日本レスリング協会公式サイト
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2015.02.17

NTS中央研修会がスタート、全日本・大学・ジュニア・高校の強豪が合同練習

 男子恒例の全日本チーム、全日本学生連盟・東日本学生連盟の選抜選手、ジュニア選抜選手、高校選抜選手によるNTS(ナショナル・トレーニング・システム)中央研修会が2月16日、東京・味の素トレーニングセンターでスタート。約100選手が6面マットをいっぱいに使い、汗を流した。

 年に1度の全日本~高校生までの合同練習。男子フリースタイルの和田貴広・強化委員長(国士舘大教)は「全国から優秀な選手が集まっている。全日本コーチからしっかりした技術を学び、各所属に持ち帰って身につけてほしい。全日本トップ選手の試合を映像で見るだけでは、何がどう強いのかは分からない。実際に闘ってみてこそ分かる。若手選手にとって最高の機会だ」と、4世代による合宿のメリットを説明。

 全日本トップ選手にとっては、実力差のある発展途上の選手と練習する機会が多くなるわけだが、「優秀な伸び盛りの選手と闘うことのメリットもある」と、力を抜くことなく“技の点検”をリクエスト。「練習のみならず、合宿中の行動すべてで若手選手の見本となることが必要」と、上に立つ選手の自覚を求めた。

 男子グレコローマンの西口茂樹・強化委員長(拓大教)は「各世代の強豪選手が集まって練習することで、団結感が生まれる。意味ある合宿だと思う」と、日本レスリング界全体の底上げに不可欠な合宿と位置づける。

 全日本トップ選手は、全日本合宿では肌を合わせることのない高校生や大学生との練習となり、コーチが教える技も全日本合宿とは違う基礎の技となる。しかし、「自分の歩んできた道を思い出してほしいし、基本の技を見直すことも必要」と、初心に帰っての基本の再確認を求めた。

 全日本学生連盟の吉本収強化委員長(神奈川大職)は「大学選手にとっては、全日本選手と練習でき、追い上げるとともに、優秀な高校生からの突き上げを肌で感じることになる。一番厳しい立場だと思う」と、“中間管理職”の大変さを理解しつつ、「その厳しさの中で実力がついていく。国内の中での自分の立ち位置をしっかり把握し、今後の練習に生かしてほしい」と話した。

 高校の指導者は全国7地区の代表が参加。チーフコーチの原喜彦・新潟県央工高監督は「今回参加した選手が、いずれ全日本のメンバーとなり、世界のメダルを取ることを期待している。そのために、しっかりした技術を学んでほしい」と話す。

 同時に「われわれ指導陣も学んでいる。参加したくても(人数の関係で)来られない指導者も多い。技術を持ち帰って各県、各地方に広げ、レベルアップをはかりたい。こうした機会を与えてもらっている恩返しをしたい」と、日本協会に感謝した。

 合宿は19日まで続けられる。19日からは全日本女子チームの合宿がスタートし、午前中は男女合同練習が行われる。

松永共広コーチ(日本協会専任コーチ)のローリングの指導

元木康年コーチ(自衛隊)のテークダウンの指導

けがで全日本選手権を欠場したロンドン・オリンピック代表の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)が戦線へ復帰

同階級のライバル、嶋田大育(国士舘大)と練習する世界2位の高谷惣亮(ALSOK)


 







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