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2015.03.06

【女子ワールドカップ展望】日本の10年ぶりの海外優勝なるか、予選2回戦の米国戦がヤマ

 女子の国別対抗戦「ワールドカップ」は3月7日(土)~8日(日)、ロシア・サンクトペテルブルグで行われる。今年が15回目で、日本は過去7度優勝を誇っているが、外国で行われた大会としては、2005年フランス大会以来、優勝に見放されている。

 今大会には6度優勝の中国が出場しておらず、海外優勝のチャンスが大きくなったが、地元のロシアや世界チャンピオンを抱える米国、アゼルバイジャンなど強豪が目白押し。一・二番手混合チームで臨む日本は、果たして10年ぶりの海外優勝を飾ることができるか。

《予選組み合わせ》
A組=日本、ポーランド、米国、アゼルバイジャン
B組=ロシア、ウクライナ、モンゴル、スウェーデン

 詳しいスケジュールは明らかにされていないが、慣例でいけば、日本は第1日にポーランド、米国、アゼルバイジャンの順で闘う。ポーランドは48kg級に昨年の世界選手権2位のイオナ・マトコウスカを抱えるが、総合力で日本の上をいっている可能性は少なく、ここでとりこぼすことはあるまい。

 2回戦で闘う米国は、昨年の世界選手権代表や1月のデーブシュルツ国際大会(米国)の上位選手を中心に6階級で2選手を派遣するなど力を入れているのが感じられる。

 69kg級に2008年北京オリンピック代表のランディ・ミラーと昨年の世界選手権63kg級2位のイェレナ・ピロズコバ、75kg級に昨年の世界チャンピオンのアデライン・グレイを擁するなど重量級はあなどれない。63kg級までに勝負を決めたいところだ。

 予選の最後はアゼルバイジャン。48kg級で昨年の世界選手権は3位に終わったが、2012年ロンドン・オリンピック決勝で小原日登美を追い詰めたマリア・スタドニクが出てくる。昨年の世界ジュニア・チャンピオンの宮原優(東洋大)が出鼻をくじけるか。

 55kg級にはウクライナから国籍を変えた欧州選手権3度優勝のナタリア・シニシン、60kg級に昨年の世界選手権2位のユリア・ラトケビッチが控える。ただ、63kg級から上は戦力が落ちるので、60kg級までに勝負か決まっていなければ、日本の勝ち目は大きいだろう。

 反対のブロックからは、ロシアかモンゴルが勝ち上がってくることが予想される。ロシアは58kg級の昨年の世界選手権2位のバレリア・コブロワ、69kg級で2012年ロンドン・オリンピック72kg級優勝のナタリア・ボロベワが中心。モンゴルは60kg級に昨年の世界選手権優勝のチェレンチメド・スヘー、63kg級に2013年世界選手権2位のバチェチェグ・ソロンゾンボルドを擁し、69・75kg級も実績のある選手。

 ファイナルでどちらと闘うことになっても、圧勝というわけにはいくまい。


《大会スケジュール》

期 日 現地時間 日本時間 試   合
7日(土) 10:00~12:00 16:00~18:00 予選1回戦
  12:00~14:00 18:00~20:00 予選2回戦
  17:00~17:30 23:00~23:30 開会式
  17:30~19:30 23:30~翌1:30 予選3回戦
8日(日) 12:00~13:00 18:00~19:00 7・8位決定戦
  13:00~14:00 19:00~20:00 5・6位決定戦
  14:00~15:00 20:00~21:00 3位決定戦
  15:00~16:00 21:00~22:00 決  勝
  16:00~16:30 22:00~22:30 表彰式

 


 







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