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2013.06.21

【全日本選抜選手権・特集】男子グレコローマン55kg級・田野倉翔太(クリナップ)


(文=渋谷淳、撮影=矢吹建夫)  《決勝VTR》


■田野倉翔太の試合結果
決  勝 ○[3-2]長谷川恒平(福一漁業)
準決勝 ○[2-0]尾形翼(ALSOK)
2回戦  ○[4-1]文田健一郎(山梨・韮崎工高)
1回戦   BYE

 男子グレコローマン55kg級で長らくトップに君臨していたロンドン・オリンピック代表、長谷川恒平(福一漁業)に競り勝った。田野倉翔太(クリナップ)は、初優勝を決めた瞬間、マット上でバック宙を決めて喜びを爆発させた。

 息詰まるような接戦だった。第1ピリオド、長谷川に先制点を許しながら、第2ピリオドで2-1と逆転。クライマックスは残り19秒に訪れた。警告を受けてしまい、パーテールポジションを強いられた。「これで返されたら負ける。そう思って耐えていたら、残り3秒で一瞬時計を見てしまった。最後のブザーが鳴るまで気を抜かないようにしたい」。オリンピアンの攻撃をしのぎ切ったシーンを、反省を交えながら笑顔で振り返った。

■尊敬する先輩だけに、壁を超えたかった

 これで長谷川には3度目の挑戦にして初勝利。「あんなにストイックに練習する人はいない」というように、長谷川のことをずっと尊敬し、その背中を追ってきた。ロンドン・オリンピックには長谷川の練習パートナーとして同行し、大舞台の空気を吸って帰ってきた。

 「ロンドンに行ってオリンピックに出たいという気持ちが強くなった。そのためには長谷川先輩を倒さなくちゃいけない」。長谷川超えを強く意識するようになり、今まで以上に練習に熱が入った。

 その成果は早々に現れた。長谷川が不在だったとはいえ、昨年の全日本選手権を制し、冬には国際大会でも結果を残した。2月のハンガリー・グランプリで優勝し、4月のアジア選手権(インド)は2位。「(国際大会の)優勝といっても。それほど強豪選手は出ていなかった」と謙遜するが、実力と自信が着実に高まったに違いない。

 9月には初出場となる世界選手権(ハンガリー)が待っている。「自分は体力がない。新ルールに変わって、そのあたりが課題になると思う。もっともっと練習して世界選手権では金メダルを獲りたい」。4月に新社会人となった22歳は、今が伸び盛り。目いっぱいトレーニングをして大舞台で暴れるつもりだ。


 







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