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2017.03.07

【全自衛隊大会・特集】自衛隊の“黄金階級”を取り戻せるか、両スタイル制覇の上垣勇二(練馬自衛隊)

 4月から体育学校レスリング班への入隊が見込まれている選手の登竜門でもある全自衛隊大会。そのホープの一人、上垣勇二(練馬自衛隊=奈良・大和広陵高卒)が両スタイルの65kg級を制し、入隊前に結果を出した。

 体育学校ではグレコローマンを専門にやる予定だが、今回はフリースタイルにも果敢にチャレンジ。上垣は「今まで練習でやってきたことが結果に出た。フリースタイルはタックルがしっかり入れた。グレコローマンは組み手を使って前に出ることができた」と第一声。来月末には世界ジュニア選手権につながるJOC杯を控えており、「いい弾みになります」と気分よさそう。

 高校時代は全国高校生グレコローマン選手権と国体の3位が最高。「このままでは終わりたくない」と、レスリングを続けたい気持ちがあった。大学進学はあまり気持ちがなく、自衛隊へ進んでやることを希望。一般自衛官として入隊し、1年をかけて夢を実現した。すでに体育学校での練習も経験している。

 ちょっと前の自衛隊のグレコローマン66kg級と言えば、飯室雅規(全日本V8=2010年アジア大会3位)が不動の王者に君臨し、そのあとも藤村義(2012年ロンドン・オリンピック代表)、清水博之(2011年アジア選手権3位、75kg級で2014年世界選手権5位)ら全日本トップ選手がそろっていた黄金の階級だった。

 今は全日本のトップに名を連ねている選手がおらず、昨年の全日本選抜選手権、全日本選手権では、上位入賞というより出場自体が「0」だった。その分、上の階級の選手と練習する機会も多く、「厳しいです」と言う。逆に考えれば、選手がいない分、のし上がっていくチャンスも大きいことになる。「技をもっと覚え、頑張りたい」と期待に胸をふくらませていた。


 







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