(2月17日、タイ・バンコク)
■男子グレコローマン66kg級・下山田培(日体大)「初めての国際大会。日本での闘い方とは違うものがあり、それに対応し切れなかった。初戦は会心の勝利で、自分の勝ちパターンをつくれたと思ったけれど、2回戦のカザフスタン選手のずる賢い試合運びに対応できなかった。
次回の国際試合までに修正したい。これまで韓国選手以外と肌を合わせたことがなかったので、とてもいい経験になった。国内でもしっかり勝ちたいし、単に勝つのではなく、世界で勝てるような勝ち方を徹底していきたい」
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■男子グレコローマン75kg級・金久保武大(ALSOK)「選手生活の集大成として挑みましたが、これが実力です。精いっぱいやってこの結果。自分が勝負できるグラウンドで得点することができなかったことが敗因です。
結果で恩返しはできなかったが、明日、後輩を全力で盛り立てたい。ただ、今年1年間を集大成として考えているので、全日本選抜選手権も全日本選手権も出るつもりです。やってきたことをすべて出したい」
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■男子グレコローマン80kg級・前田祐也(拓大)「もっと攻められた、という思いはあります。1回戦はバック投げでもっていかれ、冷静になれなかった。敗者復活戦は、初めて経験するような変な形で投げられ、何をされたか分からないくらいびっくりし、びびってしまった。
卒業後は地元(鳥取)での就職が決まりました。練習環境はやや落ちるかもしれないが、できることをやって選手生活を続けます。今後も頑張ります」
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■男子グレコローマン98kg級・米平安寛(三恵海運)「組み合わせもよかったので、絶対にメダルを取りたいと思っていたので悔しい。足が動かず、自分のいいところが出せなかった。腕取りを中心に攻めて、下がることなく攻めたかった。胴タックルみたいな技を受けてしまったのは、足がもつれたようになって防ぐことができなかった。暑さの中で熱中症みたいになってしまったことが一因かもしれないが、計量後は普通だったので力不足。
先にアテンションを取っていい出だしだったが…。最初に組み合った感じでは、決して勝てない相手ではなかった。情けないです」
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■男子グレコローマン130kg級・津田大健(中京学院大)「もう少し何とかできた、という悔いはある。国内では自分をバック投げする選手はいないのですが…。あのバック投げにはびっくりしました。グラウンドの防御が課題でした。日本選手にも通用しないのですから、外国選手に通用しないのは当然ですね。
スタンドでも、一回差せるチャンスがあったのに、思い切りいけなかった。卒業後は地元(愛媛県)の公務員への就職が決まり、レスリングを続けます。燃え切っていないので、グラウンドを強化するとともに、心の強さを身につけたい」