日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2017.10.19

世界ベテランズ選手権(ブルガリア)出場の日本チームが帰国

ブルガリアから帰国した日本チーム

 ブルガリア・プロヴディフで行なわれた世界ベテランズ選手権に出場した日本チームが10月18日、羽田空港に帰国した。「金1、銅4」の成績。優勝の数は昨年より少なかったが、メダルの数は同じ(注=男子のみ。昨年は女子が実施されたため、総数は去年の方が多い)。

 田村知一団長は(全日本マスターズ連盟副会長)は「よく頑張ってくれました。去年に続いて宮原監督がしっかり支えてくれました。みんな頑張っているので、来年以降も多くの人に参加してほしい」と、ベテランズ・レスリングの広まりを求めた。

 宮原厚次監督(全日本マスターズ連盟強化委員長)は「最初、不公平な判定が多く、それでつまずいた。しっかり立て直してくれ、最低限度の成績は残せたと思う」と総括。イランが出場してきたことで大会のレベルアップがあったのは間違いなく、その中で同じ数のメダルを取れたことは上出来だという。

 日本選手は、技術的にはイラン選手と変わらないものを持っているというが、「パワーの差はありましたね。続けていくことで、イランにも負けないだけのパワーが身につくと思うので、来年、再来年を目指して続けていってほしい」と要望した。

メダル獲得選手。左から宍戸将春さん、伊東克佳さん、古里光司さん、岡部友貴さん、橋浦晋さん

 全日本マスターズ連盟の吉田義勝会長からは「この度の経験を、これからのマスターズレスリング及び自らの人生を豊かにするために、大いに役立てていって下さい」とのメッセージが届けられた。

 連覇が期待されながら銅メダルに終わった 伊東克佳さん(フィギュアフォークラブ)は「全然うれしくないです。負けた試合(準決勝)は、ラスト17秒くらいまで3-0で勝っていたのに、そこからの逆転負け。相手の『勝ちたい』という気持ちの方が強かったんでしょうね」と振り返る。

 優勝したのがその選手ではなく、昨年の大会で勝ったアゼルバイジャン選手だったということも悔しさを倍増させる要因。「いくつになっても、負けると悔しいものですね。まだ来年のことを話すわけにはいきませんが、明日から闘える準備をしていきます」と、燃える気持ちを吐露した。

(金メダル獲得の古里光司さんは別ページに掲載)


 ■E(56~60歳)62kg級銅メダル・橋浦晋さん(宮城・聴覚支援学校教)「金メダルを目指していたことは確かですが、11回目の出場でメダルを継続して取れたことは満足しています。負けた試合の相手選手は、ずっと負け続けている選手なのですが、内容的には去年までよりよかったと思っているので、もっと研究して、来年こそは勝てるようにしたい。目標は金メダル。金メダルを取るまで、やめるわけにはいきません」

 ■C(46~50歳)62kg級銅メダル・岡部友貴さん(ユーアイ警備保障)「経験不足です。初戦は勝てる試合を落としてしまいました(8-0からフォール負け)。夢の舞台だったので、あがってしまいました。全身全霊で闘おうという気持ちが強すぎて、冷静にできなかったです。その反省を生かして3位決定戦で勝つことができ、メダルを取れたことはうれしいのですが、悔いが残りました。違う色のメダルを目指し、パワーアップしたい」

 ■A(35~40歳)130kg級銅メダル・宍戸将春さん(フィギュアフォークラブ)「(初戦で敗れ、組み合わせの関係で3位決定戦なしで銅メダル)抽選勝ちです。来年はしっかり勝っての銅メダルを目指します。去年に続いての出場なので、少しは落ち着いてできましたが、実力的にはまったくかなわなかったです。ベテランズでも外国選手とのパワーの差は大きい。力をつけて頑張りたい。来年も頑張ろう、という気持ちになれた銅メダルです」







JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

サイト内検索


【報道】取材申請について
-------------

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。


アスリートの盗撮、写真・動画の悪用、悪質なSNSの投稿は卑劣な行為です。
BIG、totoのご購入はこちら

SPORTS PHARMACIST

JADA HOMEPAGE

フェアプレイで日本を元気に