台湾・台中で行われているアジア・ジュニア選手権に参加した男子グレコローマン・チームが6月17日、成田空港着の日本航空で帰国した。
同チームは4選手が3位決定戦に進んだものの、いずれも敗れてメダル獲得はならなかった。古里光司監督(神奈川・磯子工高教)は「点を取りにいく姿勢はあり、技術的には差はなかった。差があったのは勝利への執念。パッシブ勝負になった時、外国選手は前に出る気持ちが強かった」と振り返った。
リードしながら終盤に逆転フォール負けを喫する試合もあった。スタミナがないことで気持ちの差が出てしまう面もあるようだが、「外国選手は、根本は先に前に出ていた」と、攻める気持ちちがもっと必要だったようだ、
ただ、8人の中で大学へ進んでからレスリングを始めた選手が2人いたチーム。若手選手の経験の場と考えれば得るものはあったはず。「この経験を生かし、インカレなどを経て、世界大学選手権などの場で雪辱してほしい」と望んだ。