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2015.05.09

メダル獲得選手の声…アジア選手権第3日

(5月8日、カタール・ドーハ、取材=池田安佑美)


 ■女子55kg級優勝・木村安里(群馬大)=この日、唯一の金メダル「初めてのアジア選手権で、緊張より、思い切ってやろう、という気持ちの方が大きかった。伊調馨さんにアップを一緒にやってもらえて、代表になったチャンスを生かすため、自信を持って闘おうとマットに上がった。

 この冬はヤリギン国際大会(ロシア)にも出場したが、全然勝てなかった。今回、優勝できて自信になったので、このまま世界の舞台でも勝てるようにしたい。失点もしましたが、取られてから火がつくタイプなので、取り返せました。次の目標は明治杯(全日本選抜選手権)です。しっかり優勝して世界選手権に行きたいです」


 ■女子60kg級2位・香山芳美(早大)=5者リーグ戦で2敗したものの銀メダルを獲得「初めてのアジア選手権なので、もっと何もできないかもと思ったりしました。けれども、試合ではやりたいことや自分の動きができたと思う。緊張はありませんでした。

 参加人数が少なくて、5者リーグ戦で4試合もやることができました。きつかったのは、約2時間で4試合をこなしたこと。このような経験はありませんでした。カザフスタンと中国に負けましたが、負けて悔しがるひまもなく次の試合でした。そのため、4試合目のインド戦に勝ったあとに前の試合で負けた悔しさが出てきました。

 負けたカザフスタン戦は、前半から攻められなかったことが敗因。攻めたら取れるということは分かっていたのですが…。今の目標は60kg級で世界を目指すこと。オリンピックは2020年に向けて目指したいと思っています」


 ■女子63kg級・村田夏南子(日大)=決勝で逆転負け「55kg級から階級を上げてしばらくたちますが、今回も力負けすることはなかった。63kg級への階級アップは迷いなくやっている。

 (決勝戦で4−0とリードして終盤を迎えたが)あの場面で腕を持たれていると分かっていたけど、リードしていたので、気持ちが守りに入ってしまった。このままだったら甘いということを試合が教えてくれた。どんな場面でも攻めきることが課題。この悔しさを忘れずに、今後もしっかりやっていきたい。


 ■女子53kg級・入江ななみ(九州共立大)=ジュニアクイーンズカップ、JOC杯に続き、1カ月間で3大会をこなす「アジア選手権のあとも、6月は全日本選抜選手権、7月は世界学生選手権、8月は世界ジュニア選手権が控えています。毎月試合がありますが、試合がしたくて仕方がないので大丈夫です。

 去年11月以来の海外遠征でした。自分も体力をつけてきたつもりでしたが、外国人がその上を行っていました。(負けた相手の)中国は力強かったです。攻撃力、技術、体力、いろいろな面で自分の弱いところが見られました。自分のレスリングを見直すきっかけになり、もっと技術を磨きたいなと思いました」


 ■女子69kg級・工藤佳代子(自衛隊)=3位決定戦のラスト数秒で逆転勝ち「1点ビハインドだったので、最後は思い切って攻めた。時間切れだと思ったけど、時計を見たら時間内で逆転していました。あきらめなくてよかったです。(伊調)馨さんの声がよく聞こえた。日本のチームはタックルで取るという流れがあったので、タックルで最後決めました。

 3位になれてうれしいが、準決勝の中国戦は、相手の(アジア大会優勝などの)過去の実績に少し萎縮してしまった。決勝くらい攻めにいけたらよかったのに、攻め切れませんでした。今日の自己採点は45点です。決勝のモンゴル戦のラスト10秒で入ったタックルで45点です。あとはまだまだです。6月の全日本選抜選手権で優勝して、オリンピックの切符を獲りたいです」


 







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