【天皇杯全日本選手権・展望（16）】藤波勇飛（山梨学院大）が圧倒的な強さを発揮するか…男子フリースタイル74kg級《12.21～22実施》

《大会日程》＝各日とも午前10時試合開始

男子フリースタイル74kg級・展望（12月21～22日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

新たな階級で強さを見せるか、藤波勇飛（山梨学院大）

　世界選手権とオリンピックで日本代表を続けた高谷惣亮は階級を上げた。世界選手権70kg級で銅メダルを取り、74kg級で国体と全日本大学選手権を制した藤波勇飛（山梨学院大）が優勝候補の筆頭となろう。両大会とも10-0のテクニカルフォールの連続。国内では大きく抜け出している状況だ。

　昨年70kg級優勝の中村百次郎（日体大助手）、全日本選抜選手権3位の保坂健（自衛隊）、70kg級2位の多胡島伸佳（KATSURA group）、全日本学生選手権優勝の奥井眞生（国士舘大）らがどう挑むか。

　全日本大学選手権74kg級2位の吉田隆起（拓大）、同70kg級２位の梅林太朗（早大）ら若い力の台頭があるか。

《歴代優勝選手》＝男子フリースタイル ／ 男子グレコローマン ／ 女子

エントリー選手（14選手）

※2017年世界選手権代表、全日本選抜選手権１～３位以外はアイウエオ順

藤波勇飛（山梨学院大）

多胡島 伸佳（KATSURA group）

奥井 眞生（国士舘大）

保坂健（自衛隊）

中村 百次郎（日体大助手）

《世界選手権70kg級3位／全日本選抜選手権70kg級優勝》
藤波 勇飛（ふじなみ・ゆうひ＝山梨学院大）
1996年5月27日生まれ、21歳。三重県出身。三重・いなべ総合学園高卒。175cm。国民体育大会74kg級優勝

《全日本選抜選手権70kg級2位》
多胡島 伸佳（たこじま・のぶよし＝KATSURA group）
1994年11月21日生まれ、23歳。秋田県出身。秋田・明桜高～早大卒。172cm。2016年全日本大学選手権3位

《全日本選抜選手権74kg級3位》
奥井 眞生（おくい・まお＝国士舘大）
1995年9月8日生まれ、22歳。和歌山県出身。和歌山・和歌山工高卒。167cm。全日本学生選手権74kg級優勝

《全日本選抜選手権74kg級3位》
保坂 健（ほさか・けん＝自衛隊）
1992年7月25日生まれ、25歳。秋田県出身。埼玉・埼玉栄高校～早大卒。176cm。国民体育大会74kg級3位

《全日本選抜選手権70kg級3位》
中村 百次郎（なかむら・ももじろう＝日体大助手）
1993年8月2日生まれ、24歳。佐賀県出身。佐賀・鹿島実高～日体大卒。172cm。2016年全日本選手権70kg級優勝

伊藤 真也（いとう・まさや＝国士舘大）
1996年6月22日生まれ、21歳。大阪府出身。京都・網野高卒。176cm。全日本選抜選手権70kg級5位

梅林 太朗（うめばやし・たろう＝早大）
1998年4月3日生まれ、19歳。千葉県出身。東京・帝京高卒。166cm。全日本選抜選手権70kg級5位

大越 幸之介（おおこし・こうのすけ＝日体大）
1996年11月15日生まれ、21歳。神奈川県出身。神奈川・荏田高卒。172cm。東日本秋季学生選手権74kg級優勝

岡崎 一輝（おかざき・かずき＝自衛隊）
1995年8月7日生まれ、22歳。熊本県出身。熊本・玉名工高卒。175cm。全日本社会人選手権74kg級2位

嶋江 健太（しまえ・けんた＝福岡大）
1998年6月22日生まれ、19歳。佐賀県出身。佐賀・鳥栖工高卒。166cm。西日本学生新人戦74kg級優勝

高石 晶（たかいし・あきら＝徳山大）
1996年2月19日生まれ、21歳。愛媛県出身。愛媛・北条高卒。175cm。全日本学生選手権74kg級優勝

時田 直人（ときた・なおと＝中大）
1995年8月11日生まれ、22歳。新潟県出身。新潟・白根高卒。172cm。東日本春季学生選手権74kg級優勝

横山 凛太朗（よこやま・りんたろう＝山梨学院大）
1998年5月25日生まれ、19歳。大阪府出身。三重・いなべ総合学園高卒。174cm。ＪＯＣ杯ジュニア84kg級2位

吉田 隆起（よしだ・りゅうき＝拓大）
1997年4月30日生まれ、20歳。和歌山県出身。和歌山・和歌山北高卒。171cm。全日本学生選手権74kg級2位