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2013.05.30

レスリングは“トップ当選”…野球&ソフトボール、スカッシュとともに最後の1枠争いへ


【サンクトペテルブルグ(ロシア)、ビル・メイ】国際オリンピック委員会(IOC)は5月29日、ロシア・アンクトペテルブルグで理事会を行い、2020年オリンピックに実施される競技の最終候補にレスリング、野球&ソフトボール、スカッシュの3競技を選んだ。

 空手、武術、ローラースポーツ、スポーツクライミング、水上スキーのウエークボードは落選した。

 最終候補に残った3競技は、9月にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われる総会に諮られ、最後の1競技が決まる。競技を決める日は、東京、イスタンブール、マドリッドが立候補している2020年大会の開催地を決めた翌日の9月8日(日)=現地時間=が予定されている。現在のIOC委員は100人。委任状は認められず、出席者の過半数の票を獲得すれば、最後の1枠を獲得できる。

■迅速な組織改革でIOCの支持を受ける

 理事会では、候補8競技が30分ずつのプレゼンテーションを行ってそれぞれの魅力をアピール。そのあと、理事会が投票という形で最終候補に残す競技を決めた。投票は、過半数を超えた競技をはずし、残った競技で再投票する方法で行われ、レスリングは最初の投票で14人中8票を獲得して“当選”した。

 中核競技からはずす競技の投票が行われた2月の理事会では、票が少ない競技を除いていく方法がとられ、レスリングは最初の投票からはずす競技の“トップ”を占めた。3競技が残った4回目の投票で8票を集めて除外が決まった。

 わずか3ヶ月半の間に、はずす競技のトップだったレスリングが、追加する競技のトップとなったのは、米国とロシアの大国を含めた世界的な反響の大きさと、組織改革が評価されたことが推測される。トーマス・バッハ副会長(ドイツ)が「レスリングはルール改正だけでなく、連盟のいいガバナンスを示せた」と話したように、迅速な改革が功を奏した形となった。

 野球&ソフトボールは、最初の投票では票が入らなかったという。しかし、レスリングが抜けた後の2回目の投票で空手との決戦投票となり、9票を獲得して5票の空手を振り切った。スカッシュは2競技がはずれたあとの3回目の投票で武術とスポーツクライミングとの闘いとなり、スカッシュ8票、武術4票、スポーツクライミング2票で過半数を獲得。最終候補に残った。

■野球&ソフトボールは復帰を目指し、スカッシュは3度目の挑戦

 レスリングの敵となる野球&ソフトボールは、2008年北京大会を最後に実施競技をはずされ、ともに3大会ぶりの復活を目指す。IOCの求める男女平等に沿うため、2つの競技団体が合併して世界野球ソフトボール連盟(WBSC)となり、「男子=野球、女子=ソフトボール」でひとつの競技としてオリンピックへ再申請した。

 スカッシュは、四方を壁に囲まれたコート内で直径約4センチのボールをラケットで打ち合うテニスに似たスポーツ。IOC理事の過半数を占める欧州での人気が追い風となった。過去、2012年ロンドン大会、2016年リオデジャネイロ大会でも候補となったが、いずれも落選し、今回が3度目の挑戦。

 野球&ソフトボールは、野球が米国の大リーガーの参加が見込めないというマイナス要素が伝えられている。IOCはオリンピックをプロアマを合わせた最高の大会にしたいという希望を持っている。スカッシュは、オリンピックにラケットを使う競技がテニス、バドミントン、卓球とあり、バランスを重要視するIOCに対してどの程度アピールできるかが焦点となりそう。

 レスリングは、古代オリンピックから行われていた伝統に加え、近代化の改革を実行する姿勢に、最後の1枠を獲得する期待がかかる。


 







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《オリンピック・レスリングNo.62》

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