日本レスリング協会公式サイト
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2015.06.21

【全日本選抜選手権・最終日】健闘選手の声

(6月21日、東京・代々木競技場第2体育館)


 ■女子48kg級・宮原優(東洋大=全日本選手権2位も、今回は2回戦で岩群安奈に敗退)「調子は最高という感じだった。試合前もガチガチではなく、アップ不足でもなかった。でも、実際の試合では足を触られタックルに入られてしまった。片足タックルに入った時もふたつの選択肢があったけど、その後の処理で選択ミスをしてしまった。(5分過ぎ、バックを奪って反撃)グラウンドは得意だったけど、ラスト20秒で焦ってしまった。いつもやっていることなのに決めが甘くなってしまった。悔しい。現在は相当減量している。最後の100グラムが落ちるかどうか。体への負担が大きいので、東京オリンピックのことまでは考えられません」


 ■女子53kg級・入江ななみ(九州共立大=吉田沙保里に3-5と追い詰めるも、勝利ならず)「あと2点で勝てた。勝てると思っているので、まだ(オリンピックの)代表が決まったわけじゃないので、あきらめていません。実力は接近してきたと思っている。あとは練習するだけです。今回の試合では少し自分のペースに持って行けたと思うが、さらにその上をいかれてしまった。あと1ピリオドあったら勝てたと思う」


 ■女子53kg級・向田真優(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高=吉田沙保里と初対戦で2点を取る善戦)「(浜田千穂との)3位決定戦は、全日本選手権のリベンジがかかっていたので、強い気持ちを持って闘った。それができた。準決勝は初めて吉田沙保里さんと対戦できました。ずっと前からやりたかったので、その試合で自分の得意なタックルが出せてよかった。反省点は、がぶられることが多くて、相手の懐に入れなかった点です」


 ■女子58kg級・樋口美賀子(環太平洋大=伊調馨に完敗も出場3選手中2位)「初めて伊調さんと試合をして、挑戦者の気持ちで向かって行ったけど、何もできませんでした。レベルはまだまだですが去年よりも順位も良く、成長はできていると思います。(出場者が3人は)寂しいと言えば寂しいですけど、おかげで世界チャンピオンの伊調さんと試合ができた。この経験を活かしたい」


 ■男子フリースタイル57kg級・稲葉泰弘(警視庁=1回戦で湯元進一に敗れる)「全然ダメだった。首は大丈夫だけど、ヒザの具合がちょっと…。思うように動けなかった。今日の試合だったら、「0」に近い試合内容でしょう。自分から攻められていない。でも、まだ終わりではない。ひざをしっかり治して、12月の全日本選手権では最高の試合ができるように準備したい」


 ■男子フリースタイル57kg級・湯元進一(自衛隊=ロンドン・オリンピック3位。優勝を逃し、オリンピック2大会連続出場が厳しくなる)「自分の実力不足。相手(負けた高橋侑希)の方が実力が上だった。ロンドンの時と同じように仕上げてきたけど、日本のレベルが上がっていた。完敗です。相手をつかんでグラウンドに持ちこめば逆転できたと思うけど、そこまで取り切れなかった。初戦の稲葉(泰弘)選手は長年やってきたライバルで、命をかけて闘ってきた相手。敬意を払いたい。今後のことは、僕の中では(引退の方向で)固まってきている。1月のヤリギン国際大会(ロシア)で結果が出ず、心が折れた。そこからもう一度もってきたけど、勝てなかった。奮起してここまでやったことには悔いはないです」


 ■男子フリースタイル86kg級・赤熊猶弥(自衛隊=決勝で5点リード奪うも、後半に失速して2位)「後半ばててしまい、自分の構えもできていなかった。タックルの後のグラウンドが返せたら、もっと楽にできたのかな、と。それができずにきつかった。2位は悔しい。後半の体力が課題なので、走り込みやスパーリングを増やした練習をしたい。気持ちはまだしっかりあるので、天皇杯(全日本選手権)に向けてしっかりと練習したい」


 ■西口茂樹・男子グレコローマン強化委員長(98kg級の齋川哲克が準決勝棄権について)「斎川は腰の状態がずっと思わしくなく、(テクニカルフォール勝ちした)初戦を終えて『もう闘えない』と言ってきた。これで世界選手権の出場はなくなった。本人は教員(足利工高教員)という立場から『夏休みに手術をしたい』と言っている。教員として強い責任感を持っているからだが、私としては今すぐにでも手術をしてほしいと考えている。そうすれば12月の全日本選手権に十分に間に合うと思う」


 ■男子グレコローマン59kg級・長谷川恒平(青山学院大職=準決勝で太田忍に、3位決定戦で倉本一真に敗れる)「今日は狙っていたんですけど、若い選手たちが強くなって、こういうことの繰り返しなのかな、と。やっぱり悔しいですね。日本で圧倒的に勝って世界というのが今までのパターンだったけど、そこまでの力がなかった。今後のことは分からないです。仕事もありますし。これで、いったんひと区切りなんじゃないかと思います」


 ■男子グレコローマン59kg級・倉本一真(自衛隊=田野倉翔太に準決勝、さらにプレーオフで敗れて)「何を出すまでもなく負けてしまった。完敗です。それだけです」


 ■男子グレコローマン59kg級・太田忍(日体大=決勝で田野倉翔太に敗れて)「ダメですね。技というよりも、相手のうまさや試合運びにやられてしまった。強かったです。田野倉選手は審判に対しての見せ方がうまい。際どいところをしっかりとポイントにするのがうまかった。今回は優勝してプレーオフまで行かないと意味がなかった。良かったところは、前回長谷川選手に勝った時はまぐれかと思ったけど、今回はしっかり勝てたこと。前回よりも成長できたかなと思う。代表が世界選手権でメダルを獲ってこないと、リオデジャネイロ・オリンピックの代表は決まらない。最後の最後まで諦めないで代表の座を目指します」


 







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