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2018.05.12

【東日本学生リーグ戦に挑む(1)】米澤圭主将を核に、4年生が勝って覇権奪回なるか…早大


(文=杉野利恵、撮影=長尾凜)

覇権奪回を目指す早大

 2013年から山梨学院大の優勝が続いている東日本学生リーグ戦。しかし、一昨年は早大が山梨学院大を破り、優勝まであと一歩と迫った(1勝1敗の3すくみの末、山梨学院大が優勝で、早大が3位)。早大は昨年、大田拓弥監督が「ラスト30秒の試合で競り負けてしまった」と悔やむように、拓大との一戦を落として6位に甘んじた。

 優勝候補の一角を占めながら、優勝に手が届かない状況が続いたが、今年の大会(5月16~18日、東京・駒沢体育館)へ向けて、選手個々の力は侮れない。

 昨年の全日本選抜選手権と全日本選手権でともに決勝へ進んだ65kg級の米澤圭主将をはじめ、ルーキーながら全日本大学選手権で2位に入った74kg級の梅林太朗、全日本学生選手権70kg級で2位に入賞している74kg級の伊藤駿と中量級での層の厚さは群を抜いている。階級変更で86kg級に階級を上げた山崎弥十朗の存在感も抜群だ。

 加えて、新人の65kg級・安楽龍馬(山梨・韮崎工高卒)と70kg級・米澤凌(秋田・秋田商高卒)をどのように起用していくのかが見どころだ。米澤主将は「(ともに)1年生なので思い切ってできると思う」と話し、太田監督も「2人ともすでに大学トップレベルの実力を持っている」と太鼓判を押す。

一昨年、壁となって立ちはだかった日体大を攻略できるか

 けがから復帰し調子を上げてきている57kg級の岩澤侃や61kg級の吉村拓海、JOCジュニアオリンピックカップで優勝を果たすなど成長著しい125kg級の松本直毅が控える。どのようにオーダーを組むのか、太田監督の采配にも注目したい。

スターターとしての活躍が期待される岩澤

 早大にとって最初の関門は、予選リーグで同ブロックに入った日体大と言えよう。一昨年の決勝リーグで唯一苦杯をなめた相手である。日体大と言えば昨年の全日本大学グレコローマン選手権で7階級を制し、その強さを知らしめたが、太田監督は「今年から湯元健一コーチ(2008年北京オリンピック銀メダル)が戻ってきて、(フリースタイルも)かなり気合が入っていると思う。簡単には勝たせてもらえない」と警戒心を強めている。

 チームの柱である山崎も「相手の戦略を上回る考え方をしていかないといけない」と注視する。日体大を乗り越えた先でも、「軽量級の57kg級と61kg級が勝ってリードできるかどうかが、かぎになると思います。ここ数ヶ月で実力がついてきているのが目に見えて取れるので楽しみでもあります」。中量級での強さが目立つからこそ、序盤で流れを作れるかが今大会に置いて1つのかぎとなりそうだ。

 もう1つのポイントが単純に「気持ち」。「全階級どっちに転ぶか分からない試合が続くと思う」。紙一重の戦いを4年生が制してこそチームとしての勝利のチャンスが巡ってくる。

「あとは、自分らのやるべきことをやるだけ」(米澤主将)

 早大は選手主体で練習が行われている。ゴールデンウィークは近郊の高校生も練習に参加し、早大学生が熱心に指導する一面も。練習後半には太田監督自らがマットに上がり、ローリング、アンクルホールドの攻防を中心に技術練習を行った。

米澤主将と梅林によるスパーリング

 練習中には米澤主将が中心となって声掛けが行われ、「みんなちゃんと意志を持って練習をやってくれているので主将としては楽です」と話し、雰囲気の良さがうかがえた。スパーリング中にも米澤主将の「ナイスタックル!」という声が何度も響き渡っていた。

 米澤主将体制となり、太田監督は「勝てなかった年と比べると優勝しようという意気込みが伝わってくる。過去に優勝した年と同じような雰囲気を感じています」とかなりの好感触を得ているようだ。

 「あとはもう自分らのやるべきことをやるだけ」と、チームの大黒柱である米澤主将。実は昨年までの3年間、リーグ戦で全勝している。キャプテンとして迎える集大成のラストイヤーを、チームと個人ともに“全勝”達成なるか。







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