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2018.07.10

【世界選手権代表決定プレーオフ・特集】プロレス技の炸裂で明治杯のリベンジ達成!…男子フリースタイル97kg級・山口剛(ブシロード)


(文=布施鋼治、撮影=矢吹建夫)

プレーオフを制し、恒例の敬礼ポーズを決めて喜びをあらわにする山口剛(右)と永田裕志監督

 世界選手権代表決定プレーオフ・男子フリースタイル97㎏級は、全日本選手権を制している山口剛(ブシロード)が赤熊猶弥(自衛隊)を14-8で下し、3年ぶり通算3度目の世界選手権行きのキップを手にした。

 6月16日に行われた全日本選抜選手権の準決勝では、赤熊が山口を下している。ラスト1分というところで試合を逆転された山口は「自分の甘さが招いた結果」と唇を噛んだ。「気持ちの部分という一番大事なところが抜けていた。試合中に気持ちを切らしてしまったことを反省して、次につなげたい」

 有言実行。山口はわずか3週間という短いインターバルの間に、課題というべきところをしっかり埋めてきた。「前回は、後半になって相手の指をつかみにいったりするなど守ってしまう場面が多かった。今回は相手の脇に手を入れる差しの動作を多めにして、相手の上半身を浮かせて点数をとりにいくという動きをずっと練習してきました」

 それでも、第1ピリオドは闘志が空回り。2-6とリードを許した。しかし、山口が第2ピリオドになってから4点を奪うバック投げを決めると、試合の流れは大きく変わった。「(現役プロレスラーであるブシロードの)永田裕志監督の得意技のひとつ。それを見習ってかけました」

大技の炸裂で「レスリング人気が上がる!」(永田裕志監督)

 この時点ではまだ赤熊が7-6とリードしていたが、山口はバックを奪って8-7と逆転。その後もバックへ回り込み、ローリングで得点を重ね、粘る赤熊に雪辱を果たした。最後までシーソーゲームを演じながら勝利を手中にした山口に、セコンドに就いた永田監督も満足そうな笑みを浮かべた。

序盤はリードを許すも大技から一気に攻勢に出た山口(赤)

 「(途中まで)ポイントをとられてハラハラドキドキしたけど、観客の心を手のひらに乗せるような逆転勝利。レスリングの試合だったけど、プロレスのような試合を見せてくれた。僕の気持ちも山口の手のひらに乗せられましたよ。こういう試合をしてくれたら、レスリング人気はもっと上がりますよね」

 話題が世界選手権に及ぶと、永田監督は優勝しかないとハッパをかけた。「金メダルを目指したら、たとえ金を獲れなくてもそこそこの成績を残すことができる。山口にもでかいことを言ってほしい。そうしないと、世界に勝てない」

 永田監督に背中を押された山口は「わかりました。金メダルを獲りにいきます」と自らの胸を叩いた。ハンガリーでも永田監督直伝の敬礼ポーズを決められるか。







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