日本レスリング協会公式サイト
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2013.02.14

五輪競技としての存続へ全力を尽くす…日本協会が記者会見

日本協会は2月13日、東京・岸記念体育会館内で国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が2020年五輪でレスリングを実施種目から外す決定をしたことに関して記者会見。会場にはテレビ・スタッフを含めて100人を超える報道陣が詰めかけ、生中継を行う社もあるなど関心の高さを示した。

 福田富昭会長は「外れることが決定したわけではない。今後の努力、私たちの動き次第だと思う」と話し、存続へ向けて活動を明言した。

■世界の力を結集して生き残りを…高田裕司専務理事

 同会長は前夜の午後7時40分頃、AP通信がオリンピックの25の中核競技にレスリングを入れなかったというニュースを流したという知らせを受けた。国際レスリング連盟にも事前の連絡や調査結果などがまったくないままIOC理事会が発表したことに「驚きを隠せない。どういう経過かまったく分からないし、IOCから明確な説明がないので、何も分からない状況だ」と困惑した。

 「レスリングは第1回大会から現在まで、第2回大会を除いてずっと続いている伝統的なオリンピック種目。そういうスポーツがなぜはずされたのか、とても驚いている」としながら、「まだ決定したわけではなく、今後の努力で変わる可能性もある」と話した。

 高田裕司専務理事は「きのうの夜聞いて、とても驚いた。寝耳に水だった。5月のIOC理事会を経て9月の総会で入れてもらいたい。JOC(日本オリンピック委員会)からもIOCへ働きかけてほしい。各国のレスリング協会が今日から動くと思う。日本だけの力ではなく、世界の力でどこまで枠に近づけるか。レスリング界にとっての大きな明暗になる」と、生き残りへの気持ちを話した。

 会見にはロンドン五輪男子フリースタイル66kg級金メダリストの米満達弘と同55kg級銅メダリストの湯元進一(ともに自衛隊)も出席。米満は「きのうの夜、最初に知らされた時は、あ然とし、そのあとショックを受けて残念な気持ちで言葉にならなかった。今日になっても気分は晴れない。レスリング選手にとってのモチベーションはオリンピック。唯一のモチベーションがなくなることで、今やっている選手は何を目標にやっていけばいいのか分からない」と無念の表情。

 湯元は「レスリングはオリンピックが最高峰。自分も小さい頃からオリンピックを夢見てやってきた。いま、オリンピックを目指している小さい子の気持ちを考えると本当にショックです。どうにかできないか、と考えている」と、苦しい心情を話した。

報道陣との一問一答

 







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