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世界チャンピオン/女子(20)…西牧未央

 

西牧未央(にしまき・みお)…2009年世界選手権で初の世界一へ

【生年月日、出身】1987年7月15日、大阪府出身

【身長】160cm

【所属】大阪・吹田市民教室~大阪・関大一中~愛知・至学館高~中京女大~至学館大大学院

【コーチ】押立吉男、栄和人

【レスリング歴】1993~2013年

【全日本選手権成績】2003年=2位、04年=3位、05年=3位、06年=優勝(以上59kg級)、07年=優勝(67kg級)、08年=優勝、09年=優勝、12年=二回戦敗退(以上63kg級)

【オリンピック・世界選手権成績 】2005年=優勝(ジュニア63kg級)、06年=優勝(ジュニア63kg級)、08年=優勝、09年=優勝(63kg級)

《全成績一覧》

  少年少女レスリングの名門、大阪・吹田市民教室時代から全国に名をとどろかせ、全国少年選手権7年連続優勝。中学時代は3年連続で全国大会二冠(全国中学生選手権・全国女子中学生選手権)を制した。ジャパンクイーンズカップの年代別部門ででも優勝を続けており、デビューした1993年から2003年全日本選手権決勝で岩間怜那に敗れるまでの約10年間、正式な試合では負けなしの白星街道を記録した。

 ジャパンクイーンズカップは2004年にシニアの59kg級でも優勝。翌2005年は「クリッパン女子国際大会」(スウェーデン)で2年前の世界3位の選手を破って優勝するなど、シニアの世界でも頭角を表し、同年のアジア・ジュニア選手権と世界ジュニア選手権(ともに63kg級)でも優勝した。

 2006年もJOC杯ジュニア選手権63kg級で勝ち、世界ジュニア選手権で2連覇を達成。世界学生選手権63kg級でも勝ったほか、この間に行われたワールドカップ59kg級で日本代表となり、初めてシニアの全日本チーム入りを果たした。その後、全日本選手権59kg級で優勝し、初の全日本チャンピオンに輝いた。

 2007年3月のワールドカップ63kg級で中国選手に敗れ、国際大会の無敗記録がストップ。2007年のジャパンビバレッジクイーンズカップは負傷で棄権し、プレーオフで世界選手権出場をかけたが、正田絢子に敗れて日本代表を逃した。

 2007年12月の全日本選手権は67kg級で優勝。2008年全日本女子選手権でも勝ち、同年の63kg級世界選手権代表へ。初出場初優勝を決めた。2009年も世界チャンピオンへ。しかし、同年の全日本選手権では復帰した伊調馨に敗れて2位。

 2010年は世界選手権の代表を伊調に奪われ、アジア大会出場のチャンスをもらったが、不振。筋肉が低下するバセドー病だったことが判明し、いったんはマットを下りた。2012年全日本選手権に復帰参戦したが、その後、引退した。


 

2023年世界選手権/激戦の跡
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