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2012.08.11

【ロンドン五輪第6日・特集】「五輪の魔物になりたかった」…男子フリースタイル74kg級・高谷惣亮(ALSOK)

 【ロンドン(英国)、文=増渕由気子、撮影=矢吹建夫】 “五輪の魔物になれず”-。男子フリースタイル74kg級代表で、五輪メンバー最年少の23歳の高谷惣亮(ALSOK)は、初戦で世界選手権3位のアシュラフ・アリエフ(アゼルバイジャン)と対戦。得意の高速タックルから切り崩せず、0-2のストレートで敗退(右写真)。わずか1試合で初五輪を終えた。「敗因は、世界の場数が足りなかったことです。若すぎたなと思った。世界選手権にも出てないし、いきなりオリンピックという感じだった」。

 
 2007年の全日本選手権を高校3年生で準優勝。2008年北京五輪の最終予選にも出場した。大学1年で“日本代表”を務めた高谷は、大学でほぼ敵なしで成長し続け、北京五輪は予選敗退だった、2度目の五輪予選はアジア2位で通過。世界選手権も踏んでいない高谷が、オリンピアンになった。
 
 世界選手権を飛び越えて出た五輪は甘くなかった。「予想外に体が動かなかった。アップの時は動いたんですけど」。五輪の舞台を意識することで、雰囲気にのまれたり、緊張や震えたりすることはなかったという。でも、「世界選手権も出ていないし、いきなりオリンピックという感じだった。全然100パーセントの力を出し切れず悔しい」と世界での経験値のなさを悔やんだ。
 
 「オリンピックには魔物がいると言うじゃないですか。僕はそれになりたかった」-。初モノの舞台で大番狂わせをイメージしていたが、世界選手権3位の実力者に、その夢を砕かれてしまった。今回、高谷にとっては「ステップの五輪」だった。4年前は五輪予選代表で、五輪に出場すらできなかった。今大会は出場はしたがメダルは取れなかった。「次はメダルを取れるようにしたい」-。
 
 現在23歳の高谷は4年後には27歳。ちょうど選手生命のピークとしてはふさわしい年齢になる。
 
 






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