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2018.07.31

【全国少年少女選手権・特集】「島根県出身のスターになりたい!」、女子で6連覇達成の小野こなみ(加茂B&Gクラブ)

(文・撮影=増渕由気子)

6連覇を達成しガッツポーズの小野こなみ(島根・加茂B&Gレスリングクラブ)

 錦織圭に続くスターになれるか!? 第35回全国少年少女選手権大会の女子6年生+45kg級は、小野こなみ(島根・加茂B&Gクラブ)が決勝で坂井愛(岐阜・羽島市連盟)に第1ピリオドでフォール勝ちをおさめ、悲願の6連覇を達成。試合後には達成感たっぷりのガッツポーズを見せた。

 2年前まで実施されていた小学校1・2年生は男女混合となっている。その世代では男女のハンディが少ないため、その区分になっているのだが、歴代の優勝者は男子のほうが多い。その中で、小野は1年時に20kg級で優勝してから、今大会まで全試合で白星街道を走り抜けた。小野の強さが際立つ連覇だった。「全試合を第1ピリオドの無失点で試合を終えたことがうれしかった」と、試合内容にも納得した様子だった。

 6連覇達成がかかった試合前でさえ、「緊張はあまりしなかった」とさらりと言う。周囲からの期待の声は耳に届いていたが、「絶対に勝ちたいと思っていた」と、自分の目的を果たすためだけに集中できる強心臓が小野の強みなのかもしれない。

V6ポース

 その強いメンタルに加えて、練習では相手の研究に余念がなかった。小野は「対戦しそうな選手を研究して、その選手に合わせた闘い方をしました」と、小学生ながら持ち技や展開の多さで勝ち抜いた。

 +45kg級だと練習相手があまりいないため、週3回の小学生の練習に加えて、中学生の練習にも参加して腕を磨いてきたことも、圧勝した要因だろう。

 オリンピックなどレスリングのトップ選手の試合はよくテレビ観戦するという。「将来は、伊調馨選手のようにオリンピックで連覇したい」と大きい夢を持つ。島根県と言えば、近年プロテニス・プレイヤーの錦織圭選手の地元として知られており、レスリング界でも渡利璃穏(アイシンAW)が2014年アジア大会で優勝し、 2016年リオデジャネイロ・オリンピックにも出場した。

 そんな大先輩たちのように「島根の星になりたいですか?」と聞くと、小野は「はい、なりたいです」と力強く答えた。







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