(取材=池田安佑美、撮影=矢吹建夫)
■男子グレコローマン71kg級・花山和寛(自衛隊)「今まで腰のけがの関係であまり練習ができず、全日本選抜選手権の時は体力がなくて、ばてました。今回は合宿などで準備ができて体力面でも自信を持って臨みました。
けれども、外国選手の身体能力やスタミナにはかなわなくて、ポイントがとれませんでした。(全力を)出し切ったんですけど(結果が出なくて)ショックです。
(相手のトルコ選手は昨年2位の選手)去年の決勝などのビデオで研究したけど、体力的に負けていました。世界選手権2位を相手にスコアは0-2で大差がないように見えますが、自分が無得点だったということを考えると、全然攻めきれていないし、ポイントになる技もなかった。グラウンドも相当練習して、リフトも上げられるようになったけど、そこまで行けなかった。けっこう差がある0-2でした。
2ヶ月前までは立っているだけでも痛かったほど腰の痛みがありました。(けが完治すれば)足りないスタミナを(練習で)引き上げることはできる。次の目標は、コンディションを整えて、ベストな状態で臨むことです。リオオリンピックは、目指すチャンスが出てきたら挑戦してみたいです」