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2018.04.29

強化本部会が初会合…「選手が最大限のパフォーマンスを出せる環境をつくりたい」(西口茂樹本部長)

西口茂樹・強化本部長

 日本協会の強化本部会は4月27日、東京・味の素トレーニングセンターで3スタイルの強化委員を集め、西口茂樹・強化本部長になってから初めての会合を開催。今後の強化方針を話し合った。西口本部長は「各スタイルの現場の声を聞き、選手が最大限のパフォーマンスを出せるための最適な環境をつくりたい。現場と協会の間に立ち、ベストの体制をつくって2020年東京オリンピックへ向かいたい」と話した。

 会議で強調したのは、各スタイルが自分のスタイルの強化を「コア的(徹底的)にやってほしい」ということ。強化を一極化することで、選手の能力を高めることを望んだ。

 強化本部長の下に3スタイルの強化委員長の体制ができたのは、意外にも2016年リオデジャネイロ・オリンピックのあとのこと。昨年の世界選手権(フランス)で初めて3スタイルとも金メダルを取ることができたのは、「それぞれのスタイルの強化委員長と強化委員が責任をもって徹底した強化をし、それを強化本部長がしっかりまとめていたからだと思う」と、理想の強化体制だったと分析。「その流れを引き継ぎたい」と話した。

 女子がオリンピック種目になるまでは、女子の強化は全日本女子連盟が担当しており、日本協会の強化委員会は男子の強化のみを担当していた。女子のオリンピック種目入りが決まったあとも、2004年アテネ大会へ向けては協会が男子、全日本女子連盟が女子を担当する状況だった。

 2005年4月からは、強化委員会の中に3スタイルのヘッドコーチが誕生。初めて3スタイルに強化責任者が誕生したが、強化委員長は1人(富山英明)。2007年に強化委員会より権限のある強化本部会が設立されたが(高田裕司強化本部長)、強化委員長は1人のまま。2008年北京大会後の2009年4月に、初めて男子強化委員長(佐藤満)と女子強化委員長(栄和人)に分かれた。

 2012年ロンドン大会後の2013年4月から男子の強化委員長がフリースタイルとグレコローマンに分かれた(高田裕司、西口茂樹)。女子強化委員長(栄和人)とともに初めて3スタイルの強化委員長が誕生したが、この時は高田強化本部長が男子フリースタイル強化委員長を兼任していた。

 同年12月、高田強化本部長が日本オリンピック委員会(JOC)役員就任にともなって退任。男子フリースタイルに新たな強化委員長(和田貴広)が誕生したが、強化本部長不在の状況へ。栄和人・女子強化委員長が3スタイルをまとめる立場の強化委員長となった。2015年4月になって栄和人・女子強化委員長が強化本部長を兼任することになり、リオデジャネイロ・オリンピックへ臨んだ。

 同大会終了後の2016年9月、栄和人・強化本部長のもと、3スタイルに強化委員長が誕生した(井上謙二、松本慎吾、笹山秀雄)。昨年の世界選手権は、兼任することのない強化本部長と3人の強化委員長の体制で臨んだ初めての世界大会だった。







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