日本レスリング協会公式サイト
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2017.06.18

【2017年全日本選抜選手権/第2日・特集】優勝選手の声(3スタイル)

(文=増渕由気子、布施鋼治、岡野希春 / 撮影=矢吹建夫)


 ■男子フリースタイル65kg級・鴨居正和(自衛隊=65kg級として昨年に続く優勝)「調子が悪く、大会直前までスランプでした。だれにも勝てず、けがもあったので、大会に出るのが怖いと思っていました。それでも、世界選手権の代表権がかかっていたので、最後まで競り勝つことができ、出場枠が取れてうれしかったです。決勝は、相手の後頭部が当たった(バッティング)影響で一瞬記憶がとび、そのあと逃げてしまったところがありましたが、相手に合わせなかった点はよかったです。自分のレスリングを見つめ直し、世界選手権に向けてヨーロッパの選手に対応できる身体作りをします」


 ■男子フリースタイル74kg級・高谷惣亮(ALSOK=若手成長株を破って4度目の優勝)「結婚後初の全日本レベルの大会だったので、特別な思いで臨みました。二人三脚で優勝できたことを証明できてよかったです。今回はタックルがメーンではなく、崩しをテーマに闘いました。決勝では開始早々、右腕が浮いたところを相手に入られ点を許しましたが、ひと呼吸おき、リラックスして進められました。試行錯誤しながら日々進化できればと思っています。若手がいるから自分も頑張れているので、自分に勝ってオリンピックに出るという意識を持った選手が増えれば、と期待しています」


 ■男子フリースタイル97kg級3位~プレーオフ勝利・赤熊猶弥(自衛隊=準決勝で不覚を喫するも、最後は世界選手権出場権獲得)「ホッとしています。準決勝で負けて気持ちを切り替えるのは大変でしたが、次の日の試合だと思い(気持ちを切り替えて)臨みました。敗因はビックポイントを取って最後に守りに入ったことです。(アジア選手権で5位入賞と確実に力をつけていると思うが)まだまだです。世界選手権のメダル獲得に向けて今日のような試合をしないように練習をします」


 ■男子グレコローマン71kg級・泉武志(一宮グループ=66kg級オリンピック代表を破って優勝)「勝たないといけないという気持ちから、国外での試合よりも緊張しました。ルールに準じた攻め方をシュミレーションして臨みました。今年の冬の海外遠征での結果は(3月のザグレブ・オープン2位、ハンガリー・グランプリ3位、アジア選手権優勝)自信になりました。世界選手権でメダルを獲る準備をしたいと思います。(そのために必要なことは)気合と根性です」


 ■男子グレコローマン75kg級・屋比久翔平(ALSOK=大学時代からのライバルを破って優勝)「入社後最初の大会でいいスタートが切れました。(出血しながらの決勝だったが)テーピングをしてもらった後、相手を追い込むことができてよかったです。(5月のアジア選手権直前の負傷で)足首の痛みが残っていますが、調子が上がってきたので、けがの影響はなかったと思います。国際大会ではコンスタントに成績が出ていない。まだまだ鍛えるところがあります。シニアの世界選手権には初めて出るので、1から形をつくって勝ちにいきます」


 ■男子グレコローマン130kg級・園田新(ALSOK=順当勝ちだが、決勝は圧勝できす)「決勝は得点(テクニカルポイント)を取っていないので、審判に勝たせていただいた試合でした。『投げられたらどうしよう』と考えてしまったのが反省点です。アジア選手権では5位という結果でしたが、きょうの試合で、今までやってきたことを台なしにしてしまった内容でした。世界選手権では、ひとつでも多く勝つのは大前提で、練習でやっていることを試合で出せるように、夏の海外遠征で力を付けていきたいと思います」


 ■女子53kg級・向田真優(至学館大=55kg級世界女王の実力見せて優勝)「絶対優勝したいという思いで試合に出たので、結果はうれしいです。ただ、最後守ってしまうところが課題で、今回も同じ失敗をしてしまいました。メンタル面が弱いので、ラスト30秒の攻めを試合でできるよう、強い気持ちで攻め続けるレスリングをしたいです。(55kg級の世界チャンピオンとして53kg級の世界選手権に出場することになるだろうが)今回はリオデジャネイロ・オリンピックの代表選手も出場すると思う。日本は強いというイメージを与えられるよう、課題をつぶし、最高の自分を出せるようにしたいです」


 ■女子55kg級・奥野春菜(至学館大=元世界チャンピオンを破って優勝)「目標が達成できてうれしい。誰と闘っても優勝できるように対策を練ってきたので(元世界女王の浜田千穂に対しても)名前負けすることはありませんでした。(1回戦で当たった全日本王者の南條早映も)全日本選手権もアジア選手権も優勝して素直にすごいと思うけど、自分は今年のクイーンズカップで対戦して勝っている。自分の方が1歳年上なので負けるわけにはいかなかった。プライドを持って闘いました。カデットからジュニアを飛び越えてシニアで優勝することができましたが、すごいとは思わない。年下にもっとすごい選手もいる。明日からは私も王者ではないので頑張っていきたい」


 ■女子63kg級・伊藤彩香(東新住建=2013年に続く世界選手権出場を濃厚に)「去年の全日本選手権で優勝し、今回も勝ててホッとしています。自分から点を取りにいけたことが勝因だと思います。初戦(準決勝)は一緒に練習をしている後輩。足の調子が悪かったので、気持ちだけは負けないように臨みました。(まだ確定ではないが)世界選手権には2013年から行けていないので、メダルを取ってリベンジしたいです。今年、新たに東新住建に入った後輩(土性沙羅)に負けないように頑張ります」


 







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