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2017.09.24

登坂絵莉(東新住建)が約1年1ヶ月ぶりに復帰、3戦全勝で優勝…全日本女子オープン選手権・最終日(シニアの部)

はらはらさせる状況もあったが、3試合を勝って復活優勝を遂げた登坂絵莉(東新住建)

 全日本女子オープン選手権最終日は9月24日、静岡・三島市民体育館でシニアの部などが行なわれ、53kg級に昨年のリオデジャネイロ・オリンピック含めて48kg級で世界を4度制している登坂絵莉(東新住建)が手術後のブランクから復帰して参戦。3試合を勝ち抜いて優勝した。

 登坂は初戦の2回戦を第1ピリオドの10-0で勝ったあと、準決勝は今年のジュニアクイーンズカップ51kg級優勝の谷山菜緒(法大)に開始早々0-6とされる苦しい序盤。しかし冷静に試合を進めて追いつき、アンクルホールドの連続で16-6としてテクニカルフォール勝ち。

 決勝は昨年の国体53kg級3位の田中亜里沙(京都・京都八幡高教)に、またも2点を先制されたが、2-2に追いつき、第2ピリオドにグラウンド技でポイントを重ねて12-2へ。2試合で先行される内容だったが、3試合連続のテクニカルフォール勝ちで地力を見せた。

 55kg級には先月の世界選手権55kg級を18歳で制した奥野春菜(至学館大)が出場し、3試合をいずれも無失点のテクニカルフォール2試合、フォール勝ち1試合で圧勝。8月末の全日本学生選手権に続き、世界チャンピオンとして2大会連続優勝を果たした。至学館大は他に60kg級を岩澤希羽(至学館大)、63kg級を川井友香子(至学館大)が制し、3階級で優勝した。

世界チャンピオンの実力を見せた奥野春菜(至学館大)

 69kg級はインターハイで3連覇を果たした森川美和(東京・安部学院高)が勝ち、2014年の中学の部、2015・16年の高校の部に続いて4年連続優勝を達成。

 58kg級は8月の世界ジュニア選手権55kg級を制した高校生の南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)が勝ち、48kg級は入江ゆき(自衛隊)が2年ぶりの優勝。75kg級は齋藤未来(日本文理大)が勝った。

 最優秀選手賞は世界チャンピオンの奥野が受賞。シニアの最優秀選手賞は58kg級優勝の南條が選ばれた。

 各階級の成績は下記の通り。



シニアの部

 ▼48kg級 [1]入江ゆき(自衛隊)、[2]加賀田葵夏(青山学院大)、[3]大高梨紗(至学館大)、澤田千優(青山学院大)

 ▼53kg級 [1]登坂絵莉(東新住建)、[2]田中亜里沙(京都・京都八幡高)、[3]谷山菜緒(法大)、内城朝葉(至学館大)

 ▼55kg級 [1]奥野春菜(至学館大)、[2]水口瑠子(日体大)、[3]守田明日香(環太平洋大)、平田菜々子(九州女大)

 ▼58kg級 [1]南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)、[2]浜田千穂(キッコーマン)、[3]望月芙早乃(自衛隊)、澤葉菜子(至学館大)

 ▼60kg級 [1]岩澤希羽(至学館大)、[2]今川朋乃伽(日体大)、[3]香山芳美(早大)、葛谷美瑠(日体大)

 ▼63kg級 [1]川井友香子(至学館大)、[2]矢後愛佳(日大)、[3]屋比久すず(国士舘大)、三輪奏歩(東洋大)

 ▼69kg級 [1]森川美和(東京・安部学院高)、[2]早川まい(至学館大)、[3]鈴木芽衣(東洋大)、河内美樹(日体大)

 ▼75kg級 [1]齋藤未来(日本文理大)、[2]阿部梨乃(自衛隊)、[3]土橋奏珠(至学館大)、小松佑寧(法大)







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