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2018.01.12

男子フリースタイルの全日本チームが山梨で合宿スタート


山梨学院大で始まった今年最初の全日本合宿

 3スタイルの先陣を切って男子フリースタイルの全日本チームが1月11日、山梨学院大で合宿をスタート。新たな年の闘いが本格的に始まった。15日まで行なわれる。

 約40年前に同大学でレスリング部をスタートさせ、日本のトップチームに育てた下田正二郎部長は「東京オリンピックまで約2年6ヶ月。時間はないが、慌てることはない。じっくりと実力をつけてほしい」とあいさつ。センター入試(13・14日)にかかるため、その期間中は条件が悪いが、「悪い条件の中でも勝つのが強い選手」と話し、闘いに挑む選手の心構えを説いた。

 同大学で監督を務める高田裕司・日本協会専務理事は「去年の世界選手権では(男子で)2個の金メダルを取ったが、計量方法が変わり、レスリングは変わっている。今年は新たなスタートと考えなければならない」と気持ちの切り替えを要求。「去年以上の成績を残すには練習しかない。今年は2月下旬のアジア選手権(キルギス)まで試合出場はない。約2ヶ月間、しっかりと体力をつけ、アジア選手権と4月のワールドカップ(米国)に臨んでほしい」と話した。

 井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)は、先月の全日本選手権の結果を「ハプニング(番狂わせ)もあったが、やはり実力のある選手が優勝した」と振り返る。「目指すのは世界。国内の優勝で満足することなく、軽量級、中量級ともに世界チャンピオンを目指してほしい」と話し、97、125kg級の重量2階級は復帰した選手が優勝したことで、「これまでのチャンピオンは奮起しなければならない」と、新旧混じっての底上げを期待した。

 この冬は、今月下旬~来月上旬にイランで合宿(クリック)。2月にはカザフスタンのジュニア・チームの来日が予定されており、外国選手との経験を積んでアジア選手権と4月のワールドカップに挑む予定。ともにベストメンバーに近いチーム構成になるという。

貴重な経験となるか、イランでの合宿練習

 2012年ロンドン・オリンピック金メダリストの米満達弘コーチ(自衛隊)は拓大時代に約40日間にわたるイラン遠征を実施したことがあり、「そこでの経験が実力アップに役立った」と振り返る。大会出場はなかったものの、40日のうち約20日は練習試合が組まれていたそうで、強豪の中で緊張感あふれる闘いを経験したことが実力アップにつながったようだ。

全日本王者同士、高谷兄弟のスパーリング

 その時はテヘランだけではなく、列車で地方都市へ移動しての練習もあった。こうした環境下での闘いも「精神的に強くなった」と言う。今回の遠征はテヘランだけの見込みだが、「マット以外でのすべての経験が修行になる」と、遠征する選手への期待を話した。

 階級を変えてから初めての全日本合宿となる79kg級の高谷惣亮(ALSOK)は「階級が変わったというより、新年最初なので新たな気持ちで臨んでいます」と言う。ただ、弟の大地(65kg級=自衛隊)が全日本王者として合宿に参加することになり、これは初めてのこと。弟とのスパーリングは全日本王者同士の闘いとなり、「今まで以上に集中しています。そうでなければ弟のためにもならない」と、これまで以上に気合の入る合宿となった。

 イラン遠征は2014年にも経験している。出場した大会(タクティカップ)は初戦敗退だったが、その年の世界選手権で銀メダルを獲得。「縁起いい遠征ですよ」と笑う。イランでの練習はトレーニングのすごさが印象に残っているという。「トレーニングの時は、レスリングシューズはNG。マット練習とトレーニングを完全に分けてやるところに、すごさを感じました」と言う。

 いずれはオリンピック階級の86kg級へアップする予定で、この階級の世界王者はイランのハッサン・ヤズダニ(リオデジャネイロ74kg級金メダル)。「挑んできます」と話した。

 高校生として唯一の参加となった山口海輝(千葉・日体大柏高=全日本選手権57kg級3位)は初の全日本合宿参加。「強い人ばかりで緊張しています。必死についていきたい。貴重な経験なので頑張りたい」と話す。大学生相手にポイントを取るシーンもあったが、「まだ極めが甘いところがある。しっかりやりたい。(4月からは日体大へ進学予定で)JOC杯での優勝を目指します」と気を引き締めた。

山梨学院大・下田正二郎部長のあいさつ

米満達弘コーチ(右=自衛隊)と藤波勇飛(山梨学院大)のスパーリング

高校生として唯一の参加となった山口海輝(千葉・日体大柏高)







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