女子 五輪・世界チャンピオン詳細

五輪/世界チャンピオン

清水 美弥子(しみず・みやこ)

 1989年に吉村祥子とともに日本人で初めての世界チャンピオンに輝いた(時間的には、清水の試合が先にあったので、清水が第1号)。初期の日本女子レスリングは女子プロレスの練習生が多かったが、その中で力を発揮し、世界一に輝いた。  
生年月日、出身 1969年8月18日生まれ、東京都出身。
所 属 東京・代々木クラブ
コーチ 大島和子、鈴木光、村本健二、木名瀬重夫
スポーツ歴 東京・代々木クラブ
レスリング歴 3年(1987年~89年)
全日本女子選手権成績 87年=優勝(75kg級)、88年=2位(70kg級)、89年=2位(75kg級)
世界女子選手権成績 87年=2位、89年=優勝(以上75kg級)
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吉村祥子(よしむら・しょうこ)

1989年、清水美弥子とともに日本の女子レスラーで初めて世界一に輝いた。以後、最軽量の44kg級で日本一を続け、世界選手権には5度優勝(他に銀メダル1、銅メダル3)。浦野弥生に続いてメダリスト・ランキングの2位になている。87年に始まった世界女子選手権の出場を、第1回から96年の第9回大会まですべて出場したのは世界で吉村ただ1人。そのすべてにメダルを獲得しており、世界を代表するレスラーと言えるだろう。

 96年秋に傷めていた左ひざを手術し、しばらく戦列を離れたが、97年夏にカムバックし、アジアのチャンピオンへ。98年は日本一を逃したが2位に食い込み、衰えぬ実力を見せた。99年も世界選手権への出場し、10度出場の表彰を受けた。その後も01年の全日本女子選手権で優勝。情熱を燃やしている。

 2002年はジャパンクイーンズカップ、全日本女子選手権ともに2位。2003年は3月の中国遠征で負傷して戦列を離れ、結局、アテネ五輪には届かずに2004年11月、現役を引退した。  

生年月日、出身 1968年10月14日生まれ、神奈川県出身
身長 153cm
所 属 東京・代々木クラブ(成城大~スポーツ東急~TBC東京ビューティセンター)
コーチ 鈴木光、村本健二、木名瀬重夫、金浜良
スポーツ歴 水球
レスリング歴 25年(1986年~)
全日本女子選手権成績 87年=2位、88年=2位、89年=優勝、90年=優勝、91年=計量棄権、92年=優勝、93年=優勝、94年=優勝、95年=優勝、96年=優勝(以上44kg級)、98年=2位、01年=優勝(以上46kg級)、02年=2位、03年=ベスト8
世界女子選手権成績 87年=3位、89年=優勝、90年=優勝、91年=3位、92年=2位、93年=優勝、94年=優勝、95年=優勝、96年=3位(以上44kg級)、99年=4位(46kg級)
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岩間 利香(いわま・りか)

女子レスリング黎明(初め)期の重量級を支えた。87年の第1回全日本女子選手権から90年まで4年連続優勝。特に90年は、70kg級で4試合すべにフォール勝ちする強さで最優秀選手に輝くなど第一人者の実力を確立し、世界選手権でも世界一に輝いた。

 91年には、75kg級から階級ダウンした浦野弥生と世界チャンピオン同士の対戦に敗れ、地元の世界選手権を逃した。これを機にマットを去ることになったが、地元・世界選手権へ向けてのチームの盛り上がりに貢献した功績は高く評価される。。  

生年月日、出身 1970年3月14日生まれ、神奈川県出身
身長 170cm
所 属 東京・代々木クラブ(ユナイテッドスティール勤務)
コーチ 鈴木光、村本健二、木名瀬重夫
スポーツ歴 水泳、新体操
レスリング歴 5年(1987年~91年)
全日本女子選手権成績 87年=優勝(70kg級)、88年=優勝(65kg級)、89年=優勝、90年=優勝、91年=2位(以上70kg級)
世界女子選手権成績 87年=2位、89年=3位、90年=優勝(以上70kg級)
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浦野 弥生(うらの・やよい)

90年から96年までで世界選手権の金メダルを6個獲得(他に銀メダル1)。世界女子レスリングのメダリスト・ランキングのトップ。柔道で鍛えた格闘技の力をレスリングへ見事に変換。

 92年に世界一を転落したものの、その後はいっそう安定した力をつけ、96年まで4年連続優勝を続けた。96年の大会では、負けるムードなど微塵も感じられない強さを見せた。

 97年初めに勤務先の京樽が倒産。これを機にカナダへ留学したが、練習環境が悪くなり、97年世界選手権は4位と初めてメダルに見放された。98年は、傷めていたひざを手術しなければならなくなり、引退も予想されたが、11月にカナダで行われたクランスマン国際大会で優勝し、実力を見せた。  

生年月日、出身 1969年3月30日生まれ、神奈川県出身
身長 169cm
所 属 東京・朝日住建日体クラブ~京樽~フリー
コーチ 山本郁栄、栄和人
スポーツ歴 柔道
レスリング歴 12年(1988~99年)
全日本女子選手権成績 88年=優勝、89年=2位(以上70kg級)、90年=2位(75kg級)、91年=優勝、92年=優勝、93年=優勝(以上70kg級)、94年=優勝、95年=優勝、96年=優勝(以上65kg級)、97年=優勝(68kg級)
世界女子選手権成績 90年=優勝(75kg級)、91年=優勝、92年=2位、93年=優勝(以上70kg級)、94年=優勝、95年=優勝、96年=優勝(以上65kg級)、97年=4位(68kg級)
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飯島 晶子(いいじま・あきこ)

 91年の地元開催の世界選手権。47kg級の山本美憂以外の日本選手が次々と敗れていく中、前年の世界チャンピオンとしての実力を 100パーセント以上発揮して金メダルを獲得。ムードを変え、日本の金メダル3個獲得へとつなげた。翌年、57kg級への階級ダウンが失敗するなどし、世界一は90年と91年の2度だけに終わったが(他に銀メダル1、銅メダル1)、日本女子レスリングの成長期を支えた1人だ。

 96年に全日本女子選手権10回連続出場の記録を残してマットを去り、翌年結婚。98年には全日本社会人選手権に出場。その後、少年少女クラブの指導者として活躍している。  

生年月日、出身 1967年10月1日生まれ、神奈川県出身
身長 165cm
所 属 東京・朝日住建日体クラブ~京樽~東京・東京周栄クラブ
コーチ 木口宣昭、山本郁栄、栄和人
スポーツ歴 柔道、プロレス
レスリング歴 12年(1986年~96年、98年)
全日本女子選手権成績 87年=優勝(65kg級)、88年=2位、89年=優勝、90年=優勝、91年=優勝(65kg級)、92年=3位(57kg級)、93年=優勝(65kg級)、94年=3位、95年=2位、96年=2位(以上61kg級)
世界女子選手権成績 87年=2位(61kg級)、89年=3位、90年=優勝、91年=優勝、93年=6位(以上65kg級)
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山本 美憂(やまもと・みゆう)

 父・郁栄氏がミュンヘン五輪代表選手だったこともあり、13歳で第1回全日本女子選手権の優勝を果たしたデビュー当時からマスコミの脚光を浴びた。世界選手権は年齢制限のため90年大会までは出場できなかったが、しっかりと実力を養成し、91年の東京開催の世界選手権で見事に優勝。周囲の期待に応えた。

 その後、米国留学、タレント活動などへも挑戦。レスリング活動をしばらく離れた時期もあったが、94年に日本一にカムバックし、世界選手権でも優勝。95年も世界一に輝くと、いったん引退。カムバックを期待する周囲の声に呼応するかのようにマットへ戻った。98年全日本女子選手権は3位に終わったが、プレーオフで日本代表の座を勝ち取り、3年ぶりに世界選手権へ出場し、銀メダルを獲得した。翌99年にはアジア選手権と全日本女子選手権に勝って実力を見せたが、その後、マットから離れた。

 しかし女子のアテネ五輪採用が決定し、02年秋に再びマットへ。同年全日本女子選手権に出場し5位。03年はデーブ・シュルツ国際大会で2位入賞。「ジャパンクイーンズカップ」でも2位になったが、世界選手権代表は逃す。同年10月の女子ワールドカップに日本代表として出場した。

 2004年2月、アテネ五輪代表を逃したことで引退。2011年にロンドン五輪を目指して再度マットに戻ったが、悲願はならなかった。 その後も在住のカナダで地元や米国の試合に出場している。 

生年月日、出身 1974年8月4日生まれ、神奈川県出身
身長 155cm
所 属 東京・朝日住建日体クラブ~東京・日体パンサーズ
コーチ 木口宣昭、山本郁栄
スポーツ歴 フィギュアスケート
レスリング歴 1986年~95年、98年~99年、02年~03年、11年~
全日本女子選手権成績 87年=優勝、88年=優勝(以上44kg級)、89年=優勝、90年=優勝、91年=優勝(以上47kg級)、94年=優勝(50kg級)、95年=優勝(47kg級)、98年=3位、99年=優勝(46kg級)、02年=5位(48kg級)、03年=3位、11年=二回戦敗退(以上48kg級)
世界女子選手権成績 91年=優勝(47kg級)、94年=優勝(50kg級)、95年=優勝(47kg級)、98年=2位(46kg級)
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坂本 涼子(さかもと・りょうこ)

 少年少女レスリングの名門、吹田市民教室で基礎を学び、87年の第1回全日本女子選手権および第1回全日本女子オープントーナメントで優勝。その後90年まで両大会優勝を続けた。この間の世界選手権は87年5位、89年2位、90年3位と、あと一歩が足りなかった。

 91年にひざの手術で戦列を離れたが、翌年カムバック。57kg級へ落としてきた65kg級の世界チャンピオン飯島晶子との戦いに勝って再び世界選手権へ出場し、優勝した。その後、ソウル五輪代表だった栄和人選手と結婚。出産を経て95年秋に再びマットに戻り、96年はアジア・チャンピオンに輝いたが、世界選手権は3位に終わった。

 すでに中京女大の指導者の道を歩んでいるが、若き日のライバルだったグドルン・ホイエ(ノルウェー)が98年に現役復帰し世界チャンピオンに返り咲いたことに刺激され、99年は再び世界一を目指すという声もあったが、同年3月のジャパンクイーンズカップで引退。

生年月日、出身 1970年4月24日生まれ、兵庫県出身
身長 163cm
所 属 大阪・吹田市民教室~中京女大~東京・京樽クラブ~中京女大助手
コーチ 押立吉男、堀川哲男、杉山三郎、栄和人
スポーツ歴 バレーボール
レスリング歴 11年(1987年~93年、96年~99年)
全日本女子選手権成績 87年=優勝、88年=優勝、89年=優勝、90年=優勝、91年=優勝、92年=優勝、93年=優勝、95年=2位、96年=優勝
世界女子選手権成績 87年=5位、89年=2位、90年=3位、92年=優勝、96年=3位
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足立 美穂(あだち・みほ)

 小学生の頃からレスリングと柔道を経験。柔道では田村亮子と戦ったこともある。レスリングでは中学2年の時の第3回全日本女子オープントーナメント44kg級で、前年の世界チャンピオンの吉村祥子を破って優勝の殊勲をあげている。91年から1階級アップし、山本美憂にも善戦。92年に全日本チャンピオンに輝き、世界女子選手権は銅メダルに終わるも前年44kg級チャンピオンの鐘秀娥(中国)を破る実力を見せた。

 93年は全日本チャンピオンを逃したが、世界ジュニア選手権で優勝。翌年全日本チャンピオンに返り咲き、世界一に輝いた。その後、96年と97年に世界選手権出場を機会を得たが、ともに銅メダルに終わった。東洋大卒業後、一時マットを離れ、01年に復帰してから正式に引退した。  

生年月日、出身 1975年8月8日生まれ、愛知県出身
身長 150cm
所 属 岐阜・羽島市連盟~東洋大~新座市役所
コーチ 芝誠、木村清人
スポーツ歴 柔道
レスリング歴 10年(1988年~97年、99年~)
全日本女子選手権成績 89年=2位、90年=2位(以上44kg級)、91年=2位、92年=優勝、93年=2位、94年=優勝、95年=2位、96年=優勝(以上47kg級)、97年=優勝(51kg級)
世界女子選手権成績 92年=3位(47kg級)、93年=ジュニア優勝(48kg級)、94年=優勝、96年=3位(以上47kg級)、97年=3位(51kg級)
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川崎 明美(かわさき・あけみ)

 レスリングを始めたのは比較的遅く、25歳を超えてからだった。努力で年下の先輩選手を追い抜き、91年に初めて57kg級で全日本チャンピオンへ輝いた。しかし世界選手権では1勝もできずにその壁を思い知る結果となった。

 その後、階級を下げて本領を発揮。92年、93年と世界選手権銀メダルを続けてあと一歩と迫り、迎えた94年大会。決勝で米国のシャノン・ウイリアムスに対して劣勢だったが、終盤に粘って逆転勝ち。やっと悲願を達成した。31歳での世界チャンピオンは、98年にパトリシア・サンダース(米国)に更新されるまで最年長記録だった。  

生年月日、出身 1962年11月5日生まれ、鹿児島県出身
身長 155cm
所 属 自衛隊
コーチ 江藤正基、宮原厚次
スポーツ歴  
レスリング歴 7年(1989年~96年)
全日本女子選手権成績 89年=初戦敗退、90年=2位(以上57kg級)、91年=優勝、92年=優勝、93年=優勝、94年=優勝、96年=2位(以上53kg級)
世界女子選手権成績 91年=8位(57kg級)、92年=2位、93年=2位、94年=優勝(以上53kg級)
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船越 光子(ふなこし・みつこ)

 少年少女レスリングの出身で、浜口京子が出現し力をつけるまで75kg級で力を示してきた。90年に全日本選手権で優勝。91年に年齢制限が解禁されて世界選手権へ初出場して位。翌91年の世界大会では銀メダルを取った。

 その後、腰痛を患ったが94年にカムバックし、全日本チャンピオンへ復帰。その勢いで世界選手権でも優勝した。95年にも世界選手権で2位となったが、持病の腰痛のためなどで、この年限りで現役を引退。日本選手が弱いとされている重量級に道を作った功績は大きかった。  

生年月日、出身 1974年4月19日生まれ、栃木県出身
身長 167cm
所 属 壬生・壬生ちびっこ教室~壬生・壬生高~東京・代々木クラブ(ユニマットコーポレーション勤務)
コーチ 疋田周二、川村昌司、鈴木光、村本健二、木名瀬重夫
スポーツ歴 水泳
レスリング歴 11年(1985年~95年)
全日本女子選手権成績 88年=2位、89年=2位(以上+75kg級)、90年=優勝、91年=優勝、92年=優勝、93年=2位、94年=優勝、95年=優勝(以上75kg級)
世界女子選手権成績 91年=4位、92年=2位、94年=優勝、95年=2位(以上75kg級)
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宮崎 未樹子(みやざき・みきこ)

 柔道で全日本3位の実績を持ち、バルセロナオリンピック出場を目指した。浦野弥生の柔道時代の先輩。引退したあとも格闘技への情熱が冷めず、ひょんなことでレスリングと出会い、打ち込むことになった。柔道で鍛えた格闘技の実力はレスリングでも生かされ、93年は本来より2階級上の75kg級で世界選手権への出場のチャンスをもらい、銀メダルを獲得して力を見せた。

 94年は70kg級で世界選手権3位。95年から61kg級まで絞って世界一を目指し、翌96年に悲願の世界一に輝いた。98年には全日本チャンピオンから転落。これを機に現役を引退した。  

生年月日、出身 1967年8 月10日生まれ、青森県出身。
身長 164cm
所 属 東京・京樽クラブ~東京・東京周栄クラブ(住友海上火災保険勤務)
コーチ 栄和人、吉本収
スポーツ歴 柔道
レスリング歴 6年(1993年~98年)
全日本女子選手権成績 93年=3位(61kg級)、94年=優勝(70kg級)、95年=優勝、96年=優勝(以上61kg級)、97年=優勝、98年=3位(以上62kg級)
世界女子選手権成績 93年=2位(75kg級)、94年=3位(70kg級)、95年=9位、96年=優勝(以上61kg級)、97年=7位(62kg級)
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浜口 京子(はまぐち・きょうこ)

 95年に、それまで女子レスリングを支えてきた山本美憂が引退したあと、世間の女子レスリングに対する注目度が下がったのは事実だ。浜口京子の出現は、それを再び盛り上げてくれた。97年世界女子選手権75kg級で、世界V5の無敵の女王・劉東風(中国)をフォールで下すなどして優勝。父である元プロレスラーのアニマル浜口さんが肩車して喜びを表したシーンは、スポーツ新聞5紙の表紙を飾り、一般新聞も写真入りで大きく報じた。

 

 親子の断絶が珍しくない現在社会において、父と娘のがんばりで取った世界一に、世間の賞賛は続き、帰国後も、一躍マスコミの寵児となった。浜口は決して有頂天になることなく精進を続け、98年にも世界女子選手権(ポーランド)で優勝。国際レスリング連盟(FILA)が制定する1998年最優秀選手に、日本人として初めて輝く栄誉も受賞。押しも押されもせぬ世界女子レスリング界のエースに君臨した。

 その後、99年も3度目の世界一に輝いたが、00年は68kg級の強豪だったクリスチン・ノードハゲン(カナダ)に敗れて3位。01年は東アジア大会とワールドカップで優勝と好調だったが、世界選手権は4位に終わった。しかし02年、女子が採用されたアジア大会、ワールドカップ、世界選手権で優勝。年間の三冠を制し復活。全日本選手権でも7年連続7度目の優勝を遂げた。

 2003年は、世界選手権に9年連続の出場を果たし、2年連続5度目の優勝を達成した。しかし直後のワールドカップでは、2敗を喫し3位へ。同年の全日本選手権では女子単独1位となる8度目の優勝を達成した。

 2004年はジャパンクイーンズカップで勝ってアテネ五輪の代表へ。アジア選手権で優勝したあと、アテネ五輪で銅メダルを獲得。その後のワールドカップで優勝。2005年はワールドカップで勝ち、世界選手権では史上初の10大会連続出場を達成。決勝で敗れて銀メダルに終わった。しかし、12月の天皇杯全日本選手権で10年連続10度目の優勝を達成し、天皇杯を受賞した。

 2006年はアジア選手権で優勝。ワールドカップは決勝で苦杯を喫して個人優勝を逃し、世界選手権、アジア大会もともに銀メダルに終わった。07年1月に行われた2006年度全日本選手権では優勝。2007年はアジア選手権でアテネ五輪で苦杯を喫した王旭(中国)にリベンジして優勝したが、世界選手権は9位に終わった。しかし全日本選手権は12連覇を達成。

 2008年のアジア選手権で5度目の優勝を達成。北京五輪では前大会に続いて銅メダルを獲得。続いて行われた世界女子選手権でも銅メダルを取った。休養を経て、2009年全日本選手権で2年ぶりの優勝を達成。2010年は世界選手権、アジア大会ともに銅メダル。全日本選手権で、男女を合わせて最多タイとなる14度目の優勝遂げた。

 2011年も世界選手権に出場したが、13位に終わり、ロンドン五輪の出場権を取れなかった。同年の全日本選手権で15度目の優勝を遂げ、2012年4月の五輪アジア予選で2位に入って3度目の五輪出場を決めた。ロンドン五輪は初戦で敗れ11位だった。

 その後も選手生活を続け、2013年全日本選手権で優勝。翌14年のワールドカップとロシア代表を破るなど衰えぬ力を発揮。4大会連続で選ばれたアジア大会は5位だった。

(以上、2014年12月現在)  

生年月日、出身 1978年1月11日生まれ、東京都出身
身長 170cm
所 属 東京・代々木クラブ~東京・東京周栄クラブ~浜口ジム~ジャパンビバレッジ
コーチ 鈴木光、村本健二、木名瀬重夫、栄和人、浜口平吾、赤石光生
スポーツ歴 水泳、ボディビル、空手
レスリング歴 1993年~
全日本選手権成績 93年=4位(61kg級)、94年=2位(65kg級)、95年=初戦敗退、96年=優勝(以上70kg級)、97年=優勝、98年=優勝、99年=優勝、00年=優勝、01年=優勝(以上75kg級)、02年=優勝、03年=優勝、04年=優勝、05年=優勝、06年=優勝、07年=優勝、09年=優勝、10年=優勝、11年=優勝、13年=優勝(以上72kg級)
五輪・世界選手権成績 95年=13位、96年=7位(以上70kg級)、97年=優勝、98年=優勝、99年=優勝、00年=3位、01年=4位(以上75kg級)、02年=優勝、03年=優勝、04年アテネ五輪=3位、05年=2位、06年=2位、07年=9位、08年北京五輪=3位、08年=3位、10年=3位、11年=13位、12年ロンドン五輪=11位(以上72kg級)
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篠村 敦子(しのむら・あつこ)

 中学時代までスポーツを何もやっていなかったが、京都・網野高でレスリングに出会い打ち込んだ。1995年の全国女子高校大会52kg級で優勝して頭角を表し、96年は全日本女子選手権50kg級3位、全日本女子オープン50kg級2位と力をつけた。97年も全日本の二大大会51kg級で2位に入るなど力を伸ばし、98年初めて全日本チャンピオンへ。同時に世界女子ジュニア選手権への出場権も獲得。昇り調子で、その二大会を制する殊勲を挙げた。

 19歳の世界チャンピオンは日本で4人目。しかし、この年の二大大会優勝を最後に、世界一から遠のき、2000年に引退した。

生年月日、出身 1979年3月15日、京都府出身
身長 160cm
所 属 京都・網野高~福岡大
コーチ 三村和人、田中忠道
スポーツ歴  
レスリング歴 7年(1994年~00年)
全日本女子選手権成績 1995年=初戦敗退、96年=3位(以上50kg級)、97年=2位、98年=優勝、99年=4位(以上51kg級)
世界女子選手権成績 1998年=ジュニア優勝(50kg級)、98年=優勝(51kg級)
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山本 聖子(やまもと・せいこ)

 94年全日本女子選手権44kg級に13歳で3位に入賞。その後、同世代の大会で優勝を積み重ねるほか、96年シャウブ女子国際大会(フランス)カデット51kg級で優勝するなど国際舞台でも実績を残す。

 97年にアジア・チャンピオンへ。98年JOC杯ジュニア54kg級優勝。世界女子ジュニア選手権は6位と不振だったが、同年の全日本女子オープン51kg級を制して初めてシニアのタイトルを獲得。99年3月のジャパンクイーンズカップ99では世界チャンピオンの篠村敦子をフォールで下して優勝。同年、世界女子ジュニア選手権54kg級、世界女子選手権51kg級で優勝。さらに00年も世界女子ジュニア選手権54kg級と世界女子選手権56kg級の二大大会を制した。

 01年も東アジア大会と世界選手権で勝ち好調を維持したが、02年は吉田沙保里の急成長の前に日本代表の座を逃した。それでも世界学生選手権、ワールドカップで優勝した。

 03年は59kg級で世界選手権の代表となり、2年ぶり4度目の世界一へ。ワールドカップにも出場した。しかし2004年アテネ五輪は55kg級で吉田沙保里との激闘に敗れて逃した。その後、2006年アジア選手権59kg級で優勝するなどしたが、同年の世界選手権の出場を逃したことで現役を引退。

 しかし、北京五輪を観戦したことで現役復帰を決意。2009年ポーランド・オープン59kg級で優勝し、以後は63kg級へ。全日本女子オープン選手権で優勝したあと、全日本選手権で3位。2010年は全日本選抜選手権、全日本選手権ともに五輪V2の伊調馨に敗れて2位だった。2011年全日本選手権は3位に終わり、ロンドン・五輪の道は断たれた。

(以上、2011年12月現在)  

生年月日、出身 1980年8月22日、神奈川県出身
身長 165cm
所 属 東京・トキワ松学園高~日大~ジャパンビバレッジ~スポーツ・ビズ
コーチ 山本郁栄、富山英明、金浜良
スポーツ歴  
レスリング歴 19年(1989年~2006、2010~)
全日本女子選手権成績 1994年=3位(44kg級)、95年=、96年=4位(以上50kg級)、97年=2回戦敗退、98年=4位(以上51kg級)、99年=2位、00年=優勝、01年=優勝(以上56kg級)、04年=2位、05年=優勝(以上59kg級)、09年=3位、10年=2位、11年=3位(以上63kg級)
世界女子選手権成績 98年=ジュニア6位(54kg級)、99年=ジュニア優勝(54kg級)、99年=優勝(51kg級)、00年=優勝、01年=優勝(56kg級)、03年=優勝(59kg級)
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正田 絢子(しょうだ・あやこ)

 少年少女クラブの名門、吹田市民教室の出身。95・96年全国女子中学選手権で連続優勝。98年、JOC杯ジュニア58kg級で優勝するとともに、16歳で全日本女子選手権62kg級で優勝の殊勲を挙げた。

 プレーオフの結果、世界女子選手権は逃したが、世界女子ジュニア選手権58kg級3位、アジア女子国際トーナメント62kg級2位と国際大会を経験。99年3月のジャパンクイーンズカップ62kg級で優勝し、世界女子選手権でも優勝した。00年はアジア女子選手権と世界女子ジュニア選手権で優勝し、01年もアジア選手権で優勝した。

 その後、肩の手術に踏み切り、63kg級は伊調馨の躍進もあって世界選手権へは出場できず、アテネ五輪の代表権も逃したが、05年に59kg級へ階級ダウン。ジャパンクイーンズカップに勝ち、ワールドカップでも優勝。世界選手権代表決定プレーオフで勝って世界選手権代表へ。ユニバーシアードで勝ったあと、世界選手権で6年ぶりの優勝を果たした。

 05年の全日本選手権は2位に終わったが、06年のジャパンビバレッジクイーンズカップとプレーオフに勝って、2年連続で世界選手権の代表へ。その間にアジア選手権63kg級でも優勝し、世界選手権では2年連続優勝を達成した。

 07年、北京五輪を目指して正式に63kg級に戻し、同年1月に行われた2006年度全日本選手権は2位。2007年のジャパンビバレッジクイーンズカップでも2位となった。その後、59kg級のプレーオフに勝って世界選手権に出場したが3回戦敗退(7位)。全日本選手権は72kg級に挑んだが、2位に終わった。

 2008年の東京・世界女子選手権で4度目の優勝を達成。その後も2010年に日本代表となって世界選手権へ出場し、銅メダルを獲得した。その後、第一戦は退いたが、全日本社会人選手権などは出場を続けており、海外の大会にも出ている。

(2014年12月現在)  

生年月日、出身 1981年11月3日、大阪府出身
身長 163cm
所 属 京都・網野高~東洋大~ジャパンビバレッジ~網野ク~京都・網野高教
コーチ 押立吉男、三村和人、吉岡治、金浜良
スポーツ歴  
レスリング歴 21年(1989年~)
全日本女子選手権成績 98年=優勝、99年=2位、00年=2位(以上62kg級)、02年=2位、03年=2位、04年=2位(以上63kg級)、05年=2位(59kg級)、06年=2位(63kg級)、07年=2位(72kg級)、09年=優勝、10年=3位
世界選手権成績 98年=3位(ジュニア58kg級)、99年=優勝(ジュニア63kg級)、99年=優勝(62kg級)、00年=優勝(ジュニア63kg級)、05年=優勝、06年=優勝、07年=7位、08年=優勝(以上59kg級)、10年=3位
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小原(坂本) 日登美(おばら=さかもと=ひとみ)

 青森・八戸キッズでレスリングに取り組む。ずば抜けた成績ではなかったが、コンスタントにいい成績を残し、青森・八戸工大一高を卒業して中京女大へ進学。この頃から頭角を現し、99年全日本選手権でほぼノーマークの存在から優勝。2000年もジャパンクイーンズカップで勝つなど強さを確立し、アジア女子選手権、世界女子選手権で優勝。国際レスリング連盟(FILA)の女子ベストレスラーに選ばれる。

 01年も国内大会で圧勝し、東アジア大会で快勝した。ワールドカップ、世界選手権でも勝った。このあとヒザの手術に踏み切り、02年の前半は戦線を離れた。

 03年に復活し、ジャパンクイーンズカップで優勝したものの、51kg級がアテネ五輪で採用されないこともあり、その後マットを離れた。しかし04年に再度カムバック。10月のワールドカップで勝ち、全日本選手権で優勝。05年はジャパンクイーンズカップで2位に終わったものの、5月のアジア選手権で優勝。世界選手権代表決定プレーオフで勝ち、4年ぶりに世界選手権出場を果たし、3度目の世界一に輝いた。

 05年全日本選手権、06年ジャパンビバレッジクイーンズカップででも勝ち、同年の世界選手権では2年連続4度目の優勝を達成した。その後、北京五輪を目指して55kg級へアップ。07年1月に行われた2006年度全日本選手権では2位に終わった。

 2007年は55kg級で国内予選を突破できず。その後、51kg級に戻し、世界選手権で5度目の優勝を飾り、全日本選手権も同級でチャンピオンに返り咲いた。2008年に東京で行われた世界女子選手権で6度目の優勝を飾り、現役を引退した。

 しかし2010年、48kg級でロンドン五輪を目指すべく現役復帰。同年の世界選手権で優勝し、アジア大会で銅メダルを獲得した。2011年にも世界選手権で勝ち、2012年ロンドン・オリンピックで悲願の金メダルを獲得して選手生活を終えた。

(以上、2012年8月現在)  

生年月日、出身 1981年1月4日、青森県出身
身長 155cm
所 属 青森・八戸工大一高~中京女大~自衛隊
コーチ 勝村靖夫、杉山三郎、栄和人、藤川健治
スポーツ歴  
レスリング歴 1989年~
全日本女子選手権成績 99年=優勝、00年=優勝(以上51kg級)、02年=2位(55kg級)、04年=優勝、05年=優勝(以上51kg級)、06年=2位(55kg級)、07年=優勝(51kg級)、10年=優勝、11年=優勝(48kg級)
五輪・世界選手権成績 00年=優勝、01年=優勝、05年=優勝、06年=優勝、07年=優勝、08年=優勝(以上51kg級)、10年=優勝、11年=優勝、12年ロンドン五輪=優勝(48kg級)
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吉田 沙保里(よしだ・さおり)

 1973年フリースタイル57kg級全日本王者だった父・吉田栄勝さんの指導のもと、幼少の頃からレスリングに取り組み、少年少女レスリングでは男子の間に入っても負け知らず。中学へ進んだあともJOC杯、全国中学生選手権など同世代の大会では白星街道を突っ走る。世界カデット(当時15~16歳)選手権で98年(53kg級)、99年(56kg級)連覇のあと、世界女子ジュニア選手権58kg級で00年、01年と優勝を続けた。

 02年は「ジャパンクイーンズカップ」で世界V3の山本聖子を撃破。6月に世界学生選手権59kg級で勝ち、10月のアジア大会、11月の世界選手権でも優勝し、同年の全日本選手権でも初優勝した。

 2003年も世界選手権の日本代表となり、2年連続2度目の優勝。続いてのワールドカップでも6戦全勝をマークして個人優勝を果たし、国際大会の連続優勝を「15」とした。同年の全日本選手権でも2連覇を達成。2004年2月の「ジャパンクイーンズカップ」でも優勝し、アテネ五輪代表へ。5月のアジア選手権で優勝したあと、アテネ五輪でも優勝。その後のワールドカップでも勝ち、全日本選手権で3連覇を達成した。

 05年も国内の試合を勝ち抜き、ワールドカップ、アジア選手権、ユニバーシアード、世界選手権と優勝を重ね、2006年も国内の大会のほか、5月のワールドカップで個人優勝、世界選手権で4度目の優勝を達成した。続くアジア大会でも勝ち、2006年度全日本選手権でも勝った。

 2007年はアジア選手権と世界選手権で優勝。全日本選手権でも6連覇を達成し、国内外の連勝記録は「118」にまで伸びたが、2008年1月のワールドカップで米国選手に敗れて「119連勝」でストップした。

 その後、アジア選手権で優勝して再起。北京五輪でも勝ち、2大会連続優勝を達成。続いて行われた世界女子選手権でも勝ち、全日本選手権でも勝って2度目の天皇杯を受賞した。09年から12年ロンドン五輪へかけても、世界選手権、アジア大会などで優勝を続け、12年ロンドン五輪で3連覇を達成。同年の世界女子選手権でも勝ち、通算13度目の世界一へ。アレクサンダー・カレリン(ロシア)の世界一の回数を抜いて世界最高となり、国民栄誉賞を受賞した。

 2013年も世界選手権と全日本選手権で優勝。2014年からは階級区分が変わったことで53kg級に出場し、世界選手権とアジア大会を制した。アジア大会では、レスリング界で史上初めてとなる4大会連続優勝を達成した。2015年も世界選手権で優勝。

(以上、2015年9月現在)  

生年月日、出身 1982年10月5日、三重県出身
身長 156cm
所 属 三重・一志ジュニア教室~三重・久居高~中京女大~綜合警備保障
コーチ 吉田栄勝、栄和人
スポーツ歴  
レスリング歴 1986年~
全日本選手権成績 97年=3位、98年=2位(51kg級)、99年=5位、00年=3位、01年=3位(以上56kg級)、02年=優勝、03年=優勝、04年=優勝、05年=優勝、06年=優勝、07年=優勝、08年=優勝、09年=優勝、10年=優勝、11年=優勝、13年=優勝(以上55kg級)、14年=優勝(53kg級)
五輪・世界選手権成績 98年=優勝(カデット53kg級)、99年=優勝(カデット56kg級)、00年=優勝、01年=優勝(以上ジュニア58kg級)、02年=優勝、03年=優勝、04年アテネ五輪=優勝、05年=優勝、06年=優勝、07年=優勝、08年北京五輪=優勝、08年=優勝、09年=優勝、10年=優勝、11年=優勝、12年ロンドン五輪=優勝、12年=優勝、13年=優勝(以上55kg級)、14年=優勝、15年=優勝(53kg級)
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伊調 馨(いちょう・かおり)

姉・千春(02年世界女子選手権51kg級2位)らの影響で青森・八戸クラブでレスリングを始め、1996年全国少年選手権女子5・6年42kg級、98年全国女子中学生選手権52kg級などで優勝を重ねる。愛知・中京女大付高へ進み、01年の「ジャパンクイーンズカップ2001」56kg級で、前年51kg級世界チャンピオンの山本聖子、前年56kg級世界2位の清水真理子を破って優勝。一躍、脚光を浴びる。

 同年の全日本女子選手権56kg級は4位に終わったが、02年は「ジャパンクイーンズカップ2002」63kg級で勝って日本代表へ。アジア大会は2位に終わったが、続くワールドカップ、世界女子選手権で優勝。全日本選手権でも初優勝した。

 03年も世界選手権へ出場し、2年連続2度目の優勝。続くワールドカップでも全勝をマーク。全日本選手権でも優勝し、04年のジャパンクイーンズカップで勝ってアテネ五輪の代表へ。5月のアジア選手権で勝ったあと、アテネ五輪で金メダルを獲得。その後のワールドカップでも勝ち、全日本選手権で3連覇。

 05年もジャパンクイーンズカップで勝ち、ワールドカップ、アジア選手権、ユニバーシアード、世界選手権で優勝を重ねた。06年も国内大会のほか、ワールドカップで個人優勝し、世界選手権で4度目の優勝を達成し、続くアジア大会でも優勝。2006年度全日本選手権も勝った。

 2007年は5月のアジア選手権で、世界選手権の出場資格を獲得するために計量をパスしたあと不本意ながらも不戦敗となって連勝記録が途切れたが、世界選手権で勝ち、アテネ五輪を含めて6年連続世界一へ。全日本選手権でも勝った。

 2008年はアジア選手権で優勝したあと、北京五輪でも勝って2大会連続優勝を果たした。1年数か月休養したのち、2009年全日本選手権で復活優勝。2010、11年の世界選手権年で勝ったあと、2012年ロンドン五輪でも優勝。

 2013年の世界選手権でも勝ったあと、全日本選手権は階級区分変更を見越して59kg級に出場して優勝。2014年から58kg級に定め、全日本選抜選手権を勝ち抜いて世界選手権でも勝ち、全日本選手権でも優勝。2015年もアジア選手権、世界選手権とメジャー大会を制した。

(以上、2015年9月現在)  

生年月日、出身 1984年6月13日、青森県出身
身長 165cm
所 属 青森・八戸ク~愛知・中京女大付高~中京女大~綜合警備保障
コーチ 沢内和興、栄和人
スポーツ歴  
レスリング歴 1987年~
全日本選手権成績 00年=5位、01年=4位(以上56kg級)、02年=優勝、03年=優勝、04年=優勝、05年=優勝、06年=優勝、07年=優勝、09年=優勝、10年=優勝、11年=優勝(以上63kg級)、13年=優勝(59kg級)、14年=優勝(58kg級)
五輪・世界選手権成績 02年=優勝、03年=優勝、04年アテネ五輪=優勝、05年=優勝、06年=優勝、07年=優勝、08年北京五輪=優勝、10年=優勝、11年優勝、12年=ロンドン五輪優勝、13年=優勝(以上63kg級)、14年=優勝、15年=優勝(以上58kg級)
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伊調 千春(いちょう・ちはる)

 青森・八戸クラブでレスリングを始め、早くから女子に取り組んでいた京都・網野高校へ進学。98年全国女子高校生大会優勝。99年全日本女子選手権51kg2位と力をつけ、東洋大へ進んだ00年にJOC杯ジュニア選手権50kg級優勝。その後、世界女子ジュニア選手権同級でも勝った。しかし世界チャンピオンの坂本日登美の壁があって、シニアの世界選手権への道は閉ざされていた。01年はアジア選手権で優勝し、世界ジュニア選手権で2連覇と順調に力をつける。

 02年4月、強豪の中京女大へ入り直してさらに飛躍。02年に日本代表となって世界女子選手権へ出場し、惜しくも銀メダル。03年も日本代表権を獲得し、2度目の世界選手権で優勝できた。ひと足先に世界チャンピオンになっていた妹・馨に追いついた。

 2003年の全日本選手権は、五輪実施階級の48kg級へ階級を落とし、元世界チャンピオンや同年の日本代表選手を下して優勝。04年のジャパンクイーンズカップでは2位に終わったが、その後のアテネ五輪代表決定プレーオフで勝ってアテネ五輪代表へ。5月のアジア選手権で勝ったあと、アテネ五輪で銀メダルを獲得した。

 05年はジャパンクイーンズカップで勝ち、ワールドカップでも勝ったが、世界選手権代表決定プレーオフで負けて世界選手権への出場はならなかった。

 その後、再び48kg級へ落とし、05年全日本選手権と06年ジャパンビバレッジクイーンズカップに勝って世界選手権の代表権を獲得。ワールドカップで個人優勝したあと、世界選手権で2大会ぶり、48kg級では初の世界一へ。続くアジア大会でも勝ち、2006年度全日本選手権でも優勝。2007年は世界選手権でアテネ五輪決勝の相手にリベンジして優勝し、全日本選手権でも3連覇した。

 2008年はアジア選手権で優勝。北京五輪でアテネ五輪金メダリストを再び破ったものの、決勝で敗れて2大会連続の銀メダルに終わった。1年数か月の休養のあと、2009年全日本選手権51kg級に出場したが2位。2010年秋、引退は否定しながら、ロンドン五輪は狙わないことを明言した。

(以上、2010年12月現在)  

生年月日、出身 1981年10月6日、青森県出身
身長 157cm
所 属 青森・八戸ク~京都・網野高~東洋大(中退)~中京女大~綜合警備保障
コーチ 沢内和興、三村和人、栄和人
スポーツ歴  
レスリング歴 1986年~
全日本選手権成績 98年=3位(56kg級)、99年=2位、00年=3位、02年=優勝(以上51kg級)、03年=優勝、05年=優勝、06年=優勝、07年=優勝(以上48kg級)、09年=2位(51kg級)
五輪・世界選手権成績 00年=優勝、01年=優勝(以上ジュニア50kg級)、02年=2位、03年=優勝(51kg級)、04年アテネ五輪=2位、06年=優勝、07年=優勝、08年北京五輪=2位(48kg級)
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西牧 未央(にしまき・みお)

 少年少女レスリングの名門、大阪・吹田市民教室時代から全国に名をとどろかせ、全国少年選手権7年連続優勝。中学時代は3年連続で全国大会二冠(全国中学生選手権・全国女子中学生選手権)を制した。

 ジャパンクイーンズカップの年代別部門ででも優勝を続けており、デビューした93年から03年全日本選手権決勝で岩間怜那に敗れるまでの約10年間、正式な試合では負けなしの白星街道を記録した。

ジャパンクイーンズカップは04年にシニアの59kg級でも優勝。翌05年は「クリッパン女子国際大会」(スウェーデン)で2年前の世界3位の選手を破って優勝するなど、シニアの世界でも頭角を表し、同年のアジア・ジュニア選手権と世界ジュニア選手権(ともに63kg級)でも優勝した。

06年もJOC杯ジュニア選手権63kg級で勝ち、世界ジュニア選手権で2連覇を達成。世界学生選手権63kg級でも勝ったほか、この間に行われたワールドカップ59kg級で日本代表となり、初めてシニアの全日本チーム入りを果たした。その後、全日本選手権59kg級で優勝し、初の全日本チャンピオンに輝いた。

 しかし07年3月のワールドカップ63kg級で中国選手に敗れ国際大会の無敗記録がストップ。07年のジャパンビバレッジクイーンズカップは負傷で棄権し、プレーオフで世界選手権出場をかけたが、正田絢子に敗れて日本代表を逃した。

 07年12月の全日本選手権は67kg級で優勝。08年全日本女子選手権でも勝ち、同年の63kg級世界選手権代表へ。初出場初優勝を決めた。その後の全日本選手権でも優勝。2009年も世界チャンピオンへ。しかし、同年の全日本選手権では復帰した伊調馨に敗れて2位。

 2010年は世界選手権の代表を伊調に奪われ、アジア大会出場のチャンスをもらったが、不振。筋肉が低下するバセドー病だったことが判明し、いったんはマットを下りたが、2012年全日本選手権に復帰参戦した。

(以上、2013年12月現在)  

生年月日、出身 1987年7月15日、大阪府出身
身長 160cm
所 属 大阪・吹田市民教室~大阪・関大一中~愛知・至学館高~中京女大~至学館大大学院
コーチ 押立吉男、栄和人
スポーツ歴  
レスリング歴 1993年~
全日本選手権成績  
五輪・世界選手権成績 05年=優勝(ジュニア63kg級)、06年=優勝(ジュニア63kg級)、08年=優勝、09年=優勝(63kg級)
全成績一覧  


登坂絵莉(とうさか・えり)

 父・修さんは1980年国体少年グレコローマン48kg級で優勝。その影響もあり、9歳から富山・高岡ジュニア教室でレスリングを始める。2004・05年に全国少年少女選手権で優勝。富山・南星中時代には、全国中学生選手権で2007年41kg級3位を経て2008年に同級で優勝。

 愛知・至学館高(当時中京女子大学附属高)に進み、2010・11年の全国高校女子選手権で2連覇を達成。2011年はアジア・ジュニア選手権で優勝し、全日本選手権で2位に躍進した。

 至学館大では、2012年にアジア選手権に出場して3位。5月のワールドカップ(東京)の代表にも選ばれた。この大会は出場機会はなしに終わったが、約1ヶ月後の全日本選抜選手権で優勝し、同年の世界女子選手権(カナダ・ストラスコナカウンティー)の代表へ。決勝でいったん勝利が宣せられながらも、不可解な経緯で負けとなり、無念の銀メダルとなった。

 同年12月の全日本選手権は、決勝で“天敵”とも言えた入江ゆき(九州共立大)を初めて破って初優勝。入江には世界選手権前の全日本学生選手権でも負けており(世界選手権予選だった全日本選抜選手権は、入江の病気欠場で対戦なし)、大きな壁を乗り越えた。

 2013年は全日本選抜選手権決勝で入江を破って優勝し、2年連続で世界選手権代表へ。7月のユニバーシアードでの優勝で勢いをつけ、世界選手権では5試合を勝ち抜いて初の世界一へ輝いた。

 階級区分が変わった2014年も全日本選抜選手権で勝って世界選手権とアジア大会の代表へ。ともに優勝して実力を見せ、12月の全日本選手権でも3年連続優勝を達成した。2015年も世界選手権で勝ち、3年連続世界一を達成。

(2015年9月現在)
 
生年月日、出身 1993年8月30日、富山県出身
身長 157cm
所 属 愛知・至学館高~至学館大
コーチ 栄和人
スポーツ歴  
レスリング歴 1992年~
全日本選手権成績 10年=一回戦敗退、11年=2位、12年=優勝、13年=優勝、14年=優勝(以上、48kg級)
五輪・世界選手権成績 2012年=2位、13年=優勝、14年=優勝、15年=優勝(以上、48kg級)
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浜田千穂(はまだ・ちほ)

 全国少年少女選手権で2度の優勝を経て、2006年に全国中学生選手権、アジア・カデット選手権(43kg級)などで優勝。翌年も全国中学生選手権で勝ち、2008年2月のクリッパン女子国際・カデット52kg級でも優勝を飾った。

 東京・日本工大駒場高へ進み、2008年アジア・カデット選手権で2年ぶりの優勝。その後、やや低迷した時期もあったが、日体大へ進学して息を吹き返し、2011年アジア・ジュニア選手権で勝ち、全日本学生選手権では1年生チャンピオンへ。

 翌2012年、アジア・ジュニア選手権で2連覇。全日本選抜選手権55kg級を制し、シニアの全国大会初優勝を遂げた。9月には世界ジュニア選手権の59kg級の代表選手が負傷辞退したため急きょ抜てきされ、1階級上ながら見事に優勝を飾った。全日本選手権2位。

 2013年はワールドカップに抜てきされ、全日本選抜選手権3位、全日本選手権は2位。いずれも吉田沙保里に敗れた。この間の全日本学生選手権では3連覇達成。

 2014年の階級区分変更後も55kg級で闘い、全日本選抜選手権で優勝して世界選手権代表権を獲得。その前に世界学生選手権とゴールデンGP決勝大会で優勝し、世界選手権では全試合逆転勝ちという内容で初出場初優勝を飾った。

 同年12月の全日本選手権はオリンピック階級の53kg級へ階級ダウンして出場。決勝で吉田沙保里は世界チャンピオン同士の対戦となり、敗れて2位。

(2014年12月現在)

生年月日、出身 1992年11月17日、神奈川県出身
身長 160cm
所 属 東京・日本工大駒場高~日体大
コーチ 成國晶子、中根和広、松本慎吾
スポーツ歴  
レスリング歴 1992年~
全日本選手権成績  
五輪・世界選手権成績 2014年=優勝(55kg級)
全成績一覧(制作中)  



土性沙羅(どしょう・さら)

 父・則之さんは高校時代に国体出場の実績を持つレスリング選手。三重・一志ジュニア教室でレスリングを始め、小学校4~6年(2004~06年)に全国少年少女選手権優勝。2008・09年に全国中学生選手権でも勝った。

 愛知・至学館高の2010~12年に全国高校女子選手権を3連覇。2011年に16歳で全日本選抜選手権優勝、ゴールデンGP決勝大会優勝、世界ジュニア選手権優勝など、国内外のジュニア、シニアの大会で台頭した。同年に全日本選手権初優勝。

 2012年の途中から3大会連続で国際大会の優勝に見放されたが、2013年ユニバーシアードで復活優勝。同年の世界選手権に初出場して3位へ。2014年から69kg級で闘い、アジア選手権優勝を経て、世界選手権で2位に躍進した。

 2015年の世界選手権は3位だったが、3年連続メダル獲得の実績をもってリオデジャネイロ・オリンピックに挑む。2月にはアジア選手権で優勝し、弾みをつけてリオデジャネイロ・オリンピックで栄冠を獲得した。

(2016年8月現在)

生年月日、出身 1994年10月17日、三重県生まれ
身長 159cm
所 属 愛知・至学館高~至学館大
コーチ 吉田栄勝、栄和人
スポーツ歴  
レスリング歴  
全日本選手権成績  
五輪・世界選手権成績 2013年=3位(67kg級)、2014年=2位、2015年=3位、2016年リオデジャネイロ・オリンピック=優勝(以上、69kg級)
全成績一覧(制作中)  


川井梨紗子(かわい・りさこ)

 父・孝人さんは日体大OBで、1989年の男子グレコローマン74kg級学生二冠王者、母・初江さんは1989年世界選手権代表。金沢ジュニアクラブで小学校2年生の時からレスリングを始めるが、全国少年少女選手権は小学校6年生(2006年)の2位が最高。

 2009年全国中学生選手権優勝を経て愛知・至学館高へ進み、2年生の時(2011年)の世界カデット選手権52kg級に出場して優勝。同年全日本選手権は3位と急速に力を伸ばし、2012年世界女子選手権51kg級に初出場して7位。

 2013・14年は世界ジュニア選手権で連続優勝。2014年のアジア選手権優勝、2014・15年ワールドカップで全勝などシニアでも世界トップレベルの実力をつけ、2015年春、63kg級でリオデジャネイロ・オリンピックを目指すことを決意。

 同年全日本選抜選手権で優勝し、世界選手権で2位。オリンピック出場を決め、2月のアジア選手権で63kg級として初の優勝を経験。上昇ムードをつくり、リオデジャネイロ・オリンピックで優勝した。

(2016年8月現在)
 
生年月日、出身 1994年11月21日、石川県生まれ
身長 159cm
所 属 愛知・至学館高~至学館大
コーチ 栄和人
スポーツ歴  
レスリング歴  
全日本選手権成績  
五輪・世界選手権成績 2012年=7位(51kg級)、2015年=2位、2016年=リオデジャネイロ・オリンピック=優勝(以上、63kg級)
全成績一覧(制作中)