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2015.01.07

男子グレコローマンの全日本チームが合宿スタート

 2015年の全日本チームの先陣を切り、男子グレコローマン・チームが1月6日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタートした。

 西口茂樹・男子グレコローマン強化委員長(拓大教)は「一番苦しい時に、一番苦しいことができるだけの気持ちの準備をしてほしい」と年頭のあいさつ。

 1996年4月のオリンピックを目指した自身の現役時代の最後の試合を、「苦しい時に、楽をしようと思って逆転され、負けてしまった。一番後悔している試合だ」と振り返り、「明治杯(全日本選抜選手権)、世界選手権、全日本選手権と大切な試合が続く。スパーリングの時から、苦しい時に力を出せる準備をしてほしい」とリクエストした。

 リオデジャネイロ・オリンピックの予選は今年の世界選手権(9月、米国)から始まる。「全階級が5位以内に入ってオリンピックの出場枠を取ってくるにこしたことはないが、そんなに甘くはない。2階級、最高にできて3階級だと思っている。それ以外の階級は(その後の)予選を勝ち抜かねばならない。そのためには体力が必要だが、一番大切なものは気持ち」と断言。

 「体力は、コーチやトレーナーの指導をきちんと守れば養成できる。気持ちはコーチやトレーナーの指導ではどうしようもない。一番苦しい時に、一番苦しいことができるにはどうすればいいか。勝っている時に逃げない、楽をしない、最後まで勝ち抜く心といったものを今から準備してほしい」と伝えた。

 この日の練習は一本背負いなどの技術研究が中心。「技術指導の時の言葉には細心の注意を払っているが、時に正しく伝わらない時もある。おかしいと思ったら、そのままにせず、聞き返してほしい」と、選手からの積極的な疑問や質問を求めた。

 さらに、「現在は親が子をほめて育てる時代。しかし、プロのコーチである自分たちが選手をほめるのは、親が子をほめるのとは訳が違う。めったにほめないが、ほめられたら自信を持ち、その技術を伸ばしてほしい」と話した。

 豊田雅俊コーチ(警視庁)は「継続してできるためには、ほめられたこと、よかったことをメモしておくことも大事。そうでなければ、次の日には忘れてしまうことがある。メモするなどして残しておくことで、あとになって役立つ」と話し、いいことを文字に残し、読み返して覚える行動を要求した。

 合宿は10日まで。チームはこのあと、2月にイラン遠征組とハンガリー遠征組とに分かれ、それぞれ約2週間の海外修行を行う計画をたてている。ともに合宿と大会出場をこなす予定で、イラン遠征組は2月初め、ハンガリー遠征組は2月下旬に日本を発つ。

 なお、男子フリースタイルの全日本チームは1月12日から、女子の全日本チームは1月19日から、いずれも同所で今年最初の合宿をスタートさせる。

一本背負いの指導をする西口茂樹強化委員長

腕とりを指導する元木康年コーチ(自衛隊)

がぶりを指導する松本慎吾コーチ(日体大監督9

日本協会・笹本睦アシスタント・コーチの指導


 







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