日本レスリング協会公式サイト
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2015.08.18

【展望】8・20~21全日本学生選手権…実力見せるか、昨年の学生二冠王者・多胡島伸佳(早大)

 全日本学生選手権の男子フリースタイルは8月20~21日に東京・駒沢体育館で行われる。世界選手権(9月7~12日、米国・ラスベガス)へ出場する57kg級の高橋侑希(山梨学院大)は不参加。8月15~16日の世界ジュニア選手権(ブラジル・サルバドル)に出場した選手は帰国日が計量日のため不参加。

 その中で、だれが栄冠を勝ち取るか。各階級の見どころをさぐった。


男子フリースタイル組み合せ 57kg 61kg 65kg 70kg 74kg 86kg 97kg 125kg

 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】

 世界選手権代表の高橋侑希(山梨学院大)は不出場。昨年の全日本大学選手権で高橋を破って学生二冠王に輝いた中村倫也(専大)が優勝候補の筆頭となろう。昨年3位の伊藤優(群馬大)が、女子の木村安里(世界選手権代表=群馬大)に続いて“国立大パワー”を発揮できるか。順調に勝ち上がれば決勝で対戦。

 全日本選手権3位の小栁和也(山梨学院大)、東日本学生春季新人選手権優勝の藤田雄大(青山学院大)、昨年のJOC杯優勝の大城一晟(国士舘大)、西日本学生選手権優勝の中村弦斗(立命館大)らが優勝争いに加われるか。

 JOC杯55kg級優勝の長谷川敏裕(日体大)と60kg級優勝の樋口黎(日体大)は世界ジュニア選手権のため不出場。

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 【61kg級】

 昨年3位で、全日本選抜選手権2位の有元伸悟(近大)が西日本勢の意地を見せるか。同じく昨年3位の上野慎太郎(日体大)、昨年57kg級2位の山崎達哉(日体大)らが、西日本選手の戴冠を阻止するか。

 全日本大学選手権55kg級3位の前田頼夢(日大)、昨年の東日本学生春季新人選手権65kg級優勝の紺野孝太(日大)、今年の東日本学生春季新人選手権優勝の乙黒圭祐(山梨学院大)らが上位へ進めるか。

 有元、山崎、紺野は準々決勝までのブロック、上野、乙黒、前田は反対の準々決勝までのブロックに固まっている。

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 【65kg級】

 昨年は4年生同士が決勝を争った。昨年3位の比江島研吾(日体大)、昨年61kg級2位の中田陽(日体大)、全日本選手権61kg級2位の阿部宏隆(国士舘大)が優勝を争うか。

 昨年の東日本学生秋季新人線優勝の初見智徳(山梨学院大)、今年の東日本学生春季新人選手権優勝の米沢圭(早大)、昨年のインターハイ王者の田辺雄史(同志社大)らが優勝戦線にからむか。比江島、田辺、阿部、初見が準々決勝までのブロック、中田と米澤が反対側の準々決勝までのブロック。

 昨年の全日本大学選手権優勝選手(高谷大地)は70kg級へエントリー。東日本学生リーグ戦で活躍した昨年の高校四冠王者、藤波勇飛(山梨学院大)は世界ジュニア選手権のため不出場。

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【70kg級】

 昨年の学生二冠王者、多胡島伸佳(早大)の優位は動くまい。世界選手権7位で全日本大学選手権65kg級王者の高谷大地(拓大)が、そのが城を崩せるか。順調に勝ち上がれば決勝対戦する。

 多胡島のブロックには、全日本選抜選手権3位の松尾侑亮(専大)、全日本大学選手権3位の中村百次郎(日体大)、高谷のブロックには、昨年2位の木下貴輪(山梨学院大)、昨年3位の古澤宏野(立命館大)がいる。

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 【74kg級】

 昨年は奥井眞生(国士舘大)浅井翼(拓大)が決勝を1年生同士で争った。今年も反対のブロックにいて、決勝激突の再現なるか。

 昨年3位の本村匠(山梨学院大)、東日本学生秋季新人選手権優勝の宮近由(神奈川大)が奥井の決勝進出を阻止できるか。浅井のブロックには、昨年の全日本大学選手権2位の平野翼(同志社大)、同3位の小山内光将(日大)がいて決勝進出を目指す。

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 【86kg級】

 昨年2位の村山貴裕(大東大)、同3位の松坂誠應(日体大)の争いか。昨年のグレコローマン85kg級優勝の与那覇竜太(専大)、全日本大学グレコローマン選手権85kg級優勝の岡嶋勇也(拓大)も、本来はフリースタイルの選手。村山、松坂をしのげるか。

 グレコローマンで成長著しい武田光司(専大)も、東日本学生春季新人選手権はフリースタイルで優勝しており、このスタイルでも上位に食い込む力は十分。東日本学生秋季新人選手権優勝の大山博貴(明大)、西日本学生選手権優勝の榎本凌大(同志社大)らも上位へ食い込む実力をつけているはず。

 全日本大学選手権で1年生王者に輝いた白井勝太(日大)は世界ジュニア選手権のため不出場。

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 【97kg級】

 昨年の学生二冠王者、山本康稀(日大)が強さを発揮するか。3連覇を目指す。全日本大学選手権の決勝で敗れた志喜屋正明(国士舘大)のリベンジなるか。

 昨年のJOC杯優勝で全日本選手権3位の吉川裕介(山梨学院大)、東日本学生秋季新人選手権優勝の近藤千加良(国士舘大)らが優勝争いに加わるか。

 山本と近藤が準決勝までのブロック、反対のブロックに志喜屋と吉川。6月の全日本選抜選手権で山本を破った園田平(拓大)は世界ジュニア選手権のため不出場。

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 【125kg級】

 オレッグ・ボルチン(山梨学院大)の3連覇の可能性は高いだろう。東日本学生秋季新人選手権優勝の宮原将裕(大東大)、全日本大学選手権3位の津田大健(中京学院大)、西日本学生選手権優勝の池田雄人(近大)らが、どこまで食いつけるか。

 昨年の高校五冠王者の山本泰輝(拓大)は世界ジュニア選手権のため不出場。


 







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