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2015.09.12

【世界選手権・第5日】鴨居正和(自衛隊)が5位入賞、女子は3年連続20度目の団体優勝

 【ラスベガス(米国)】世界選手権第5日は9月11日、米国・ラスベガスで女子1階級、男子フリースタイル3階級が行われ、男子フリースタイル61kg級の鴨居正和(自衛隊)が5位に入賞した。

 鴨居は初戦の2回戦でマケドニア選手を破ったあと、3回戦で昨年の世界チャンピオンのハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)と対戦し、2-6で黒星。敗者復活戦で昨年5位のアンドレイ・ペルペリタ(モルドバ)を下して3位決定戦へ進んだ。

 銅メダルをかけた闘いは、2013年60kg級2位で昨年の初戦で闘っているウラジーミル・デュボウ(ブルガリア)と対戦。2-3で敗れ、メダル獲得はならなかった。

 男子フリースタイル86kg級の松本篤史(ALSOK)は1回戦で世界王者のアブデュルラシド・サデュラエフ(ロシア)に黒星。敗者復活戦へ回ってイスラエル選手を破ったが、同2回戦で3月のモンゴル・オープン決勝で勝ったウイツメン・オルゴドル(モンゴル)に4-5で敗れ、3位決定戦にたどり着けなかった。

 同96kg級の山口剛(ブシロード)と女子60kg級の栄希和(至学館大)は、ともに初戦敗退。男子の86、97kg級はオリンピック出場枠を取れなかった。

 女子はこの日で終了。日本は「金3・銀1・銅1」を獲得。国別対抗得点は51点をマークし、中国の42点を抑えて3年連続20度目の優勝を達成した。3位は米国の31点。

 各選手の成績は下記の通り。


※敗者復活戦=負けた相手が決勝へ進んだ場合、敗者復活戦へ回れる。そこを勝ち進むと3位決定戦へ。

 ◎女子

 【60kg級】栄希和(至学館大)    12位=15選手出場

1回戦 ●[4-6]Dzhanan Filipova Manolova(ブルガリア)

 《試合経過》第1ピリオド、栄は右脚へのタックルと正面タックルで4-0。第2ピリオド、首投げを受けて2失点。そのあと、タックルに行ってはバックに回られることを繰り返し、4-6とされてしまった。

※敗者復活戦へ回れず

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 《国別対抗得点》
[1]日本 51点
[2]中国 42点
[3]米国 31点
[4]ウクライナ 30点
[5]ロシア 29点
[6]アゼルバイジャン 29点
 


 ◎男子フリースタイル

 【61kg級】鴨居正和(自衛隊)     5位23選手出場

3位決定戦 ●[2-3]Vladimir Dubov(ブルガリア)

 《試合経過》第1ピリオド、アクティブタイムを取られた鴨居は、攻撃ができずに1失点。第2ピリオドの開始早々とラスト1分に場外へ押し出されて0-3へ。5分39秒、鴨居は相手の攻撃をうまくかわして場外へ出して1点を返し、さらに攻めて再度の場外ポイントを取ったが、残り時間は2秒。2-3のまま終了した。

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敗復戦 ○[8-7]Andrei Perpelita(モルドバ)

 《試合経過》2分24秒、タックルを決めて4点。第2ピリオドは、タックルの取り合いで6-2。第2ピリオドの後半、場外際でさらに両足タックルを決めた鴨居だが、相手にうまく返されて2失点。日本陣営はチャレンジしたが認められず、相手に1点。8-7と追い上げられたが、逃げ切った。

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3回戦  ●[2-6]Haji Aliyev(アゼルバイジャン)

 《試合経過》昨年の世界チャンピオンとの対戦。消極的な鴨居が最初にアクティブタイムを受けて30秒攻めきれず1失点。2分15秒にも場外ポイントで1失点。第2ピリオド、バックポイントで2失点、さらに鴨居が場外に逃げたとみなされて警告つきの1失点。残り30秒、鴨居は両足タックルで2点返すが、さらに2失点。王者を倒せなかった。

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2回戦  ○[Tフォール、4:32=10-0]Jasin Redjalari(マケドニア)

 《試合経過》第1ピリオド2分過ぎ、鴨居はアクティブタイムを受ける。30秒間中にタックルで攻めて2点。第2ピリオドからは、タックルなどで果敢に攻めたて、最後は4点タックルを決めて4分32秒、10-0でテクニカルフォールを決めた。

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1回戦  BYE


 【86kg級】松本篤史(ALSOK)    14位=43選手出場

敗復戦 ●[4-5]Uitumen Orgodol(モンゴル)

 《試合経過》第1ピリオド、松本は前に出て相手を場外に追いやるが、勇み足で相手に1点。その後、相手のアクティブタイム中にバックを奪われて2失点。0-3とされる。第2ピリオドは、松本が場外ポイントで1点を返すが、3分40秒にカウンターバックで2失点。相手がけがをアピールして試合を中断したため、遅延行為で1点。その後場外ポイントなどで追い上げたが、4-5で敗れた。

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敗復戦 ○[Tフォール、3:21=12-2]David Valentyn Radchenko Mykhalchenko(イスラエル)

 《試合経過》開始早々、松本はバックポイントで2点。1分43秒に2点取られるが、すぐさまバックポイントを取り返して3-2とされる。その後、場外ポイントを追加して4-2。ここから何度も相手を落としてバックを奪って12-2でテクニカルフォール。

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1回戦 ●[Tフォール、3:33=0-11]Abdulrashid Sadulaev(ロシア)

 《試合経過》昨年の世界チャンピオン。松本は前にプレッシャーをかけていくが、何度も前に落とされて、バックを許す。第1ピリオドの終盤には、タックルで場外ポイントを許す。第2ピリオド早々に、タックルを決められて0-11で敗れた。


 【97kg級】山口剛(ブシロード)    22位=37選手出場

2回戦 ●[2-4]Jose Daniel Diaz Robertti(ベネズエラ)

 《試合経過》第1ピリオド、相手にアクティブタイムを与えた山口だが、タックルを受けて外へ出されて1失点。第2ピリオド、場外へだして1-1としたが、アクティブタイムを取られ、ラスト30秒で1-2へ。再開時に相手にパンチの反則があって2-2。再開後、外へ出されて痛恨の1失点。チャレンジ(ビデオチェック要求)したが実らず、2-4となった。

※敗者復活戦へ回れず

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1回戦  BYE


 







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