた中国選手を破っての優勝。それだけなら、ちょっとした話題で終わっていたかもしれないが、父・アニマル浜口さんが優勝後にマット上でまな娘を肩車。その写真をAP電が全世界に配信したことで、日本の朝刊スポーツ新聞4 紙(日刊スポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツデイリースポーツ)が1面に使って大きく報じた。

 7月でプロ野球の巨人戦があったにもかかわらずである。当時はまだスポーツ紙もテレビも巨人戦でもっていた時代だった。その巨人戦をさしおいての“1面奪取”。メジャースポーツへの道を歩み始めた!

 

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