日本レスリング協会公式サイト
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2015.08.29

世界カデット選手権(ボスニア)出場の男子グレコローマン・チームが帰国

 ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで行われている世界カデット選手権に出場した男子グレコローマン・チームが8月28日、成田空港着のオーストリア航空で帰国した。

 メダルはなかったが、5位入賞が3選手で、昨年の「5位1選手」を上回る成績。しかし、文田敏郎監督(山梨・韮崎工高教)は「おととし、世界一が2人出た(小柳和也、佐々木アーセン)。あのイメージがあったので、メダルは持ち帰りたかった」と残念そう。

 ただ、「あと一歩という惜しい試合が多かった。日本のグレコローマンは(フリースタイルに比べて)遅れがちな感じがするが、いい形の試合をする選手もいる。経験を積むことで、今後に期待が持てると思う」と選手をねぎらった。

 外国選手は「ルールをうまく利用して勝利につなげている、という印象だった」とのこと。投げ技を先に思い切って仕掛け、失敗してもリスク・レスリングのルールによって失点にしないなどのテクニックが目立ったそうだ。

 日本選手は「組んで、自分の形にもっていこうとして、その間に相手に仕掛けられている、といったケースが多かった。速攻のレスリングが大事だと思った。選手自身が感じたと思うし、私自身も感じたことを指導の場で伝えていきたい」と振り返った。

■惜敗の中にも、次につながる収穫あり…46kg級5位・稲葉海人(山梨・韮崎工高)

 3位決定戦の中で、特に惜しい負け方をしたのが、46kg級の稲葉海人(山梨・韮崎工高)。前半のリードを守れず、終盤に無念の逆転負けだった。「悔しかった。勝てる試合を落とした。リードして、『あと2分、守り切れば』という気持ちが出てしまった。攻める気持ちがなくなったのが敗因です」と厳しく振り返った。

 初の国際大会は「やりやすい選手もいれば、やりにくい選手もいた。手足が長い選手は、がぶっても胴に手を回されてしまい、得意のがぶり返しができなかった。いい経験になりました。来年もまだカデットの世代なので、JOC杯でしっかり優勝し、世界で優勝できるよう頑張りたい」と話した。

 76kg級の林雷主将(山梨・韮崎工高)は「結果には納得いっていない。極めぞりを受けてしまった。日本ではあまりかからない技。実力が足りない。課題を直して今後につなげたい。チーム全体としては、惜しい試合もあった。メダルがなかったのは残念。(主将として)精いっぱいやりましたが、引っ張れなかったのかも…」と無念の表情だった。


 







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