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2018.05.16

アジア・カデット選手権(ウズベキスタン)出場の日本チームが帰国

(取材・撮影=矢吹建夫)

金メダル獲得の選手たち

 ウズベキスタン・タシュケントで行われたアジア・カデット選手権に出場した日本チームが5月15日、成田空港に帰国した。

 男子グレコローマンで15年ぶりの金メダルを取るなどし、3スタイルで9個の金メダルを獲得(男子グレコローマン2・男子フリースタイル1、女子6)。10月のユース・オリンピックの予選大会でもあり、5階級で出場枠を取り(男子グレコローマン2、男子フリースタイル1、女子2)、健闘が光った大会。

 西口茂樹総監督(日本協会強化本部長)は「今までの『女子だけ』というイメージではなく、『男子も女子も日本は強い』ということを証明できました。男子もカデット世代から世界で闘えるレベルになったと思います」と総括。

 自分の力を出せずに終わった選手がいるものの、「これをきっかけに強くなるチャンスをもらったんだ、と選手に話をさせてもらいました。こうした活躍が、2024年パリ・オリンピックや2028年ロサンゼルス・オリンピックにつながっていくと思います。選手が頑張ってくれた大会だと思います」と、熱戦をねぎらった。


 ■男子フリースタイル・藤波俊一監督(三重・いなべ総合学園高教=高体連専門部強化委員長)「今回はJOC杯 の結果での代表選考ではなく、(過去の実績による)選抜での代表選びでした。選考を任せられて、どのような成績を出せるかプレッシャーを感じたわけですけど、ふたを開けてみたら、男子で金3個、銅6個。責任を果たせたと思っています。フリースタイルでユース・オリンピックへの出場資格を1階級取りそこねましたけど、そこは今後の課題とします。出場資格を3つ取れて、ホッとしています」

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メダル獲得の選手たち

 ■男子グレコローマン・竹下敬監督(香川・高松北高教)「日本の選手はグレコローマンを専門に取り組んでる選手がいないのにかかわらず、金2個、銅2個の計4個のメダルを獲得しました。技術面では、外国選手の2オン1の攻撃になかなか対応できず、強化が必要であると感じました。体力面においては互角に闘えたと思います。もう少し違うアドバイスや指導を行っていれば、勝たせることができた、もっといい内容の試合ができた、と思える選手がいたことに、責任を感じております。

 去年の選手は現地の食事に馴染めず、朝からパンを少しだけという選手が目立ったと聞いていて心配していました。今年の選手たちは食欲旺盛で朝から山盛りの現地食をおいしそうに食べてる姿にびっくりし、たくましさを感じました。世界で勝つためには食事は非常に大切だと考えます。私にとっては初めての遠征での監督経験です。指導者として次の経験にいかしたいと思います」

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 ■女子・笹山秀雄監督(自衛隊)「初めてカデットの遠征に同行し、若手でもすごく力がある選手が多いという印象を持ちました。海外の選手より全然力があった。ずっと維持できるようにしていけば、いい方向に行くと思う。2020年東京オリンピックにはちょっと間に合わないと思うけど、2024年のオリンピックには出てくる選手もいると思います。この大会が終着じゃないので、ここから自分の目標を高く上げていき、最終的にはオリンピックでメダルを取れる選手になってほしいと思いました」







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