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2015.08.01

8・4~5インターハイ展望/個人戦(男子)…2年生で連覇目指す乙黒拓斗(東京・帝京)

【個人戦日程】8月4日(火)・5日(水) 京都・舞鶴文化公園体育館

個人戦 50kg 55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg

 【50kg級】

 全国高校選抜大会優勝の阿部敏弥(東京・帝京)、同2位の松井稜(岐阜・中京)、昨年の国体優勝の荒木大貴(熊本・玉名工)、4月のJOC杯ジュニア50kg級優勝の由良英二(京都・網野)の4選手の争いか。JOC杯カデット50kg級では、荒木が松井を破り、阿部が荒木を破って優勝している。

 6月のアジア・カデット選手権で優勝した荒木が、その勢いを持ち込めるか。荒木と松井が同じブロックで、全国高校選抜大会3位の菅原幹太(秋田・秋田商)もいる。

 阿部のブロックには、由良がいて、お互いに勝ち上がれば準決勝で対戦。世界ジュニア選手権(8月11~16日、ブラジル)への出場が決まっている由良、世界カデット選手権(8月25~30日、ボスニア・ヘルツェゴビナ)への出場が決まっている阿部。勝って弾みをつけたいところだが、勝者は1人だ。

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 【55kg級】

 昨年、50kg級で1年生王者に輝いた乙黒拓斗(東京・帝京)が階級を上げて2年連続優勝を目指す。全国高校選抜大会、JOC杯カデット54kg級、関東高校選抜大会と勝ち、階級アップは順調。しっかり勝って世界カデット選手権(8月25~30日、ボスニア・ヘルツェゴビナ)へつなげたい。

 全国高校選抜大会決勝で敗れた早山竜太郎(京都・京都八幡)、同3位の諏訪間祥太郎(佐賀・鳥栖工)、全国高校選抜大会50kg級3位の谷山拓磨(京都・京都八幡)らが、どう挑むか。

 乙黒、諏訪間、谷山が同じブロック。

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 【60kg級】

 2年前の50kg級チャンピオンで、今年の全国高校選抜大会のこの階級を制した成國大志(三重・いなべ総合学園)が2年ぶりの栄冠を勝ち取るか。

 同2位の礒川利音(京都・網野)、同3位の志賀晃次郎(京都・京都八幡)が敵となろうが、同大会の準々決勝で大接戦し辛勝した榊大夢(鹿児島・鹿屋中央)の方が、成國にとって精神的に嫌な相手かもしれない。

 組み合わせは、成國と志賀が同じブロックで、反対のブロックに礒川と榊がいる。

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 【66kg級】

 全国高校選抜大会優勝の三輪優翔(和歌山・和歌山北)、同2位の中村剛士(埼玉・花咲徳栄)の再戦となるか。同決勝は4-4のラストポイントによって三輪が勝利。実力差はほとんどない。

 しかし、4月のJOC杯カデット69kg級では梅林太郎(東京・帝京)が三輪を破って優勝し、6月の関東高校大会では、全国高校選抜大会の準決勝で負けた中村にリベンジして優勝と、急成長を見せている。

 昨年の全国中学選抜選手権で優勝し、JOC杯カデット58kg級でも勝った基山仁太郎(三重・いなべ総合学園)がこの階級にエントリー。激戦となりそうだ。

 三輪と梅林、中村と基山が、それぞれ同じブロック。

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 【74kg級】

 昨年2位で、今年の全国高校選抜大会優勝の吉田隆起(和歌山・和歌山北)が昨年の雪辱を目指す。昨年はインターハイで優勝できずに三冠王を逃している。

 同2位の松雪泰成(愛知・星城)、同3位の佐藤拳(神奈川・磯子工)前田明都(埼玉・花咲徳栄)がどう挑むか。前田はJOC杯カデット・グレコローマン69kg級で優勝し、実力をつけている。

 前田と松雪、吉田と佐藤が、それぞれ同じブロック。

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 【84kg級】

 本来より1階級上だが、全国高校選抜選手権を圧勝続きで優勝した山崎弥十朗(埼玉・埼玉栄)がずば抜けている。4月のJOC杯ジュニア74kg級では強豪大学選手をも破って優勝するなど、勢いはとどまることを知らない。

 同2位の飯村友基(茨城・鹿島学園)、同3位の川村洋史(静岡・飛龍)山根光司(香川・多度津)がどう闘うか。

 山崎を倒すとしたら、全国高校生グレコローマン選手権優勝で、全国高校選抜選手権では山崎から唯一ポイントを取った藤井達哉(滋賀・栗東)の方が可能性が高いかもしれない。お互いに勝ち上がれば準決勝で対戦する。

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 【96kg級】

 全国高校選抜大会優勝の石黒峻士(埼玉・花咲徳栄)は120kg級へ出場する。空いた座を同2位の白鳥慶樹(長野・小諸)、同3位の本田瑛之(宮崎・宮崎一)吉澤瑠依(群馬・館林)が争う。本田と吉澤が同じブロック。

 石黒の弟で昨年の全国中学選抜選手権優勝73kg級優勝の石黒隼士(埼玉・花咲徳栄)が、“兄が譲ってくれた”階級で殊勲を挙げることができるか。勝ち上がれば3回戦で本田と対戦する。

 関東高校大会では藤本歩(茨城・霞ヶ浦)が石黒を破って優勝しており、昨年、個人戦の優勝がなかった霞ヶ浦にタイトルを取り戻すことができるか。

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 【120kg級】

 全国高校選抜大会96kg級王者の石黒峻士(埼玉・花咲徳栄)がこの階級にエントリーし、2人の選抜王者が争うことになった。120kg級王者の冨栄雅秀(茨城・霞ヶ浦)が意地を見せられるか。お互いに勝ち上がれば、準々決勝で対戦する。

 モンゴルからの留学生のプロブスソン・デレゲルバヤル(千葉・柏日体)が関東高校大会で富栄を破って優勝している。石黒、冨栄と反対のブロック。全国高校選抜大会3位の松本直毅(神奈川・横浜清陵総合)、同2位の姉石慶一(岩手・宮古商)を破って決勝まで上がってくるか。


 







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