74kg級世界王者のデニス・ツァルグシュ敗れる（動画）…男子フリースタイル・ロシア選手権／各階級成績
昨年の世界選手家決勝で高谷惣亮と闘うデニス・ツァルグシュ＝撮影・保高幸子
ツァルグシュは準々決勝で、今年のワールドカップの第２代表ではあるが、１月のヤリギン国際大会12位など国際的には実績の少ないヤクブ・シクガマロフを相手に２－０とリードしながら、終了間際に２－２に追いつかれて投げ技を受け、２－６で敗れた。シクガマロフが決勝に進めなかったため、上位進出を逃した。同級は2013・14年欧州選手権優勝のアニウアール・ゲデュエフが制した。
ツァルグシュは今年３月のヤシャ・ドク国際大会（トルコ）で優勝するなど世界連覇を目指していたが、ロシア協会のホームページによると、首のヘルニアに悩まされていたとのこと。マゴメド・グセイノフ・ヘッドコーチは「まだ（世界選手権出場の）チャンスはある」と、世界選手権の代表選抜はこれからであることを示唆した。
86kg級世界王者のアブデュラシド・サデュラエフ、97kg級世界王者のアブデュサラム・ガジソフ、昨年は世界３位だったが2013年世界選手権120kg級の王者のハジムラド・ガチャロフらは順当勝ちしたが、65kg級のは世界王者のソスラン・ラモノフが決勝で敗れた。57kg級】は世界王者返り咲きを目指す元55kg級の世界Ｖ２のビクトル・レベデフが優勝。
各階級の成績は下記の通り。
◎男子フリースタイル
【57kg級】
［1］Viktor Lebedev ＝2010・11年世界選手権55kg級優勝、2014年世界選手権代表
［2］Ismail Musukaev ＝2015年ヤリギン国際大会２位
［3］Azamat Touskaev
［3］Nariman Israpilov
【61kg級】
［1］Alexander Bogomoev ＝2014年世界選手権代表、2015年ヤリギン国際大会優勝
［2］Jamal Otarsultanov ＝2012年ロンドン・オリンピック55kg級優勝、2015年ヤリギン国際大会３位
［3］Gadzhimurad Rashidov
［3］Rustam Abdurashidov
【65kg級】
［1］Ilyas Bekbulatov ＝2015年ヤリギン国際大会優勝
［2］Soslan Ramonov ＝2014年世界選手権優勝
［3］Ahmed Chakaev
［3］Magomed Kurbanaliev
【70kg級】
［1］Magomedrasul Gazimagomedov ＝2015年メドベジ国際大会優勝
［2］Israil Kasumov ＝2015年ヤリギン国際大会３位
［3］Evgeny Zherbaev
［3］Rasul Dzhukaev
【74kg級】
［1］Aniuar Geduev ＝2013・14年欧州選手権優勝
［2］Stanislav Khachirov ＝2014年ラマザン・カディロフ・カップ５位
［3］Ahmed Gadzhimagomedo ＝2015年ヤリギン国際大会優勝
［3］Habib Batyrov
【86kg級】
［1］Abdulrashid Sadulaev ＝2014年世界選手権優勝
［2］Kudiyamagomedov Shamil
［3］Anzor Urishev ＝2012年ロンドン・オリンピック代表、2015年ヤリギン国際大会優勝
［3］Soslan Ktsoev
【97kg級】
［1］Abdusalam Gadisov ＝2014年世界選手権優勝
［2］Vladislav Baitsaev ＝2013年欧州選手権96kg級３位
［3］Magomed Ibragimov
［3］Adlan Ibragimov
【125kg級】
［1］Khadzhimurat Gatsalov ＝2013年世界選手権優勝、2014年世界選手権３位
［2］Eduard Bazrov
［3］Bekhan Dukaev
［3］Muradin Kushkhov＝2015年ヤリギン国際大会優勝、2015年U-23欧州選手権優勝
【74kg級準々決勝】デニス・ツァルグシュ－ヤクブ・シクガマロフ
