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2015.02.10

2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクト「タレント発掘・育成コンソーシアム」事業報告(7)…第2回U-15カデットグレコローマンスペシャリスト育成キャンプ報告

2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクト「タレント発掘・育成コンソーシアム」事業報告(7)
第2回U-15カデットグレコローマンスペシャリスト育成キャンプ報告

 

2020TAコンソーシアム
 プロジェクトマネジャ― 清水聖志人


 2011年に制定した「スポーツ基本法」は、我が国におけるスポーツの施策策定および実施を国が責任を持って行うことを明確に示した。それを受けて2013年に策定された「スポーツ基本計画」に則り、文部科学省は新たな事業を実施している。その中の一つが、独立行政法人日本スポーツ振興センターが委託を受け、本協会が受託している2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクト「タレント発掘・育成コンソーシアム」(以下、2020TAコンソーシアム)である。

 本事業は、各世代のタレント選考基準の作成や国内・海外育成プログラムの高品質化に注力し、JWF独自の発掘・育成・強化システムの構築に向け、アスリート選抜システム構築事業を推進する。

 2014年12月12日(金)~12月14日(日)の期間、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて2020TAコンソーシアムの一環にて、第二回U-15・カデット世代のグレコローマンスペシャリスト育成キャンプを実施した。

 グレコローマンスタイルのスペシャリスト育成を目指したプログラムを実施したのは、今年度2回目であり、日本レスリングのグレコローマンスタイルの将来を担う有望タレント、計11名が参加した。

 本協会の2020TAコンソーシアムは、「インテリジェントレスラーの育成」をコンセプトとしており、全国のU-12世代、U-15世代、カデット世代、ジュニア世代から優秀なタレントを発掘し、国内及び海外育成プログラムによって育成を行う。また、高度レベルの競技活動を通して得た経験や知識を基に、日本のリーダーとなれるアスリートの育成を目指すため、「教育プログラム」に注力しているのが特徴である。

 今回キャンプの教育プログラムにおいては、自身の身体に関する知識を学ぶため、「ウォーミングアップ」、「クーリングダウン」、「コア・トレーニング」に関して教育プログラムを展開した。

 理学療法士であり、自身もサッカーの日本一経験を持つ渡邉学先生(東都リハビリテーション学院教員)から、身体のコントロールの方法を理論と実践の両面から展開いただいたことでタレント全員が積極的に参加していた。

 マットにおけるトレーニングにおいては、グレコローマンの基本技術、基本的な展開についてナショナルチームコーチが徹底したコーチングを行った。加えて、2004年アテネオリンピック60kg級チャンピオン、2014年仁川アジア競技大会71kg級チャンピオンの韓国代表Jung Ji-Hyun選手がスタンドの技術やリフト技のコーチングを行った。

 なお、トレーニングにおいても教育プログラムにて学んだ、知識やプログラムを取り入れ、教育プログラムとトレーニングの繋がりを持たせて展開することで、育成キャンプの効果を高めることが出来たと考えられる。

 本事業は、永続的にメダルを獲得できる発掘・育成システムの構築を目指すものであり、文部科学省及び独立行政法人日本スポーツ振興センターより事業の成果報告が求められる。このことから、本協会に関わる全ての関係者が方向性を共有し、事業の推進に努める必要がある。

笹本睦コーチ(ナショナルコーチアシスタント)によるグラウンドスキルのコーチング

渡邉学先生(東都リハビリテーション学院)による体幹筋訓練(ドローイン)の指導

教育プログラムの様子

教育プログラムの様子

 


 







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