日本レスリング協会公式サイト
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2016.05.09

奈良・大和広陵高に集った350人の高校選手、熊本地震へ義援金募金も

 熊本へ届け、高校レスリング選手の善意! 最高で10連休もありえた今年のゴールデンウイーク。高校レスリング選手は休むことなく練習に打ち込んでいたと思われるが、奈良・大和広陵高校では、北は宮城から南は広島までの約350選手が合同合宿。他校選手との交流で実力アップをはかるとともに、先月の熊本地震の義援金を集め、2万3178円が集まった。

 同校の森太郎監督は「金額は多くないが、高校生が自分の小遣いの中から寄付してくれた貴重な募金。気持ちを被災地に伝えたい。少しでも被災地のためになればいいと思います」と話し、熊本県の復興を望んだ。

 ゴールデンウイークの大和広陵高校での合同合宿は、高体連専門部の活動とはまったく別に、10年ほど前に森監督が周辺の高校に呼びかけて始まった。スタート時は100人足らずだったが、年を重ねるごとに参加校が増え、今年は通いで参加した選手を含めて約350選手となった。

 日程は、5月2日夕方に集合し、3日に試合、4日と5日が練習。オリンピック2度出場の新潟・新潟県央工高の原喜彦監督(専門部強化委員長)のほか、全国トップ選手を育てている三重・いなべ総合学園高の藤波俊一監督、岐阜・岐南工高の藤田隆康監督、和歌山・和歌山北高の森下浩監督、滋賀・栗東高の田中秀人監督らを中心に指導にあたった。

 毎年暮れに全国6ヶ所で実施しているNTSブロック研修会は、1ヶ所あたり約250選手の参加。350選手参加の合宿は、最大規模ではないか。

 宿泊は、高校内の特別教室に貸布団をしいての“臨時ホテル”で、宿泊代は「0円」。食事は保護者会の人たちが全面協力し、賄ってくれる。したがって、交通費以外でかかる経費は、食費と貸布団代などの実費のみ。

 森監督は「選手の家庭に負担をかけないよう、経費をかけないことを心掛けています」と話し、今後もこの方針のもと、続けていきたいという。

 ⦅参加校⦆
 【宮城】仙台城南、【新潟】新潟県央工、【長野】上田西、【富山】高岡商、【石川】=選抜、【岐阜】中津商、岐阜工、岐南工、【愛知】名古屋工、【三重】いなべ総合学園、【奈良】大和広陵、天理教校、【滋賀】栗東、【京都】京都廣学舘、【和歌山】新宮、和歌山北、【兵庫】須磨翔風、六甲アイランド、倉敷鷲羽、猪名川、神戸高塚、【岡山】笠岡工、倉敷、備前緑陽、【広島】=選抜、【香川】香川中央、高松北、多度津

約350人が集まっての合宿スタート

4面マットで練習が行われた


 







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