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2011.08.12

【特集】大学女子選手が大同団結! 第2の“虎の穴”目指し、隠岐島で合同合宿

(文=日体大教・清水聖志人、写真=法大監督・粟田敦)

 2011年8月7日、島根・隠岐郡海士町にて大学女子選手の強化合宿がスタートした。集まったのは環太平洋大、法大、早大、至学館大、日大、東海大、明大、,日体大、国際武道大、徳山大の10大学に加え、愛知・至学館高と島根・隠岐島前高の2高校、さらにAACC、加茂B&Gといったクラブチームも参加し、総勢約70人の選手。同所で女子の合宿が行われたこと、および大学選手によるこれだけ大規模な合同合宿が行われたことは初めてのこと。

 今回の合宿は、隠岐島前地域をレスリング合宿のメッカとして定着させ、地域の活性化を目指すことも開催目的のひとつ。島根県教育委員会、海士町、隠岐島前高校、島根県レスリング協会からの全面的な支援を受け、強化に必要な環境すべてが整備された。

 練習は1日2回組まれ、午前の練習ではグラウンドや坂道、ビーチ等の自然環境を利用した体力トレーニング(右写真)、午後の練習では隠岐島前高校レスリング場にてスパーリングを中心とした実戦形式のメニューが組まれた。参加選手は海に囲まれた自然豊かな環境で熱気ある練習を行っている。

 合宿を指揮する環太平洋大の嘉戸洋監督(1996年アトランタ五輪代表)は、女子ナショナルチームのメンバーがこの合宿とほぼ同時期に新潟・十日町市で行われている全日本合宿に参加していることを挙げ、「今合宿に参加しているメンバーはナショナルチーム入りできなかった選手たち。ナショナルチーム以上に高い意識で練習に臨まなければ、トップに上がってはいけない」と指摘し、今回の合宿参加者全員が1つのチームとして、レベルの高いトレーニングを行うことを注文した。

 また、「道場を一歩出れば都会にはないリラックスできる環境がある。練習に必死に取り組むことは当然だが、練習以外の時間はこの自然を全力で楽しんでほしい」と話し、ONとOFFの切り替えを一つのテーマとして取り組むことを求めた。合宿は8月13日まで。

 なお隠岐島前高校は、誘惑がない場所でレスリングや勉強に集中させ、豊かな自然・文化・人とのつながりの中で未来を自ら切り拓いていく人間力の養成を目的に、「島留学」制度があり、全国から生徒を集めている。

海と山の自然に囲まれた隠岐の島 体力トレーニングに最適の砂浜

 

十日町の“金メダル坂”に匹敵する坂道にも事欠かない。

 

マットワークは隠岐島前高校のレスリング場。

 

嘉戸洋・全日本コーチによる指導 練習が終われば海水浴とおいしい海の幸が待っている

 







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