全日本大学グレコローマン選手権最終日は10月15日、東京・駒沢体育館で4階級が行われ、日体大が4階級を制した。優勝したのは、59kg級の太田忍、71kg級の高橋昭五、80kg級の屋比久翔平、98kg級の奈良勇太の4選手。太田は2013年の60kg級を含めて3年連続優勝、屋比久は昨年の71kg級に続いての2年連続優勝。高橋と奈良は初優勝。
大学対抗得点は初日に大きくリードしていた拓大に4.5点届かず、昨年に続いて2位に終わった。この日、24.5点を上乗せした拓大は2年連続11度目の優勝を飾った。3位は専大、4位は山梨学院大。
太田は1回戦から決勝までの5試合での最長タイムが1分30秒という圧勝続きで優勝。高橋は準決勝で国体王者を破るなどして初の学生タイトルを獲得。屋比久は決勝で世界選手権代表を破り、全日本学生選手権とともに今季の学生二冠王に輝いた。奈良は昨年の全日本学生選手権に続く学生タイトルを獲得した。
最優秀選手賞は、前日の75kg級で優勝した永井凌太(拓大)が受賞。敢闘賞は59kg級優勝の太田、最優秀監督賞は拓大・須藤元気監督、ゴールデンホイッスル賞は吉岡靖典審判員(中大)が、それぞれ受賞した。
各階級の成績は下記の通り。
一覧表 | 59kg | 66kg | 71kg | 75kg | 80kg | 85kg | 98kg | 130kg | 大学別得点 |
【59kg級】
▼決勝
太田忍(日体大)○[Tフォール、1:04=8-0]●北村侑磨(専大)
▼3位決定戦
田中敬佑(徳山大)○[フォール、4:59=8-5]●米山輝(大東大)
難波陽(青山学院大)○[フォール、5:25=7-4]●井上征洋(拓大)
《7位以下順位》[7]吉川航平(早大)、[8]田中暁大(中京学院大)
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【71kg級】
▼決勝
高橋昭五(日体大)○[Tフォール、5:23=10-1]●寺田靖也(明大)
▼3位決定戦
森俊樹(九州共立大)○[Tフォール、5:17=9-0]●南條良典(東洋大)
湯田敬太(拓大)○[Tフォール、4:03=13-2]●藤波勇飛(山梨学院大)
《7位以下順位》[7]澤田翔人(青山学院大)、[8]近藤雅貴(専大)
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【80kg級】
▼決勝
屋比久翔平(日体大)○[5-0]●前田祐也(拓大)
▼3位決定戦
東桂佑(神奈川大)○[2-0]●今村聖(早大)
奥井眞生(国士舘大)○[1-0]●榎本凌太(同志社大)
《7位以下順位》[7]中崎強介(九州共立大)、[8]雫田真最(専大)
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【98kg級】
▼決勝
奈良勇太(日体大)○[6-3]●吉川裕介(山梨学院大)
▼3位決定戦
園田平(拓大)○[3-0]●洞口幸雄(早大)
谷藤広基(専大)○[1-1]●知念啓悟(神奈川大)
《7位以下順位》[7]金子乾太郎(青山学院大)[8]樋源太(大東大)
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《大学対抗得点》
[1]拓 大 66.5点
[2]日体大 62点
[3]専 大 36点
[4]山梨学院大 33.5点
[5]神奈川大 18.5点
[6]明 大 16点
[7]国士舘大 15.5点
[8]九州共立大 12.5点、