(文=目黒広菜、渡辺新平、撮影=矢吹建夫)
■48kg級2位・須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高=決勝進出もテクニカルフォール負け)「決勝までに勝ち上がれたことはすごくうれしかったけれど、決勝に来たからには勝ちたいと言う気持ちでした。入江(ゆき)さんには技術のすべてと、そして気持ちが足りなかった。次の明治杯(全日本選抜選手権)までの半年間、練習を重ねて次は倒したいと思った。表彰台には昇れたけれど、すごく悔しかった。この悔しい思いをばねに、もっともっと強くなって来年は優勝したいと思います」
■60㎏級2位・川井友香子(愛知・至学館高=決勝で姉・梨紗子と対決し、敗れる)「姉と試合で対戦するのは初めてです。母からは特に何も…。たぶん、『全力で闘えばいい』と言ってくれていたと思います。全日本の決勝で姉と試合をするというのはいい経験になったと思います。(姉がオリンピックの出場枠を獲得したことについて)これからも姉の背中を追っていきたい。ふだんは何でも話し合えて、友達みたいな存在です」