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2014.09.11

【世界選手権第3日・特集(インタビュー)】女子60kg級・坂上嘉津季(至学館大)

■坂上嘉津季(至学館大)の2014年世界選手権成績
敗復戦 ●[6-9]Natalia Golts(ロシア)
2回戦  ●[フォール、5:12=2-10]Tserenchimed Sukhee(モンゴル)
1回戦  ○[Tフォール、3:23=10-0]Jenna Rose Burkert(米国)

(撮影=保高幸子)

――3試合を終えて、今のお気持ちからお願いします。

 坂上 調子が悪かったわけではない。むしろよかった。初戦はタックルが決まって10-0で勝ちましたから。でも、2回戦の最初に点を取れると思って出たところを投げられてしまって…。それがこの大会の一番駄目なとこと言うか、大会の(行方が)決まったところでした。あの4点がなかったら、と思うと…。あの4点で精神的にきてしまい、頭が真っ白になってしまった。意識したつもりはないけれど、後から振り返ってみると、あのあと腰が引けていた部分があった。1回戦は思い切りできたのに、投げられてしまってから、びびってしまって取り切れなかったのが敗因です。

 ――腰の状態がよくなかった、という情報もありますが…。

 坂上 それは理由にはなりません。それがあったから(負けた)とは考えません。腰が普通でも同じようになっていたんじゃないかな、と思います。

 ――2回戦のモンゴル選手は去年1年間、環太平洋大にいた選手ですが、練習をやったことは?

 坂上 ありません。でも、最近60kg級で結果を残していることを知っていました。大きくてタックルが伸び、力が強いのも分かっていた。それでもタックル取れると思って、攻め急いだかもしれない。もう少し様子を見て攻めればよかったかもしれない。しっかり倒すのではなく、場外へ出そうと思って、そこで浮き気味になって投げられたみたいです。それからはタックルに入っても場外際で投げられるのを心配して、中途半端になってしまった。

 ――敗者復活戦へ向けての気持ちの切り替えは?

 坂上 負けたことは仕方ないと思って、みんな決勝に進んでいるので、自分は3位になってメダルは持って帰ろうという気持ちでした。ここで勝てなかったのは弱いところです。ここで勝てないようだから、モンゴル戦でも負けたんだな、と思います。

 ――敗者復活戦でもモンゴル戦での4点が響いていましたか?

 坂上 …。相手はタックルにくる選手ではなく、組んでから投げたり、がぶりが強い選手。ほぼ守りの選手ということは分かっていました。でもパワーに押されて、最初に3回がぶりで取られた。それを1回でも減らしていたら変わっていたと思う。ばんばんと取られたのはよくなかった。

 ――この経験を次にどう生かしますか?

 坂上 パワーのなさを感じました。タックルに入っても相手の重さに勝てずにぐらつき、小手を振られて場外に出てしまうことがあった。栄監督からも「体幹が弱くて吹っ飛ばされずぎ」と言われましたので、このあたりを克服したい。

 ――オリンピック階級ではありませんが、今後の階級は?

 坂上 この階級で勝てなかったし…。考えます。








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