(2017年12月21日/文=増渕由気子、布施鋼治、渋谷淳、斉藤葵)
■男子フリースタイル97kg級・山口剛(ブシロード=リオデジャネイロ・オリンピック予選代表が今年の世界代表を破って決勝進出)「イメージした通りで、左右に振っての片足タックルという自分のビジョン通りの試合ができた。リオデジャネイロの予選をじん帯の部分断裂で出られず、一度はあきらめた。けれども、永田(裕志)監督から『プロレスかレスリングの二択に一つだ。もう一度頑張ってみないか』と声をかけてもらって、ここにいる。復帰してきて、97kg級のレベルが東京オリンピックに向けて上がってきていると思った。新階級でうわさされた90kgを目指して体重を一時期落としてきたこともあり、当日計量については問題なかった」