日本レスリング協会公式サイト
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2013.06.15

【全日本選抜選手権第1日・特集】優勝選手の声

(取材=増渕由気子、渋谷淳、三次敏之、小林岳人、撮影=矢吹建夫)


■男子グレコローマン55㎏級・田野倉翔太(クリナップ=ロンドン・オリンピック代表の長谷川恒平を下し、世界選手権初出場を決める)「ずっと目標にしていた先輩に勝つことができ、リオデジャネイロに向けていい一歩を踏み出せたと思う。自分は体力がないので、ルール変更はヤバイと思ったけど、自分のペースで攻めたのがよかったと思う。もっともっと練習して、上にいる選手に勝てるようになりたい。世界選手権では金メダルを獲りたいです」


■男子グレコローマン60kg級・倉本一真(自衛隊=全日本選手権決勝と同じ峯村亮を下して初の世界選手権)「試合内容が良くなかったのですが、世界選手権に出場することができるので、第一歩を踏み出せたのではないかと思います。準決勝の城戸(義貴)さんに投げたり投げられたりの展開が続いてしまったので、そのような展開にならないようにすることが課題です。4月のアジア選手権は不本意な結果(9位)に終わったので、世界選手権では、焦らずに1点、1点を取れるように落ち着いた試合運びができるように心がけたいです」


■男子グレコローマン74kg級・金久保武大(ALSOK=アジア3位の井上智裕とのプレーオフを制す)「ホッとしています。全日本のタイトルは久しぶりですね。世界選手権という大きな目標ができたので、育てていただいた日体大に恩返ししたいです。今回のルール改正は、グラウンドにもっていくタイプの自分にとって不利だと思っていた。そのためにスタンドに重点を置いた練習も重ねてきました。客観的に見たら、今の状態では世界に通用しないと思うので、世界選手権でメダルを獲得できるように練習を積みたいと思います。(井上智裕とは)日体大で一緒に練習しているので、手の内も知り尽くしている同士だったので、やりづらかったです」


■男子グレコローマン84kg級・岡太一(自衛隊=全日本選手権に続いて同門のライバルを下して優勝)「世界選手権代表が決まって本当にうれしいです。(決勝の相手の鶴巻宰とは)いつもスパーリングをやっているので、ポイントを取りたかったのですが、取れなかった。(ルールが変わって)今のルールだとスタンドでどんどん前に出ることが大切ですが、決勝の最後、自分は逃げてしまった。それでは世界選手権で勝てないと思っている。スタンドをもっとうまくなることと、ひとつ取れる技を磨くことを主にやっていきたいです」


■男子グレコローマン120㎏級・前川勝利(早大=5月の東日本学生リーグ戦=フリースタイル=で敗れている園田新を下して優勝)「2年前のこの大会はプレーオフで敗れて世界選手権を逃しているので、今回はうれしい。(5月に園田に負けた試合は)大技を狙いすぎてしまったので、今日は自分のレスリングをしようと心がけた。世界で勝つために、国内では小差ではなく、もっと差をつけて勝てるようになりたい」


■男子フリースタイル55kg級・稲葉泰弘(警視庁=決勝、プレーオフと2人の学生のホープを下して世界選手権キップ獲得)「12月(全日本選手権)に悔しい思いをした。練習も思うようにできなかった。今はは、けがから復帰して本当に元に戻った状態。ここから世界選手権に向けてちょっとづつ積み重ねていきたい。世界選手権への目標は、前回出た時(2010年3位)よりも、いい成績を獲りたい」


■男子フリースタイル74kg級優勝・高谷惣亮(ALSOK=3試合の総得失点27-2で圧勝優勝)「優勝して当然だと言われたので、当然のごとく優勝した感じです。全試合通じて、自分の動きができて満足しています。(今回の試合のための)減量でちょっと体が小さくなったので、世界選手権に向けて体作りからやっていきたい。世界選手権の目標は、女子ばかり注目されているので、男子もいるんだぞと僕が目立って行ってアピールしていきたい。新ルールは大好き。以前のルールだとクリンチを狙われることが多かったが、今のルールは、相手も逃げたらコーションを取られるので(あまり逃げない)。やりやすいですね」


■男子フリースタイル96kg級・山口剛(ブシロード=階級アップ1年。3試合失点0で、全日本選手権に続いて優勝)「全日本選手権で優勝してから、自分のレスリングを作ってきたので、全試合失点0で勝てたことは非常ににうれしいです。世界選手権に出場するにあたり、今の自分のレベルは肌で感じているので、もっとパワーアップして、スピードをつけて臨みたいです。ブシロードの社員の方々、永田裕志監督には本当に感謝しています」


■男子フリースタイル120kg級優勝・荒木田進謙(警視庁警察学校=全日本王者を連破して世界選手権のキップ獲得)「全日本選手権では、『警察学校』に入ったから負けた言われ、本当に悔しかった。1試合目(決勝)は思ったような動きができなかったけど、2試合目(プレーオフ)はタックルも思うように取れたので、ギリギリ合格点だと思う。今までの世界選手権は出ても1回戦負け、2回戦負けばっかり。(2016年は年齢的に)最後のチャンスのオリンピックだと思っているので、自分の位置を確立していきたい。多くのみなさんに迷惑をかけているので、クラスのみんなのためにも、世界選手権でいい成績を獲りたい」


■女子48㎏級・登坂絵莉(至学館大=分の悪かった入江ゆきに昨年末に続いて勝利)「すごくうれしい。決勝は自信を持って前に出て技を出していったのがよかったと思う。(昨年の世界選手権は入江を破ることなく代表になったが)今年の世界選手権は、自分が日本一になっていける。(2位になった)去年の大会よりもメンバーがそろって厳しい大会になると思うけど、自信を持って闘ってきたい」(涙ボロボロでのインタビュー)


■女子51kg級・入江ななみ(九州共立大=決勝で世界ランキング3位の宮原優を下して優勝)「まだ実感がないです。最後まであきらめないという気持ちで決勝を闘いました。あきらめてしまったら、決勝まで抱えていた緊張も消えてしまうと思いましたので。日頃の生活から自分に負けないということを心がけているんです。今回の優勝は周囲のみなさんのおかげだと思っているので、感謝しています」


■女子59kg級・伊藤彩香(至学館大=決勝は終了間際に2度目の首投げで逆転勝ち)「準決勝で肩を脱きゅうしてしまって、決勝に出場するかどうかも悩んだのですが、出場してよかったです。(決勝の相手の坂上嘉津季)とは、練習でも、高校の時の試合でも負けている相手だったのですが、どうにか今回は勝つことができました。7月のユニバーシアードで勝ってはずみをつけ、世界選手権につなげたいと思います」


■女子67㎏級・土性沙羅(至学館大=決勝で世界選手権3位のライバル井上佳子を下して優勝)「井上選手とはずっとクリンチにもつれるような試合だったけど、ルールが変わったことで、自分から攻めて取るように心がけた。最初に1回入られて怖くなったけど、それでは勝てないと思って攻めていった。(世界選手権は67㎏級で日本人選手の優勝がないことについて)。自分が67㎏級で最初に金メダルを獲りたい」








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