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2015.09.17

【世界選手権・特集】ロシア2選手が快挙! 10代での2連覇と両スタイルでのメダル獲得

10代で2度の優勝を達成したアブデュルラシド・サデュラエフ(ロシア)

 今年の世界選手権で、レスリング大国ロシアから2選手が快挙を達成した。1人は男子フリースタイル86kg級で優勝したアブデュルラシド・サデュラエフ。1996年5月9日生まれの19歳で、昨年に続いて2年連続で世界チャンピオンに輝いた。

 正確な記録は残っていないが、男子で10代で2度の優勝を達成したのは、ハムザ・イェルリカヤ(トルコ)が1993年の男子グレコローマン82kg級を17歳3ヶ月で制し、95年にも19歳3ヶ月で勝った以来と思われる。

 サデュラエフは2012・13年に2年連続で世界カデット選手権で優勝。2014年はヤリギン国際大会(ロシア)、ヤシャドク国際大会(トルコ)、欧州選手権、ジオルコウスキ国際大会(ポーランド)を制したあと、18歳4ヶ月で世界選手権初優勝。今年はメドベジ国際大会(ベラルーシ)と欧州大会で優勝し、世界選手権でも勝った。

 ロシアの天才レスラーと呼ばれた主な選手の初の世界一の年齢は下記の通り。

■セルゲイ&アナトリー・ベログラゾフ(双子)=22歳
■アルセン・ファザエフ=21歳
■アレクサンダー・カレリン=21歳
■ブバイサ・サイキエフ=20歳
■アダム・サイキエフ=19歳

 「18歳4ヶ月」での世界一、「10代での2連覇」は、これまでのだれよりも早咲きの世界王者。論ずるにはまだ早すぎるが、カレリンやサイキエフも達成できなかったオリンピック4連覇の可能性を持つ選手と言える。

両スタイルでメダルを取ったバイラル・マホフ(ロシア)

 もう一人は、両スタイルの最重量級でともに銅メダルを取ったバイリャル・マホフ。2007年に20歳でフリースタイル120kg級を制し、2009・10年も優勝。2012年ロンドン・オリンピックで3位になったあと、グレローマンに転向して2014年世界選手権で3位に入賞。

 ことしは両スタイルでロシア代表を勝ち取り、ともに銅メダルを取った。世界選手権の両スタイルでメダルを取ったのは、1973年にジャン・カールソン(スウェーデン)がフリースタイルで3位、グレコローマンで2位に入って以来のこと。

 マホフはリオデジャネイロ・オリンピックのあと、米国の総合格闘技イベント「UFC」で闘うことを明言、すでに契約しているとのこと。総合の練習をしつつ、両スタイルの練習をこなすようだ。

 来年のリオデジャネイロ・オリンピックでこそ、両スタイル制覇の偉業を達成するか。


 







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