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2017.11.29

本田原明審判員(自衛隊)は「スムーズな大会運営」と評価、恒例イベントとして定着するかU-23世界選手権

記念すべき第1回大会を裁いた本田原明審判員(自衛隊)=撮影・矢吹建夫

 ポーランド協会の要望もあって実現したU-23の第1回世界選手権。日本から参加した本田原明審判員(自衛隊)は「運営はスムーズで、しっかりしていた」と評価。世界レスリング連盟(UWW)のネナド・ラロビッチ会長が「来年も続けていきたい」とあいさつしたとのことで、恒例行事として定着する可能性が高そうだ。

 これまで、世界ジュニア選手権では年齢が守られているか疑問のケースがあり、審判団がパスポートをチェックすることもあったというが、今回は組織委員会による事前のチェックがしっかりしていて、その必要はなし。

 審判団については、「毎朝ミーティングが開かれ、インストラクターが前日のビデオをチェックしながら、よかった点、悪かった点を説明してくれた。チャンピオンシップとしてよかったと思います」と言う。

 出場選手のレベルは、ジョージアやトルコを筆頭に欧州はこの世代のベストメンバーを送ってきた国が多かったという。「すでに欧州選手権を3度開催しているからでしょう」と話し、欧州ではシニアの前段階としての闘いが定着しているという。

 そうした下地のない米国などは、今回はベストメンバーではなかったというが、来年以降も開催されるなら、「ベストメンバーを出してくるでしょう。そうした気持ちになる大会でした」と言う。

 一方、世界大学選手権は「消滅するのでは」との声もあったという。同大会は国際大学スポーツ連盟(FISU)主催であり、存続はUWWが決めることではない。実施する以上はUWWも協力することになろうが、「U-23と世代が重なっている。同じ選手が続けざまに出られるものではない」と話す。

 大学レスリングが盛んな国は日本や米国、韓国など限られており、欧州ではクラブ、軍隊、プロが主流。U-23が盛んになれば、世界大学選手権のレベルが低下することは十分に予想される。レスリング界としては、ちょっぴり難問を抱えることになったU-23世界選手権のスタートだった。







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