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2015.01.13

【全日本マスターズ選手権・特集】同期生の“世界チャンピオン”に刺激を受けて16年ぶりに復帰…飯田瑞江さん(神奈川・横須賀ジュニア教室)


(文・撮影=増渕由気子)

 第14回全日本マスターズ選手権の女子A級は、昨年のB級(中量級)覇者、福田有紗さん(長崎・東長崎クラブ)が優勝して大会4連覇を達成した。その福田さんに決勝で敗れはしたが、16年ぶりにマット復帰したのが飯田瑞江さん(旧姓三島=神奈川・横須賀ジュニア)だ。

 飯田さんは女子レスリングの創生期のメンバーの一人。岡山・玉野光南高校時代は柔道の選手で卒業後、自衛隊体育学校に進んでレスリングに取り組み、世界V5の吉村祥子さん(現JOCアエリートカデミー・コーチ)と同じ44kg級で活躍した。16年前の試合を最後にマットから遠ざかっていたが、復帰のきっかけを作ったのは子供の存在だった。

 「4歳と5歳の子供がいて横須賀ジュニア教室でレスリングを習うようになり、手伝ってほしいと頼まれ、今ではコーチを務めることになりました。指導者として携わっているうちに、周囲から背中を押されました」と打ち明ける。

 練習と違い、試合に出ると勝ち負けがついてしまう現実がある。「不安がありました。メンツもありますし…。けれど、昨年夏に横須賀ジュニアのコーチもしている同期の勝目(力也)君が世界マスターズ選手権で優勝して、わたしも! と思ったんです」と、最終的には同期生の活躍が刺激になって出場を決めたそうだ。

 今大会に臨むにあたって約3ヶ月間、週3、4回の練習を積み、近くの釜利谷高校の年末合宿にも参加して16年ぶりの舞台に照準を合わせてきた。体重は、通常の51kgから3kgしぼって出場。「現役時代のように体重が落ちなくて心が折れそうになった」と辛かったようだが、高校生に交じっての練習は、「こういうことを昔、毎日やっていたんだなと懐かしく思い出されて、楽しかったです」と振り返った。

 来年の参戦を問われると「今回のことでいっぱい、いっぱい。でも、決勝では1点も取れずに完敗でしたので、ものすごく悔しいです。闘いが終わってホッとしているけど、悔しい」と今の気持ちを表した。

 飯田さんが現役の時代は、女子がオリンピック競技になる前のこと。全日本女子選手権で2位の成績(1994年)を持ちながら、様々な事情で海外遠征に行くことはできなかった。現在は若手選手でも海外遠征に参加できる環境が整いつつある。飯田さんは、「女子の現状を見て、本当にうれしく思うし、よかったなと思っています」と、女子レスリングの発展についてもうれしそうに笑顔で話した。


 







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