日本レスリング協会公式サイト
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2015.01.09

日本の強さを学ぶため、欧州5ヶ国から女子選手が来日

(文・撮影=保高幸子)

 世界をけん引する日本の女子レスリングから学ぼうと、イタリア、ハンガリー、フィンランド、ラトビア、エストニアから計9選手が来日。東京・味の素ナショナルトレーニングセンターに入所し、1月8日、日本合宿をスタートさせた。

 来日選手の中には、昨年の世界選手権63kg級3位のアナスタシャ・グリゴリェワ(ラトビア)、同60kg級5位のペトラ・オリ(フィンランド)、同75kg級5位のエップ・マエ(エストニア)、世界学生選手権58kg級優勝のエメセ・バルカ(ハンガリー)ら世界トップ級の選手もいる。

 この日は、午前に来日したイタリアは休養したが、4ヶ国の選手が午後5時からの練習に参加。集まった代々木クラブ、日大、東洋大、東京・安部学院高、JOCエリートアカデミーらの選手とともに汗を流した。

 練習をまとめたJOCエリートアカデミーの吉村祥子コーチ(エステティックTBC)は「国際大会へ行ってよく言われるのが、『日本のレスリングを教えてほしい』ということ。どうしたら吉田沙保里や伊調馨のようになれるのか、関心があるようです」と話す。

 昨年春、ブラジルが日本で長期合宿し、その中の一人、75kg級のアリネ・ダ・シルバ・フェレイラが世界選手権(ウズベキスタン)で2位になった。それがきっかけか、以前にも増して多くの国が日本での合宿を希望しているという。

 吉村コーチは「若い選手にとっては、日本にいながら世界合宿を経験できるまたとないチャンスで、最高の練習になると思います」と話し、受け入れは日本にとっても望むべきこと。世界合宿を若い世代の学びの場にと考えている。

 ハンガリーの女性コーチ、ディレッタ・ギアムピッコロさんは「日本とヨーロッパのレスリング・テクニックはかなり違うし、選手時代に十日町で合宿に参加した経験では、トレーニング方法も独特でハード。それを選手に経験させたい。レスリングの合宿なら日本ほど素晴らしい国はないと思う。この施設も気に入りました」と話す。

 イタリアのミチェレ・リウッジ・コーチとフィンランドのアフト・ラスカ・コーチは「テクニックだけでなく、メンタル面の違いが大きい。この合宿で日本の規律や統制といったものを学びたい」とつけ足した。

 18日までは首都圏のチームと合同練習を行い、19日から24日までは全日本女子チームの合宿に参加予定。そのあと、ヤリギン国際大会(ロシア)やパリ国際大会(フランス)に向けて出発するという。


 







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