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2017.11.21

U-23世界選手権(ポーランド)出場の女子チームが出発

ポーランドへ向かった女子代表チーム

 ポーランド・ブィドゴシュチュで行なわれるU-23(23歳以下)世界選手権に出場する女子代表チームが11月20日、成田空港発の日本航空で出発した。女子は23日(木)~24日(金)に行なわれる。

 U-23の世界選手権は初めて開催される大会。どの程度の選手が出てくるか分からない面があるが、金浜良監督(ジャパンビバレッジ)は「どんなレベルであっても、自分の実力を出せば優勝できる選手ばかり。実力を発揮できるよう努め、メダル獲得だけでなく、優勝も数多く出したい」と話す。

 結果を残せないとすれば、「体調を崩したり、極度に緊張してしまった場合だろう」とのこと。「そうならないよう、しっかりと声をかけ、自信をもってマットに上がらせたい」と言う。

 齊籐将士コーチ(警視庁)は「U-23の現状をしっかり見てきたい。ひとつでも多くの金メダルを取らせてきたい」と言う。55kg級には奥野春菜(至学館大)がエントリーしており、代表選手に世界チャンピオンがいるのは日本だけ(他の23歳以下の世界チャンピオンはエントリーしていない)。

 しかし、「まだ若い選手なので、どうなるか分からない。しっかりサポートし、チーム全体を盛り上げて全員がいい成績を取れるようにしたい」と話した。

姉妹優勝を目指す世界チャンピオンの奥野春菜(至学館大)

 チーム唯一の社会人選手である坂野結衣主将(警視庁)は「これまでもチーム最年長ということはあったけど、同期生がいた。今回は一人だけなので、ちょっと心細いです」と苦笑いしながら、「チームをしっかりまとめられるよう頑張りたい」と表情を引き締めた。

出発前のミーティング

 昨年のこの時期にあった非オリンピック階級世界選手権(ハンガリー)にも出場しているものの、女子2選手だけが出場した大会と違うのは当然。大変さが増すのは当然だが、「多くの選手がいて心強い面もあります」とのこと。“三本の矢”ならぬ、“八本の矢”での闘いに気合を入れる。

 今月初めのデーブ・シュルツ国際大会(米国)で敗れた選手がエントリーしているそうで、「リベンジし、優勝して帰ってきます」と話した。

 世界チャンピオンの奥野にとっては、“勝って当然”の大会となろう。「特に緊張はしていません」ときっぱり。ただ、余裕から緊張していないのではなく、「どんな大会でも緊張しないタイプなんです」とのこと。

 嫌な時が計量。いろんな国の選手を見ると「怖い」と感じることがあるという。それを乗り切ってしまえば、あとはふだん通り。気負うこともなく、いつもの力で試合ができそうだ。

 48kg級には姉で学生チャンピオンの里菜(至学館大)も出場する。姉妹で遠征に行くのは、2014年のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)以来2度目。その時は、本人の記憶によると「自分が優勝で、姉が24位」。実際は、自身がカデット2位で、姉がシニア19位。いずれにせよ、前回は実現しなかった姉妹優勝を目指し、姉に「優勝するよ!」と声をかけていた。

 大会日程、日本チームは下記の通り。男子グレコローマンは出発済みで、男子フリースタイルは21日に出発する。


 《大会日程》
11月21日(火) 男子グレコローマン71・75・85・98kg級
   22日(水) 男子グレコローマン59・66・80・130kg級
   23日(木) 女子55・58・63・75kg級
   24日(金) 女子48・53・60・69kg級
   25日(土) 男子フリースタイル57・61・86・125kg級
   26日(日) 男子フリースタイル65・70・74・97kg級


役員

【チームリーダー】赤石光生(日本協会強化本部長補佐)

【男子グレコローマン監督】豊田雅俊(警視庁)、【同コーチ】笹本睦(日本協会アシスタントコーチ)、斎川哲克(栃木・足利工高教)

【女子監督】金浜良(ジャパンビバレッジ)、【女子コーチ】齊藤将士(警視庁)

【男子フリースタイル監督】井上謙二(自衛隊)、【コーチ】太田拓弥(早大監督)、鈴木豊(自衛隊)

【ドクター】田中哲平(関東労災病院)

【男子トレーナー】大山貴裕(東芝病院)、【女子トレーナー】佐藤守重(JSC日本スポーツ振興センター)

【帯同審判】本田原明(自衛隊)

選手

 【男子グレコローマン】
▼59kg級 河名真寿斗(クリナップ)
▼66kg級 高橋昭五(警視庁) 
▼71kg級 山本貴裕(日体大)
▼75kg級 屋比久翔平(ALSOK) 
▼80kg級 前田祐也(鳥取・鳥取中央育英高職)
▼85kg級 塩川貫太(日体大)
▼98kg級 奈良勇太(日体大)
▼130kg級 園田 新(ALSOK)

 【女子】
▼48kg級 奥野里菜(至学館大)
▼53kg級 五十嵐未帆(至学館大)
▼55kg級 奥野春菜(至学館大)
▼58kg級 熊野ゆづる(日大)
▼60kg級 坂野結衣(警視庁)
▼63kg級 源平彩南(至学館大)
▼69kg級 松雪成葉(愛知・至学館高) 
▼75kg級 松雪泰葉(愛知・至学館高)

 【男子フリースタイル】
▼57kg級 小栁和也(山梨学院大)
▼61kg級 中村倫也(博報堂DYスポーツ)
▼65kg級 米澤 圭(早大)
▼70kg級 多胡島伸佳(KATSURA group)
▼74kg級 山崎弥十朗(早大)
▼86kg級 松坂誠應(自衛隊)
▼97kg級 園田 平(拓大)
▼125kg級 山本泰輝(拓大) 







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