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2018.03.07

【全自衛隊大会・特集】体育学校は離れても、レスリングからは離れられない…元木康年さん(海上自衛隊横須賀)


(文・撮影=保高幸子)

元木康年さん

 3月3日に埼玉・自衛隊朝霞駐屯地で行われた全自衛隊大会の団体戦に、男子グレコローマンの元オリンピック代表の元木康年さんの姿があった。

 元木さんは高校時代は柔道の選手。自衛隊入隊の年の1988年、前回のロサンゼルス・オリンピックで金メダルを獲得しソウル・オリンピックで連覇を目指していた宮原厚次さん(のちに自衛隊監督)にあこがれ、部隊にいたレスリングOBにも勧められてレスリングを始めた。

 体育学校には1989年に入校し、努力を積み重ねて2000年にシドニー・オリンピックに出場。その後、2017年4月に海上自衛隊横須賀教育隊に転属になるまで、体育学校のコーチとして、また全日本チームの強化委員として活躍していた。

 現在は海上自衛隊の横須賀教育隊体育課に所属。体育学校からは離れたが、レスリングからは離れられなかった。横須賀の武山駐屯地には高等工科学校があり、全自衛隊大会にも出場しているレスリング部がある。そこで週2回、高校生と一緒に汗を流し、土日には自宅のある埼玉県に帰り、娘が通う埼玉栄高校レスリング部の練習にも参加している。

 つまり週4回練習しているというから、よほどである。レスリング歴30年目を迎え、48歳となってもほぼ現役だ。「レスリングが好き…、いや、好きを超えて中毒ですね」と笑う。当然、取り組むのはフリースタイルが中心で、今回も、2017年1月の全日本マスターズ以来、1年2ヶ月ぶりに人生2回目のフリースタイルの試合を楽しんだ。

元気いっぱいのファイトを展開した元木さん

 「ライフスタイルですね。生活の中にレスリングが必ずある。錆びつかないように、環境があるかぎりやっていきたい」。

 4月からは教育分隊の分隊長として、春に入隊する新隊員に自衛隊のイロハを教える予定。今は新しい場所での新たな目標がある。「海上自衛官でレスリング班所属というのは今まで本当に少ないんです。だから横須賀教育隊にレスリング部を作り、その選手を体育学校に送りたい」と微笑む。

 現役時代に自衛隊のコーチだった菅芳松氏(1976年モントリオール・オリンピック4位=現日本協会事務局長)や江藤正基氏(1984年ロサンゼルス・オリンピック銀メダル=現JOCアカデミー・コーチ)に教わった「選手と直接胸を合わせて指導する」をモットーに、後進を育成したい。その新しい夢を叶える日に向け、レスリングを磨き続けている。







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