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2017.05.30

京都・舞鶴市がウズベキスタンの事前合宿地に内定…2020年東京オリンピック

 京都・舞鶴市は5月26日、2020年東京オリンピックへ向けてウズベキスタンのレスリングと柔道の代表チームの事前合宿地に内定したことを発表した。今夏、同国の政府や競技の関係者が同市を訪れ、覚書書をかわすとともに具体的な合宿日程を話し合う。

 同市は2015年8月にインターハイを開催し、その前年にはリハーサル大会としてジュニアクイーンズカップを行った。合宿での練習場はその時に使用した舞鶴文化公園体育館の予定。

 同市レスリング協会の三村和人理事長によると、市にインターハイで盛り上がったレスリング熱を一過性のものにしたくないという姿勢があり、東京オリンピックへ向けてレスリングの招聘を計画。駐日大使に施設を視察してもらうなどして働き掛けてきたという。

 ソ連の一部だったウズベキスタンは、終戦によって一時は2万5000人もの抑留者が滞在した地。日本への引き上げの大半が舞鶴港だった関係で、交流があった。

 ウズベキスタンのレスリングは、昨年のリオデジャネイロ・オリンピックでは優勝こそなかったものの、男子フリースタイル2階級、男子グレコローマン1階級で銅メダルを獲得。アジアの強豪国のひとつ。

 同志社大OBの三村理事長は、京都・網野高校を全国でトップレベルに育てたあと、海洋高校を経て、現在は舞鶴市にある学校法人聖ヨゼフ学園日星高校に勤務。レスリング部を立ち上げた。インターハイの開催は三村理事長の尽力による。

 一方、キッズクラブの舞鶴レスリングクラブも設立し、昨年の全国少年少女選手権で優勝選手を輩出。先月のジュニアクイーンズカップでも2階級で優勝。一貫強化で同市のレスリング熱を盛り上げている。

 三村理事長は、舞鶴市の少年少女選手が外国のトップ選手に接することで気持ちを高めてくれることを期待する。「行政が応援してくださることがレスリングの発展には不可欠だと思います。レスリングをしていない方々の協力が、網野と海洋を盛り立ててくれました。舞鶴のチビッ子も、多くの皆さまの応援をいただいて、いつかは世界にと思っています」と話した。

 東京オリンピックへ向けては、静岡・焼津市がモンゴル、富山・高岡市でポーランドの事前合宿地に内定しているほか、新潟・新潟市がフランスの招聘に乗り出し、石川・志賀町なども招聘を目指している。


 







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