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2017.03.20

観客1万9,657人(6セッション11万1,454人)! ペンシルベニア州立大が圧勝でV7…全米学生選手権

 全米学生(NCAA)選手権は3月16~18日、米国・セントルイスで行われ、昨年優勝のペンシルベニア州立大が5階級で優勝。大学対抗得点で146.5点をマークし、オハイオ大(110点)を大きく引き離して、2年連続7度目の優勝を遂げた。

 昨年は2階級優勝で、2位のオクラホマ州立大との差は25.5点差。今年は得点、2位との得点差とも上回った。米国レスリング協会によると、5階級を制覇した大学は、1986・97年のアイオワ大、2005年のオクラホマ州立大に続き、のべ4大学目。

 2015年は優勝を逃しているが、最近7年間で6度の優勝となり、米国の学生界はペンシルベニア州立大の黄金時代到来といったところ。

 ペンシルベニア州立大学は、日本にレスリングが伝わる前に留学していた内藤克俊さんがレスリング部に在籍し、主将を務めた大学。内藤さんは1924年パリ・オリンピックに日本代表として出場した。すなわち、日本レスリング界の歴史のスタートと言える大学。

 1980年代には日体大OBの大石八郎さんがコーチを務め、1996年NCAA選手権では阿部三子郎選手(東京・京北高卒)が126ポンド(57.2kg)級で日本人としてのべ7人目の優勝を達成した。日本協会の高田裕司専務理事や佐藤満・専大コーチらがコーチ留学しており、現在は米満達弘コーチ(自衛隊)がコーチ学を学んでいる。日本とはなじみ深い大学。2004年アテネ・オリンピック優勝のカエル・サンダーソン監督が2011年から指揮している。

 285ポンド(129.3kg)級は、リオデジャネイロ・オリンピックの男子フリースタイル97kg級で米国史上最年少のオリンピック王者に輝いたカイル・スナイダー(オハイオ州立大)が昨年に続いて優勝した。

 NCAA選手権優勝を機に飛躍してオリンピック王者に駆け上がった選手は少なくないが、オリンピック王者としてNCAA選手権に出場して優勝したのは、米協会によれば、1965・66年の上武洋次郎さん(現姓小幡=オクラホマ州立大)以来2人目。上武さんは1964年東京オリンピック前の1964年大会にも優勝しており、東京オリンピックのフリースタイル57kg級で優勝したあとも、さらに2度制した。

 197ポンド(89.4kg)級は、同オリンピック86kg級銅メダルのジェーデン・コックス(ミズーリ大)が勝ち、大会3連覇を達成した。

 3日間の各セッションとも1万8000人を超える観客が集まり、最終セッションは1万9657人。これは2015年大会(セントルイス)の1万9715人に次ぐ大会史上2位の記録。3日間6セッションの総観客数は11万1454人で、同3位の記録だった。


 







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