日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2015.12.22

【全日本選手権第1日・特集】健闘選手の声(男子グレコローマン)

(文=増渕由気子、布施鋼治、目黒広菜、渡辺新平、撮影=矢吹建夫)


■66kg級2位・高橋昭五(日体大=ロンドン・オリンピック代表に勝つも、決勝では高校時代の恩師に完敗)「決勝は師弟対決だった。練習でもいつもやられていましたし、技術も上手。決勝で対決することになり、どう攻略していいのか分からなかった。自分は飛び抜けた技もないので、若さを生かしてがむしゃらにいってやろうと思ったけれども、僕のレスリングを一番知っている井上さんには勝てず、実力の差がでました。(オリンピアンの藤村義に通算2連勝したことは)前回は3位決定戦での対戦で、藤村さんはベテランだから疲れていると思い、スタミナで勝っただけだと思っていた。今回が本当の勝負だと思っていた。その試合で自分の形が一番出てよかった」


 ■66kg級・藤村義(自衛隊=ロンドンに続くオリンピック出場ならず)「実力。故障もあり、あまり練習できなかった部分がある。(負けた試合で、チャレンジで取り消されたポイントは)以前であれば僕のポイントになっているような技だったが、ルールの変更などに対応できなかったのかな、と思う。あとはスタミナが落ちた。攻めていればチャンスもあるがそれもなかったので、スタミナ不足、練習不足。気力はあるけど体がついてこない。ロンドン(オリンピック)での初戦敗退と、その時に応援してくれた人に恩返したい気持ちでここまで来た。けがをして、やらなきゃいけない練習もできない中、(所属先が)3年間残してくれてありがたかった」


 ■66kg級・音泉秀幸(ALSOK=昨年の世界選手権8位も2回戦で敗退)「今回負けたら最後だという気持ちで臨んだ結果、負けてしまったので、これからの人生のことは周りと相談して決めたいと思う。ここで負けたらレスリングの道はないと、今回の試合にかけていた。次の人生を考えていきたいと思っております。国体も序盤で負けて、ここ最近は結果を出せていなかったが、けがもないし、調子も良かった方だった。万全の状態で負けたので限界も感じている。まだ26歳と若いんですが、日体大の後輩たちが、ものすごい勢いで力をつけて、追いつかれ、追い越されているのではないかと感じた。この1年、下からの圧力を感じたシーズンだった」


 ■130kg級2位・津田大健(中京学院大=インカレ両スタイル優勝も全日本王者に完敗)「11月の全日本大学選手権で股(こ)関節をはく離骨折して、2~3週間は安静するしかなかった。スパーリングも3、4日前からしかできなかった。その中でベストを尽くせたのか、というと、できていなかった。決勝までいけてよかった、と言う気持ちと、もっとやれたんじゃないかという気持ちの両方がある。卒業後は地元・愛媛に戻って宇和島の市役所で働かせてもらいながら、レスリングを続ける予定です。愛媛国体に向けて頑張りたいです」


 







JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

サイト内検索


【報道】取材申請について
-------------

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。


アスリートの盗撮、写真・動画の悪用、悪質なSNSの投稿は卑劣な行為です。
BIG、totoのご購入はこちら

SPORTS PHARMACIST

JADA HOMEPAGE

フェアプレイで日本を元気に