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2015.09.30

【和歌山国体/第3日】泉武志(愛媛・一宮グループ)太田忍(山口・日体大)らが勝ち進む

 紀の国わかやま国体第3日は9月29日、和歌山・那智勝浦町文化体育会館で成年・少年グレコローマンの準々決勝までが行われ、各階級ともベスト4が出そろった。

 成年66kg級は見ごたえがある試合が続いた。9月の世界選手権(米国・ラスベガス)代表の泉武志(愛媛・一宮グループ)が第1シードとして登場。準々決勝で全日本選手権3位の高橋昭五(兵庫・日体大)を4-4の同点ながらビッグポイント差でしのぎベスト4に進出した。

 同級で全日本選手権59kg級の決勝カードだった太田忍(山口・日体大)と倉本一真(滋賀・自衛隊)の一戦が実現。太田が倉本を4-0で破って全日本選手権のリベンジをするとともに、国体3連覇へ向けて弾みをつけた。準決勝では泉と太田が激突する。

 一方、昨年の世界選手権代表の音泉秀幸(香川・ALSOK)は、初戦で城戸義貴(熊本・自衛隊)にテクニカルフォール負け。その城戸は準々決勝で川瀬克祥(三重・日体大)に5-6で敗れた。

 59kg級は学生王者の文田健一郎(山梨・日体大)が、2回戦で昨年2位の清水早伸(埼玉・自衛隊)を2-0で破って上位に進出した。

 世界選手権代表は泉のほか、98kg級の米平安寛(宮崎・三恵海運)と130kg級の園田新(滋賀・拓大)が出場。園田は順当勝ちしたが、米平は初戦で全日本選手権3位の大坂昴(秋田・三菱電機)に1-2で敗れた。

 75kg級は地元和歌山の阪部創(和歌山・神大)が初戦で66kg級全日本選抜王者の井上智裕(兵庫・三恵海運)を下して勝ち進んだ。

 少年の部は、60kg級の成國大志(三重・いなべ総合学園)ら第1シード選手がほぼ勝ち上がった。

 各階級の成績は下記の通り。(文・撮影=増渕由気子)


《成年グレコローマン》

59kg 66kg 71kg 75kg 85kg 98kg 130kg

《少年グレコローマン》

50kg 55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg

 







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