日本レスリング協会公式サイト
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2013.12.23

【全日本選手権第2日・特集】注目選手の声

 (12月22日、東京・代々木競技場第2体育館 / 取材=増渕由気子、三次敏之、小林岳人、撮影=矢吹建夫)


■男子フリースタイル74kg級・嶋田大育(国士舘大=準決勝で大学王者に敗れ、最後は3位に入賞)「悔しいけど、負けるべくして負けました。勝った試合はラッキーだったという感じです。試合で相手と組み合って自分の未熟さを感じました。準決勝で負けて気持ちが切れる部分もあった。敗者復活戦を国内で経験するのは初めてでした。気持ちの切り替えが大事と実感しました。今回は気持ちの面で失敗した部分もあるので経験できてよかったです。3位と4位では全然違いますし、国際大会ではメダルを取らなければいけない試合もあると思うので、今回、3位決定戦を経験できてよかったです」


■男子フリースタイル74kg級・小島豪臣(神奈川・中原養護学校教=2年ぶりの全日本選手権。2回戦で嶋田大育にラスト数秒で逆転負け)「練習不足です。今は2週間に1回くらい、高田道場やアマチュアの人(愛好者)と練習しています。将来指導者になろうと思っているので、勝つためにはどういうことが必要かなど、やりながらの方が自分が体験したことを伝えられると思います。できるうちはレスリングをつづけたいです」


 ■男子フリースタイル74kg級・浅井翼(京都・京都八幡高=インターハイ王者も、全日本社会人王者に先制しながらテクニカルフォール負け)「全然だめです。実力が足りません。先制しても、テクられたら(テクニカルフォール負けしたら)一緒です。1から作る直すしかありません。(失点したワダ・スペシャルについては)知らない技でした。どうしようもありませんでした」


男子フリースタイル74kg級・奥井眞生(和歌山・和歌山工高=敗者復活戦で昨年の学生二冠王者の嶋田大育を追い込むも、最後は判定負け)「1点取るのが目標だったので点数が取れて良かったです。高校3年間で一番良い日になりました。(またさきで嶋田をフォール寸前に追い込んだが)嶋田さんの肩が浮いていたのでフォールという感覚はありませんでした。2回戦で(大学王者の)山中さんとやれたこともよかった。もっと強くなって、来年は上位に食い込みたい」


 ■男子フリースタイル96kg級・中井伸一(東計電算=昨年に続いて3位)「今まで、スタミナをロスして、つぶれてばてるパターンで負けてきたので、今回は前に出るスタイルを貫こうと思っていた。作戦勝ちだと思っています。高校時代は50kg級に出場していた軽量級の選手だったんです。その軽量級で身につけたものを武器にして重量級で闘っています。3位決定戦なので、(昨年までの3位2人と違い)ようやく真の3位を手に入れた感じでしょうか。新階級に変わっても、階級は迷うことはないと思います」


 ■男子フリースタイル96kg級・山本康稀(日大=学生二冠王者も世界選手権8位に完敗)「ポイントを奪うことはできましたが、負けてしまっては進歩も何もないです。負けたら何も言えない」


■男子グレコローマン74kg級・中村隆春(日体大=学生王者も、藤村義にフォール負けで2位)「一瞬の勝負で負けてしまった。すべてを出し切れたわけではないので、悔いが残りますが、自分はこれで、レスリングは一区切りにします」


 ■男子グレコローマン74kg級・金久保武大(ALSOK=準決勝で66kg級から上がってきた藤村義に敗れ、最後は3位へ)「めっちゃ悔しいです。何も言えないです。藤村選手と試合したのは初めてだと思います。今日は最初からきわどい試合ばかりでした。3位という結果には満足していません。今後の階級は75kgで続けます。来年の選抜(全日本選抜選手権)に向けて頑張ります。


 ■男子グレコローマン74kg級・井上智裕(三恵海運=昨年優勝。2回戦で藤村義に敗れ、敗者復活2回戦で金久保武大に敗れる)「相手(藤村)のほうがパワー、技とも上だったけれども、ロンドン・オリンピックの予選で闘った時よりは差が縮まったのではないかと思っている。(去年の王者という)プレッシャーなどなく、挑戦者の気持ちで臨みました。自分の動きを100パーセント出せなかったのが敗因かもしれません。この階級に上げて1~2年ほど経ちましたが、パワーの差も感じていたので、新階級では、(非オリンピック階級の)71kg級でまずやって、最後に66kg級に下げてチャレンジしようと思っています」


 ■男子グレコローマン74kg級・阪部創(神奈川大=大学王者。4位に終わったが、66kg級世界選手権代表を破る)「今年は自分でも成長した年になったなと思います。全日本選手権の最高成績は去年の5位(ベスト8)だったので、4位は最高成績になりますが、入賞したかったので悔しいです。清水さんに練習では何もできずにボコボコにされてきたので、試合では全力で闘おうと思いました。強い選手に勝てたことはよかったし、自信になりました」


■男子グレコローマン84kg級・天野雅之(中大職=準決勝で世界選手権代表の岡太一を破るものの、決勝で鶴巻宰に敗北)「岡と鶴巻さんと三つ巴の闘いですが、準決勝は岡の一つのミスで自分が勝って、決勝では自分がミスしてしまいました。午前9時がら午後5時の仕事をしながら、残業もあって練習環境が限られている中、学生たちと汗を一緒に流せることや、学生たちの一生懸命練習している姿を見ることが、本当に自分の力になります。レスリングの練習ができること、こうして試合に出場できることは自分の誇りだと思っています」


 ■男子グレコローマン84kg級・岡太一(自衛隊=準決勝の天野雅之戦で、パーテールポジションのフライングで痛恨の警告失格)「自分が悪かった。相手に合わせてしまった。もっと自分から攻めていけば勝てた。勉強になった。練習でやったことを試合で出せるようにもっと練習していきたい。決勝戦を(観客席から)見るのは久しぶり。じっくり研究します。今はまだ悔しさないですけど、帰ってから悔しさが出てくると思います」


■男子グレコローマン120kg級・園田新(拓大=決勝で反撃も及ばす2位)「最後に反撃しても意味がないです。最初からやらないと…。そり投げで投げられたところは、仕方がないと思っている。今年1年は、自分から仕掛けていくということを西口茂樹部長と約束していたのに、自分の弱さが出てしまい、全然よくなかった。階級変更後は、130kg級で世界を目指します」


■女子48kg級・入江ゆき(九州共立大=世界女王の登坂に敗れ2位)「優勝するつもりでしたが、勝てなくて自分がこの程度なんだなと思った。でも、目的は(気張らずに)楽しむことだったので、決勝は楽しむことができたと思う。(この大会に向けて)いろいろな所に合宿に行ったり、来てもらったりした。いろいろな技術のパターンの練習もできました。もっと初心にかえってやっていきたいと思います」


 ■女子67kg級・工藤佳代子(自衛隊=昨年63kg優勝。階級アップの初戦は2位)「(負傷の治療で)1年ぶりの復帰戦となった大会でしたが、満足のいく練習ができていなかったのかもしれません。第1ピリオドでタックルに入られた時、鳩尾(みぞおち)を痛めてしまって、自分のレスリングができなかったです」


 ■女子67kg級・橋本千紘(日大=3位決定戦でJOCアカデミー期待の古市雅子にフォール勝ちして3位を確保)「(涙ボロボロで)いつもより足が動いていたと思います。去年負けている相手なので、いつも通りの動きをして勝ちたいと思っていました。組み手の部分では練習でやってきたことが試合で出せたと思います」


 







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